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タイムスリップ夫の逆襲!?〜坂口あやめの悲喜こもごも14:未来からの“お泊まり保育”大混乱!?〜




1.幼稚園で初めての「お泊まり保育」…ドキドキの夜

 老舗出版社「米星社」の文芸編集者・坂口あやめ。 彼女はこれまで散々、未来からやって来る中年トレンチコート夫(未来Ver.)やスパンコールコート姑、筋肉配達員兼・時空警察のカリブなどに振り回されつつ、ようやく幼稚園に通う娘を育てている。 つい先日も運動会で未来祖父母が乱入し、大騒ぎになったばかりだが、**「この間のドタバタも何とか乗り切ったし、少しは静かに過ごせるはず…」**とほっと一息ついていた。

 ——そんなとき、幼稚園から出た新たなお知らせ。 「年少さん初めての『お泊まり保育』を行います! 夜は園に泊まって、みんなでカレー作りや花火大会などなど…」 あやめの娘もこのイベントを楽しみにしているらしく、「ママ、私ひとりで大丈夫だよ!」と意気込んでいる。 あやめと夫の裕作は、「そっか、娘がもうそんなに成長して…」とウルウルしながら準備を手伝うことに。 「どうか、今回は何事も起きませんように…」 と念じていたのだが…もちろん、祈りは空しく砕かれる。

2.カリブからの警告:「未来人がまた動いてるらしい」

 お泊まり保育当日の朝。あやめが家で娘のリュックを準備していると、インターホンが鳴り、ドアを開けるとそこには筋肉配達員・カリブの姿。 「ど、どうしたの? また怪しい荷物?」とあやめが構えると、カリブは真面目な顔で言う。 「いや、今回は荷物じゃなくて情報っす。……最近、未来から“子どもたちの夜間体験を観察したい”って言う研究グループが来てるって報告があるんです。もしかしたら、幼稚園の“お泊まり保育”を狙ってるかもって…」

 あやめは頭を抱える。「はあぁ……やめてほしい。やっと子どもたちだけでワクワク楽しめる大事なイベントなのに。未来研究とかいう名目でズカズカ来るのは本当に迷惑!」 カリブも苦い顔でうなずく。「一応、俺も園の周辺を警戒しますけど、相手がどこの誰なのか、まだ詳細が掴めてなくて……とにかくご注意を」 そう言ってカリブは去っていくが、あやめの不安は増すばかり。

3.お泊まり保育スタート! 楽しい夜…のはず

 とはいえ、娘は同級生と一緒にキラキラ笑顔で登園し、「ママ、パパ、行ってきまーす!」と元気に手を振る。 園では先生たちが「今日はカレーを作って、夜は花火、それから怖いお化け屋敷ごっこもやりますよ〜」と盛りだくさんのプログラムを用意。 あやめも「がんばってね」と声をかけ、夕方になって帰宅する。 「娘は大丈夫かな…心配だけど、きっと楽しくやってるよね」 夫・裕作は「せっかく子どもがいない夜だし、あやめも少し休めば? ごはん作るよ」と優しく微笑む。 「そうだね、たまには夫婦ふたりの時間も大事だし…」とあやめが気持ちを切り替えようとした、その時!

4.窓の外から「ドドドドド…」と怪音! 不審なゲスト再来

 家の窓に何やらサーチライトのような光が当たり、「ドドド…」という低い振動が響く。 「な、なに!? ヘリコプター…? まさかまた未来ドローンか!?」とあやめはヒヤッとする。 恐る恐るカーテンを開けると、そこには小型のホバーボード(未来の空中浮遊スケボー?)に乗った謎の男女が漂っているではないか。しかも全員、白衣っぽい服を着ている。 「あああああ! なんなのよ!」 あやめが思わず絶叫するなり、ホバーボード集団のリーダーらしき女性が窓ガラスをコンコンとノックし、口をパクパクさせてこう言っている。

「私たち、未来の“子ども夜間行動調査チーム”です! 坂口あやめさんですよね? ちょっとお話を…」

 「絶対イヤだあああああ!!」 あやめは全力でカーテンを閉めるが、相手はガラス越しに何やらジェスチャーで「頼むから話を聞いて!」とアピール。 夫・裕作は「これ、放置したら窓割られたりしない?」とおののき、仕方なく窓を少し開けることに。

5.未来の調査団、その名は“ナイトキッズ・リサーチ”!

