top of page

まぐろ食わせてや~!

  • 山崎行政書士事務所
  • 2月19日
  • 読了時間: 3分

【登場人物】

  • おじ(60代・清水生まれ清水育ち)

  • おば(60代・清水生まれ清水育ち)




1. 清水港の魚市場にて

おじ:「おお、おばちゃん、どーしただ? そん顔して、まぐろ買いに来たんかい?」

おば:「そうだら? 今夜はまぐろの刺身が食べたくてよ。漁港直送は新鮮でうんみゃあら~。」

おじ:「まぐろ食いてぇなら、あそこの店で買うといいら? 今朝揚がったばっかりで脂ノリノリだっちゅーに。」

おば:「そーら、早速行ってみるかしん。けんど、最近ちょっと値が高くなってきてねぇけ? どんくらいすっかやぁ。」

2. 値段交渉(?)開始

おじ:「おばちゃん、そんくらい気にしちゃあかんら。うんみゃあ魚はそれなりの値段するら!ほれ、今晩は豪勢にやるっけぇ!」

おば:「いやいや、おじちゃん、あんたの財布じゃねえら。わしの財布がスカスカになっちゃ困るら~。」

おじ:「はっはっは! 大丈夫だらよ。まぐろ食わにゃ、清水っ子の名折れだし。腹ん中から清水の血が騒ぐでよ!」

おば:「そんなこと言うても、騒いだのはうちの腹の虫だら~。とにかく、安うて旨いの探さにゃしゃあね。」

3. まぐろをゲットしたものの…

(しばらくして、なんとか良さげなまぐろをGET!)

おば:「ようやっと買えたら。これで今夜はうんみゃあ刺身三昧ずら~。あんたも来るかしん?」

おじ:「おっ、誘ってくれるら? うれしいら~!じゃあ、ビール持って行ってやるに。どんだけ飲めばいいら?」

おば:「そりゃ、わしらの歳考えなして、ほどほどに頼むら?飲みすぎると翌日へばっちまうしん。」

おじ:「でも、まぐろとビールは無敵コンビじゃんね。おばちゃんとこの家でパーッとやろうや!」

4. まさかの大ハプニング

(夕方、おばちゃん宅へ。さあ、まぐろパーティーだ! と思いきや…)

おじ:「いよっしゃ~、おじゃましま~す。さっそく刺身切ってくれしん!」

おば:「ちょっくら待ってくれやぁ。 まな板出して、包丁研いで……って、あれ? 包丁が切れんら!」

おじ:「なんだよー。 じゃあ、わしがやっちゃるに! …って、あれ、まな板ガタガタしとるがし。」

おば:「わっ、ビールこぼれるじゃんね! もう、どーすんら!」

おじ:「まな板抑えようにも手が足らんら! …おばちゃん、そこの雑誌挟んで安定させりゃいいら?」

おば:「そんなことしてたら、まぐろがぺろっと落っこちてまうかもしれんらよ!」

5. 最後はなんだかんだで幸せ

(ドタバタの末、なんとかまぐろの刺身完成)

おじ:「いや~、なんだかんだあったけんど、やっぱ新鮮まぐろは最高だら~!」

おば:「そうだに。口ん中でトロけるら~。これでこそ清水の醍醐味だねぇ!」

おじ:「ささ、ビールで乾杯すっか? かんぱ~い!」

おば:「かんぱ~い! …ってあんた、もうグビグビ飲みすぎじゃないら? 明日の朝、起きれんらよ!」

おじ:「へーきへーき。しんしん(※ぐっすり)寝れば大丈夫だら! ほれ、もう一切れいくら?」

おば:「ふふっ、仕方ないやぁ。 もうちっとだけな。…いや~、まぐろもビールもうんみゃあら! 清水に生まれてよかったら。」

おじ:「おいらもそう思うら~! ずっと清水で過ごしてたいら~!」

おば:「ほんだら、明日は早起きしてまた市場行くかしん?」

おじ:「…ちょ、勘弁してくりょう。 今日はもう食いすぎて動けんわ…。」

おば:「あはははは、しょうがないら~! んじゃ、ゆっくりしていきんしょ。」

(ワイワイ笑い声が響く清水の夜。まぐろが繋ぐおじちゃん・おばちゃんのゆる~い幸せ時間。)

以上、清水港の方言を使った地元のおじちゃん&おばちゃんの爆笑(?)コントでした。「清水っ子にはまぐろが欠かせんら!」という雰囲気を少しでも楽しんでいただけたら幸いです。

 
 
 

コメント


bottom of page