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タイムスリップ夫の逆襲!?〜坂口あやめの悲喜こもごも19:未来の餅つき機が餅モンスターを生む!?〜




1.年末年始の一大イベントは「お餅つき大会」!

 老舗出版社「米星社」の文芸編集者・坂口あやめ。 未来からやってくる中年トレンチコート夫やスパンコール姑、筋肉配達員兼・時空警察カリブなど、何度も時空騒動に巻き込まれつつ、最近は幼稚園に通う娘の行事を見守りながら、なんとか平穏(?)な日々を送っていた。 クリスマスのドタバタもようやく落ち着き、気がつけばもう年の瀬。今度は幼稚園で**「お餅つき大会」**が行われることに。

 「子どもたちが杵(きね)と臼(うす)で本格的にお餅をつくんですよ〜! 親御さんにも手伝っていただいて、みんなでお餅パーティーしましょう!」 担任の先生が意気込んで発表すると、年少クラスのあやめの娘も「えーすごい! わたし、ぺったんこってやりたい!」と大はしゃぎ。 あやめは(芋掘りやクリスマスに続き、また大きな行事…でも今度こそ何も起きないといいけど)と不安を抱えつつ、もち米の予約やエプロンの準備に取りかかるのであった。

2.やっぱり来た! カリブからの不吉な知らせ

 …と思った矢先、いつものごとく筋肉配達員・カリブから連絡が。 「どーも、あやめさん。例の“未来餅研究所”ってところが過去に来てるらしいんすよ。どうやら昔ながらの餅つきを調査するため…とか言って。何でも“超効率的な餅ロボ”を売り込もうとしてるとか……」 あやめはズキッと嫌な予感。「やっぱり…。 いまちょうどうちの園がお餅つき大会するタイミングなのよ。絶対そっち狙いでしょ、これ!」 カリブは苦い声で「ま、合法ラインぎりぎりでやってくる連中かもしれないんで、注意してくださいね。オレも張り込めるときは張り込みますが、正月近いんで時空警察もバタバタしてまして……」とぼやく。

 あやめは「正月ぐらい安息をちょうだいよ…!」とため息をつく。

3.園には「最新ハイテク餅つき機いかがです?」のチラシが…

 カリブの警告から数日後、案の定、幼稚園には怪しげな業者がチラシを送りつけてきた。 「未来式モチツキ・オートマスターEX:  1時間で1000個の餅を量産可能!  ロボアームが高速でぺったんぺったん、しかも餅をこねながら同時に味付けもできる!」

 先生たちは「え、いらない…手作りがいいんですよ…」と苦笑。ママ友たちの中には「それスゴくない? すぐ大量に餅ができるなら便利かも…」と興味を示す人も。 あやめは「こんなの、何かまた重大トラブルを呼ぶ気しかしない…」と頭痛を感じながら、やきもきする。

4.当日、園に本物の臼と杵が登場! 子どもたち大喜び

 いよいよ迎えたお餅つき大会。 園庭には、昔ながらの臼と杵がしっかり用意され、年少クラスの子どもたちははちまき姿で「ぺったんこ! ぺったんこ!」と元気よく掛け声。先生が火で蒸したもち米を臼に入れ、みんなで交代しながらつき始める。 あやめの娘も「よいしょ、よいしょ!」と杵を振り下ろし、周りの子が「がんばれー!」と応援。ママたちは「かわいい〜!」とカメラを構える。 「ああ、この光景こそ私が見たかった餅つき大会!」 あやめはほっこり、心が和む瞬間だった……が、それも長くは続かなかった。

5.突如乱入! 「オートマスターEX」なる怪物機械が園庭に…

 ぺったんこの掛け声が響く中、園門から**ゴゴゴ…と重低音。見ると、大きな箱型ロボットがガタガタ走行して入ってくる! 頭には何やら蒸気のようなものが噴き出す装置があり、前面にはパネルがぎっしり。 「ちょ、ちょっと、勝手に入って来ないで!」と先生が制止するも、ロボットは自動音声で「オートマスターEX…起動シマス」**と低い機械音を発し、園庭の真ん中にドカリと鎮座。 その後ろから現れたのは白衣を着た中年男性と女性。「こんにちは〜! 私たち“未来餅研究所”の者です。子どもたちが大変そうなので、最新餅つき機をデモンストレーションしてあげましょう!」

 あやめは(やっぱり…来たか…!)と顔をしかめ、「園は生の餅つきを体験する行事なんですよ、こんな機械いりません!」と即座に拒否する。 ところが研究員たちは「いやいや、子どもが危ないじゃないですか。杵で手を叩いちゃうかもしれないし、熱い蒸し米も危険! オートマスターEXならノーリスクです!」と主張して譲らない。

6.子どもたちは好奇心で騒ぐ「その機械、見てみたい〜!」

 無論、先生たちや親たちの大半は「臼と杵でやるから意味があるのに…」と反対。 だが、子どもたちの中には「えー、あのロボかっこいい!」「ボタン押すだけで餅が出るの?」と興味津々で集まってくる子もいる。 研究員はすかさず「そうそう、ボタンひとつで色んな味の餅を作れますよ! きなこ、あんこ、大福仕様もOK〜」とアピールし、子どもたちが「やりたい! やりたい!」と盛り上がりかける。 あやめは(ああもう…子どもたちはこういう機械に弱いんだよなあ!)と頭を抱える。

7.園長の一言「じゃあ…少しだけデモを見せてもらいましょうか」

 最初は断固拒否していた園長だが、子どもたちがあまりにロボに興味を示すのと、「実際にどれだけ効率がいいのか見てみるのも勉強かも」と考えたのか、「じゃあ5分だけデモを」と折れてしまう。 研究員たちは「よし来た!」とばかりにパネルを操作。「オートマスターEX、起動!」 するとロボ本体から「モチゴメ セット カクニン…」の音声。上部のタンクに瞬時にもち米が投入され、内部でグオングオンと音が鳴る。 数秒後、ぺったん! ぺったん! とロボアームが自動的に餅をつき、なんと画面のカウントダウンが0になるとニュルンと正面の出口から丸い餅が次々と排出され始めた!