 窓から滑り込んできたのは、リーダー格の女性・朝霞(あさか)と名乗る人物。他にも数人がホバーボードで待機しているようだ。 朝霞いわく、**「私たちは未来の幼児教育研究所に所属し、夜間保育の実態を過去で調査するために来た」**とのこと。 「で、どうして我が家に!?」とあやめがキレ気味に問うと、朝霞は「坂口さんたち一家は‘伝説のタイムスリップ家族’として知られており、過去の幼稚園イベントを最も詳しく記録している……って噂で…」と早口で言い訳。 「ふざけないで! データ集めなんてこっちは御免よ。とにかく帰って!」 とあやめが叫ぶが、朝霞は食い下がる。

「お泊まり保育ってどういう仕組みなんですか? 大人は不在で子どもだけ泊まる? 夜泣きはどう対処? 怖がる子はいないんですか!? …それを間近で観察させてほしいんです!」

 あやめが呆れ果て、「そんなの園の先生に直接聞きなさいよ…」と言うと、朝霞は**「園の許可は絶対もらえない」**と口をとがらせる。 「だから、あなた経由でこっそり潜入させてほしいんです! どうかお願いします!」

6.園への潜入を狙う調査団、あやめは断固拒否

 もちろん、あやめは即答で**「嫌です!」**。 「子どもたちの特別な夜に、未来人が割り込んで観察なんて、絶対にまともじゃない。いいから帰ってください!」 朝霞は「そんなぁ……」と悲壮感を漂わせながらも、「私たちは悪意で来てるわけじゃないんです! 未来の子どもたちに夜間保育なんてもう存在しないから、過去に学ぶしかないんですよ!」と必死。 しかし、あやめは首を横に振るばかり。「あなたたちの都合で、うちの子や園の子を観察対象にするなんて許されないわ。帰って!」 ガラス越しでスタンバイしていた他の調査員も、落胆の表情。結局、ホバーボード集団は「わかりました…ごめんなさい…」とシュンとして退散していく。 ——はずだった。

7.園では突如、光る“モニターカメラ”が大量発生!?

 夜10時ごろ。幼稚園の大広間では、子どもたちが布団を並べてわいわいおしゃべりしている。 園の先生は「そろそろ消灯ですよ〜。みんな、あした朝早いからね」と柔らかく声をかける。 すると天井の隅にピカッと光る小さな球体のようなものが浮いているのに、先生が気づく。 「え? なにあれ、虫? いや、ドローンの小さいやつ?」 よく見ると、数センチサイズの球体カメラが空中にプカプカ漂い、レンズらしきものがキョロキョロ左右に動いている! しかも複数台ある!

 子どもたちも「うわ、なにこれ!? UFO?」と大騒ぎに。 先生は慌てて捕まえようとするが、球体カメラはヒュッと逃げて別の窓際へ。あちこちに大パニックが広がる。 そして園長先生が「これは不審物! 警察を呼ばなきゃ!」と大声を上げ、園は騒然……。

8.カリブの電話「やっぱり未来調査団が暴走中!」

 同じ頃。夜の自宅でくつろぎかけていたあやめに、カリブからの着信が入る。 「もしもし坂口さん! さっき幼稚園から通報があって、謎の小型カメラドローンが飛び回ってるって! これ、多分“ナイトキッズ・リサーチ”とかいう連中の仕業だと思います!」 あやめは心底あきれながら、「やっぱり……断ったのに勝手にやってるの!? 娘の大事なお泊まり保育を邪魔するなんて許せない!」と声を震わせる。 カリブは「とりあえず園に急行します! 坂口さんはどうします?」と問うが、あやめは即答する。「私も行く。娘たちが怖がってるなら、黙っていられない!」

9.深夜の幼稚園、保護者&先生&時空警察で総力追跡!

 タクシーを飛ばして幼稚園に到着すると、すでにパトカーとカリブ(筋肉)&園長先生が現場を仕切り、先生たちが懐中電灯を持って園内を捜索している最中だった。 園児たちは先生に付き添われ、園の一室に集められて「大丈夫だよ、もう寝ようね」とあやされている。あやめも娘を抱きしめて「ママ来たから安心してね」と頭をなでる。 一方、球体カメラはまだ数台が逃げ回っており、時空警察カリブが「捕獲ネット」を使って一つずつ落としはじめる。中には「ビーッ」と甲高い警告音を出すカメラもあれば、突如煙幕を噴くものまであり、園内はまさに修羅場。

