🎭『アゴラ・リターンズ最終章 ~祖国の炎を絶やすな~』
- 山崎行政書士事務所
- 7月6日
- 読了時間: 2分

(舞台:荒れたアテナイのアゴラ。背後に「祖国を守る者よ、眠るなかれ」と刻まれた碑。空には弓矢の代わりにドローンが飛び交い、東の海から不穏な風が吹く)
第一幕:「核か、無力か」
ソクラテス(沈痛な面持ちで)「“核”を持つ国々は、誰からも侵されぬ。“持たぬ美徳”が称えられたのは過去だけ。――問おう。“撃たれぬために持つ剣”は、悪か?」
アリストテレス(真顔で)「国際法は“力”でできている。“平和”は“抑止”の上に乗っている。それを理解せぬ者が“唯一の被爆国”を盾に、“永遠の非核”を説くとは…それは“悲劇”を“信仰”に変えた危険な夢想だ。」
プラトン(静かに目を閉じ)「理念に酔って現実を失えば、国家は滅ぶ。“非核三原則”が理想であるならば、“非侵略三原則”を敵国に誓わせてから眠るがよかろう。」
ディオゲネス(怒鳴るように)「アメリカに“核の傘”を借り、『我々は清らかです』と胸を張る日本人どもよ、それは“泥棒に傘を借りて、濡れない努力をしてる”のと同じだ!」
第二幕:「集団的自衛という現実」
ソクラテス「“集団的自衛権”を否定する者は、“友の家が燃えてもバケツを持たぬ”と決めた臆病者である。共に守るという意志なき国に、真の同盟は結べぬ。」
アリストテレス(冷たく)「我々は“平和の祭壇”を守るあまり、“防衛の炎”を絶やした。そして今、敵はその暗がりに近づいている。」
ディオゲネス(煙草の煙を吐きながら)「“専守防衛”と言いながら米軍の飛行場を作り、“集団的自衛権は違憲”と言いながらシーレーンを護衛する――それを“中庸”と呼ぶのか? いや、“矛盾”だ。」
第三幕:「台湾の火、東の海」
プラトン(厳粛に)「台湾とは、遠き隣国ではない。それは“祖国の自由の境界線”である。台湾が陥ちれば、沖縄が沈み、祖国の誇りが消える。」
ソクラテス(静かに力を込めて)「敵は“戦端”ではなく、“覚悟”を見ている。日本よ、問う。“台湾有事”の最中に、“選挙と手続き”に明け暮れる気か?」
アリストテレス「“抑止”とは、“撃たずに勝つ知恵”である。そのためには、撃てる構えと意思が必要だ。平和のために戦える国だけが、真に平和を得る。」
ディオゲネス(壺に腰かけて)「俺は“軍靴の音がする”より、“祖国が消える足音”の方が怖いぞ。」
(遠くで緊急速報:台湾周辺に軍事的緊張、国内では「冷静な対応を」との声明)
ソクラテス(立ち上がり、天を仰ぎ)「祖国を守るとは、ただ“国土”を守ることではない。我々が信じる秩序、文化、そして子の未来を守ることである。この問いに、もう“先送り”は許されぬ。」
【幕】





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