 「うわあ、ほんとに速い!」 「すごい! 手を汚さなくても餅ができた!」 その場のママ友や子どもたちから驚きの声が上がる。

8.何かおかしい…暴走モードで「餅モンスター」化!?

 しかし、次の瞬間、ロボの側面パネルが赤く点滅しはじめ、**「HOT! HOT! 温度上昇中…!」という警告音が鳴り響く。 研究員が「えっ、なんでこんなに加熱されてるの!?」と慌ててボタンを押すが、ロボは制御不能に入り、「モチムス…モチムス…」と呟くような不気味な音声を出し始めた。 すると餅出口からは、今度はドロドロに溶けたような半生の餅が噴き出し、ニョロニョロとロボの外側に絡みついていくではないか! 「きゃあああ! な、なにこれ!?」 あやめの娘や他の子どもたちは一斉に悲鳴を上げ、「も…餅の怪物だあ!」と大混乱。 その餅はロボの可動部を固めつつも膨張を続け、まるで“餅モンスター”**のようにロボ全体を包み込んでしまった!

9.「早く餅を止めろ!」あやめとカリブが立ち向かう

 ちょうどこのタイミングでカリブ(筋肉警察)が園庭に到着。 「なんだこりゃあ!!? 餅の塊がうごめいてるじゃないっすか!」 園児たちは先生の指示で園舎に避難。あやめは娘を抱いて安全な場所へ移した後、「もう放っておけない!」とカリブと一緒にロボへ突撃する。 研究員は「内部温度が異常で、機械が壊れて餅が止まらないんです!」と絶叫。 あやめは覚悟を決め、「仕方ない、外部からもち米を遮断するしかないわ!」とタンク部分のバルブに取り付いて、ギュッと捻ろうとする。カリブはロボ本体が倒れないよう腕で支える。

 しかし餅は引き続き湧き出てきて、あやめの腕にもべったりくっついてくる。「うわ、熱い! ベタベタする!」 「くそ〜、餅が俺の筋肉に絡まる!」とカリブも苦戦。 その瞬間、娘が後ろから「ママ、がんばれー!」と声援を送る。**「負けるもんか!」とあやめは力を込めてバルブを全閉し、気合で餅の粘りを振りほどく。 するとようやく機械が「SHUT DOWN…」**と停止音声を発し、餅の供給が止まった。白い湯気が立ちのぼる中、ロボはうなだれるようにダウン。

10.子どもたちによる“手作り餅”が最強だった

 息を切らせながらあやめとカリブが餅まみれで立ちすくむと、周囲から拍手と歓声が。「よかった〜!」「あやめさんたち、すごい!」 研究員も「すみません…こんな暴走は初めてで…。やっぱり無理に高速化すると温度管理が追いつかないのかも…」と深く頭を下げる。 園長先生は呆れながら、「子どもたちの餅つき大会を邪魔するつもりはなかったのかもしれないけど、結果的に大惨事でしたね…」とため息。 一方、子どもたちが「私たちが臼と杵でついたお餅のほうがおいしいよね!」とくちぐちに言いながら、先ほどつきあがった出来立ての餅を誇らしげに見せているのが微笑ましい。 研究員たちはその光景を見て、「…結局、効率じゃなくて、みんなで力を合わせて作るほうがいいんだな」と苦笑い。

エピローグ:正月は自分たちの手で、つきたてを味わおう!

 こうして、「未来餅研究所」のオートマスターEX大暴走事件は、なんとか被害最小限で収まった。 園児たちは改めて、つきたてのお餅を丸めたりきなこをまぶしたりして大喜び。あやめや他のママたちもホッと胸をなでおろし、「やっぱりみんなで『よいしょ、よいしょ』ってつくのが一番いいよね!」と意気投合する。 年末恒例のもちつき大会は、結果として手作り&アナログ最強という事実を再確認させられる機会となったのだ。 カリブは餅まみれの腕を洗いながら、「はあ〜、年末は毎年こんな騒ぎっすかね…。年越しそばのときは勘弁してくださいよ」とぼやく。あやめも苦笑しながら「まったく…もうこりごりだよ」と返す。

 しかし、正月を過ぎればまた何か新たな未来人が登場する可能性は否めない。何しろ、**“坂口あやめ一家”**は時空のアイコンとして有名らしいから。 それでも、娘の笑顔と、一緒に奮闘する家族&園の仲間たちがいれば、どんな騒ぎも乗り越えられるはず。 「よし、正月は自分たちの手でこねたお餅を食べながら、静かに過ごそう…たぶんね!」 あやめはそう心に誓い、ほんのり甘いお餅の香りに包まれながら、年末の忙しさを乗り切るのだった。

(了)

 
 
 

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