 そこへホバーボードに乗った朝霞たちがこっそり侵入してきたのをあやめが目撃。 「こらーっ! 何やってるの!」 朝霞はギクリとしつつ、「ご、ごめんなさい、やむを得ず…どうしても子どもたちの夜間行動をリアルに観察したくて…」と苦しい言い訳。 「あんた、やっていいことと悪いことの区別がつかないの!? こんな子どもたちを怖がらせる形で研究なんて最低よ!」

10.衝撃の事実「未来では夜間施設が廃止に…」

 怒り心頭のあやめに対し、朝霞はうつむいて声を震わせる。 「未来では…夜、子どもだけで過ごすなんて考えられないんです。人口減少の影響で、保育施設は昼間しか運営してなくて、子どもは常に家にこもりがち…。夜のイベントなんて、みんな怖がってやらないし… でも、あなた方の時代には、こんなに子どもたちが笑いながら夜を過ごす行事があるって聞いて、どうしても見たかったんです。私の娘は、夜ひとりじゃ眠れなくて……でもこういう体験をすれば、変わるんじゃないかって…」

 朝霞の瞳は涙ぐんでいる。確かに研究目的だけじゃなく、自分の娘への思いもあって無茶したのだろう。 あやめは溜息をつきながらも、「だからって、こんなやり方はダメ!子どもに優しくないでしょ? それに、その研究成果を未来に持ち帰って本当に夜間保育が復活するかどうか、わかんないんだよ?」と諭す。 朝霞は唇を噛んで、「…うん…ごめんなさい…」と肩を落とす。

11.カメラ回収完了! 子どもたちには再び笑顔が

 やがてカリブと先生たちの奮闘で、すべての球体カメラドローンは回収された。 幸い、園児にケガはなく、ただ少しビックリして泣き出す子もいたが、先生がなだめて一緒に布団で寝かしつけると、意外とすぐ眠ってしまったらしい。 「子どもって強いのね…こんな大騒ぎでも寝られちゃうのか…」と園長先生は苦笑い。あやめもほっと胸をなで下ろす。

 朝霞たち調査団は、カリブに連行されるかたちで時空警察への出頭が決まる。 あやめが「これ以上うちの子たちを巻き込まないでね。あなたも娘がいるならわかるでしょ?」と静かに言うと、朝霞は深く頭を下げて「すみませんでした…」と涙目。 なんとも後味の悪い結末だが、少なくとも大きな被害はなく済んだ。

12.翌朝、子どもたちの元気な笑い声に救われる

 お泊まり保育の翌朝、幼稚園まで迎えに行ったあやめが見たのは、大広間で大はしゃぎする子どもたちの姿。 先生の話では、「昨夜の騒動なんて、朝起きたらほとんど覚えてない子も多くて。『あれ? なんだったの〜? UFO?』と笑ってる子も…」と苦笑い。 娘は「夜ね、ちょっと怖かったけど、先生が一緒にいてくれたから平気だった! それより朝のカレーがおいしかった!」とニコニコしている。 あやめは、あれだけ大騒ぎしても、子どもたちは前向きに楽しんでいることに胸がじんわり熱くなった。

エピローグ:小さな冒険、そして未来へのヒント

 家に帰るタクシーの中、娘はウトウトし始めながら「夜みんなでお泊まりするの、またしたいな〜」とつぶやく。 あやめは優しく微笑み、「そうだね。今度は騒ぎがなくて、楽しい夜を過ごせるといいね。だけど、ちょっぴりハラハラすることも“思い出”になるんだから不思議だわ…」と答える。 未来から来た朝霞たちの暴走は許せないが、根底にあった思いは「子どもに夜の冒険を体験させたい」という愛情だったのかもしれない。もし未来の世界で夜間保育がまた復活するなら、子どもたちにとってはプラスだろう。 それが実現するかどうかは、まだわからない。でも、あやめは少しだけ信じたい気持ちになっていた。

 「いま私たちは、この子に少しでも多くの‘ワクワク’を与えたい。未来なんかどうであれ、子どもの笑顔を支えられるのは、やっぱり“今の親や先生”だものね…」

 そう、つぶやきながら、あやめは娘の寝顔を見つめる。 それにしても——毎度ながら、どこに行っても何かしら未来人が絡んでくるこの宿命。次は芋掘り遠足おゆうぎ会あたりでまた現れたりして……。 でももう慣れた。大丈夫。母として、家族として、どんなトラブルも笑い飛ばして乗り越えてみせる。 そう決意しつつ、あやめは娘の手をぎゅっと握り、淡い秋の日差しの中をタクシーで帰路につくのだった。

 
 
 

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