死者の声は利用規約に同意した 電子書籍
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父が死んで四百十三日目の午前零時、彼の新曲が配信された。
歌っているのは、亡くなった音楽家・久世航。音程も、息遣いも、言葉を拍の後ろへ引く癖も本人そのものだった。しかし、そこで歌われていたのは、生前には存在しなかった言葉だった。
地方放送局で音声資料の保存に携わる娘・久世環は、レコード会社が示した契約書を調べ始める。
死後の利用まで含む契約第十二条。本人が操作したとされる同意画面。学習に使われた四百時間の歌唱素材。創作資料として整理された家族の記憶。そして、父が言葉にできなかった十一・四秒の沈黙。
故人の声を残すことと、故人に新しい言葉を語らせることは同じなのか。
契約上の権利があれば、家族の記憶まで作品へ作り変えてよいのか。
善意によって生み出された歌は、人を救う一方で、故人の不在と生者の記憶を書き換えていく。
静岡・清水を舞台に、AI歌唱合成、著作権、死後の同意、音声資料の保存をめぐる対立を描く社会派法務サスペンス。
商品内容
長編小説『死者の声は利用規約に同意した』本編著者
山崎哲央PDF:全134ページ、目次・しおり付き
EPUB:リフロー形式、階層目次付き
日本語フォント埋め込み済み
ZIP容量:約5.5MB本商品はデジタルダウンロード商品です。紙の書籍は発送されません。閲覧にはPDFを表示できる端末またはアプリが必要です。
本作はフィクションです。登場人物、企業、団体、音楽作品、契約および事件は架空のものです。
