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タイムスリップ夫の逆襲!?〜坂口あやめの悲喜こもごも21:節分で未来の“鬼”が襲来!? 鬼は外が止まらない!〜




1.お正月の余韻が覚めたら、次は節分!

 老舗出版社「米星社」の文芸編集者・坂口あやめ。 正月早々、地元神社の初詣に未来神社プロジェクトが乱入してきた騒動もなんとか収まった。これでしばらくは平穏——と思いきや、次なる行事・節分が近づいていた。

 あやめの幼稚園に通う娘も、「今度は“鬼は外!”って豆まくんだよね?」とわくわく。「園でお面を作るんだって!」と喜んでいる。 あやめは内心(また何か起きそうな気がするけど…)と一抹の不安を抱えつつ、「豆をたくさん用意しないとな〜」とスーパーの特設コーナーで小袋をいくつも買い込んでいた。

2.カリブから警戒の知らせ「未来鬼研究会…なんすかそれ」

 そんなある夜、恒例のごとく筋肉警察・カリブから電話が入る。 「ども、あやめさん。節分が近いんで、また変な動きがありそうっす。“未来鬼研究会”とかいう団体が“鬼は本来どんな姿だったのか”を調査するため、過去に来てるって情報が…。 なんでも『節分でまく豆が正しいかどうか検証したい』とか言ってるらしくて…正直、嫌な予感がしますね」

 あやめは頭を抱える。「鬼研究…? また面倒な未来人が出張ってきそうね。 園でも節分行事で豆まきをするのに、子どもたちが怖がるようなことにならないといいけど…」 カリブは「とにかく注意っす。自分も極力パトロールしますから」と頼もしい言葉を残す。

3.幼稚園では鬼のお面づくりが盛り上がる

 翌日、娘の通う幼稚園では、折り紙や画用紙で作った鬼のお面がずらりと並び、子どもたちが「こわ〜い顔!」「私はかわいい鬼!」などと大はしゃぎ。 先生が「節分の日は園でも豆まきをして、悪いものを追い払おうね!」と声をかけると、みんな「おー!」と盛り上がっている。 あやめも見学しながら微笑ましく思っていたが、ふと窓の外を見ると……妙な赤い影がサッと横切ったような? 「なに、今の…? まさかもう鬼出てきたとか…いや気のせいかな…」 不安を打ち消しきれないまま、節分本番が近づいていった。

4.節分当日、園で「鬼は外!」の声が響くが…

 ついに節分当日。園庭では年少〜年長の子どもたちが一斉に豆を持ち、「鬼は〜外! 福は〜内!」と元気に掛け声。先生が鬼のお面をかぶって追いかけられ、子どもたちは豆を投げつけて大はしゃぎ。 あやめの娘も、手作りのお面をかぶって友だち同士で豆をまき合い、園は笑い声でいっぱいだ。 「いいな〜、こういうシンプルな行事が一番…!」 とあやめが安堵した瞬間、また例によって**ドゴゴゴ…**という重低音が聞こえてきた。

 園の門から見えるのは、ド派手な“鬼型ロボット”(!?)に乗った数名の白衣姿。その頭にはまさかの角の飾りが……。 「あああ…やっぱり来たよ、未来鬼研究会…!」 とあやめは頭を抱える。

5.未来鬼研究会、鬼ロボットで登場「こちらが真の鬼です!」

 ロボットがズシズシ進んできて、園庭でドンと止まると、白衣集団がマイクを片手に宣言する。 「こんにちは、われわれは“未来鬼研究会”! 実は鬼とは、古来からこういう姿ではなかったかという説がありまして…。この‘鬼ロボ’は遺伝子情報や伝承を組み合わせて復元した‘真の鬼’モデルなのです!」 周囲の子どもたちは口をあんぐり。「こ、こんなの鬼じゃないよ!? ただのロボットじゃん…」と困惑しているが、研究会は意に介さず、**「さあ、正しい豆まきをしましょう!」**などと張り切っている。

 先生はあやめと顔を見合わせ、「また厄介な連中が…どう対応すれば…」と絶句。子どもたちの楽しそうな時間が一瞬でピリつく。

6.「未来式豆」はオーガニックビーム!? 余計な演出で大混乱

 さらに厄介なのが、研究会が持参してきた**“未来式豆”という謎の物体。 「鬼退治には特別な‘豆状ビーム’が効果的。ほら、これを撃ち込むと、鬼ロボが反応して演出が盛り上がるんです!」と彼らは力説。 実際にデモをやってみせると、小型のガンからビーッと光線が発射され、ロボ鬼のあちこちがブワッと光り、“がおおお…!”**とスピーカーから咆哮が鳴り響く。 子どもたちは最初「うわぁ、すごい!」と興味を示すが、音が大きすぎて怯え出す子も出てくる。 あやめの娘は「やだ、怖いよぉ…普通の豆でいいのに!」と後ずさり。

 研究員たちは「これが本当の鬼退治ですよ!」と誇らしげだが、先生やあやめからすれば「こんなのただの騒音でしょ…」と呆れるばかり。

7.鬼ロボ、まさかの誤作動「鬼は外~!」止まらず暴走へ

 しかもトラブルは続く。鬼ロボが想定以上に反応し、**「オニハソトー、オニハソトー」**と機械音声を連呼しながら暴れ出すのだ。 どうやらプログラムがループに陥り、節分モードがエンドレスで繰り返されてるらしい。手足をバタバタさせ、ビーッビーッと警戒音が響く。 子どもたちは大泣きし始め、「こわいよー!」「やめてー!」と逃げ惑う。先生たちも園内の安全を確保するのに必死。あやめは「やっぱりこうなるのか…!」と歯ぎしり。

 そこで筋肉警察カリブが再びヒーロー的に登場。「ちょっと待ったあ! こういう機械トラブルはもう慣れっこっすよ!」と勢いよくロボへ近づくが、鬼ロボの腕がバシッと振り回され、カリブは**「ぐあっ…!」**と吹っ飛ばされかける。 あやめは子どもたちを誘導しつつ、(こいつは今までの中でもかなり手強い…!)と焦りを感じる。

8.娘の一言「鬼さん、帰ってください!」が奇跡を起こす?

 やかましいロボの咆哮に園庭が大混乱。子どもたちは教室へ緊急避難し始めるが、あやめの娘は意外にも踏みとどまり、「やだ、私たちの豆まきやりたいのに、なんでこんなのが邪魔するの!?」とプンプン。 あやめが「危ないから来て!」と呼ぶのも聞かず、娘は鬼ロボの正面に立ち、全力で叫ぶ。 「鬼は外ーっ! もうあなたは帰って! ここはわたしたちの節分なんだから!」

 その瞬間、ロボのセンサーが娘の声に反応し、**「…カエル?…モウ、カエル…」と呟くように音声が揺らぐ。 さらに娘が手持ちの普通の大豆を投げつけると、バラバラとロボの金属部に当たってカラカラ音が響く。 ロボはジジジ…と火花を散らし、最後に「オニハ…ソトォ…」**とつぶやき、ガシャンと崩れるように停止した。 「え、止まった!?」とみんな唖然。研究員たちは「なぜ…? まさか子どもの叫びと豆でプログラムがダウンしたのか?」と目を丸くする。

9.研究会メンバー、真の“鬼は外”を痛感

 こうして鬼ロボは無力化。研究会メンバーは肩を落とし、「なんてことだ…現代の子どもたちの豆まきの気迫が、我々の想定を超えたとは…」と呟く。 あやめは大きくため息をつきながら、「節分ってね、子どもたちが怖い鬼や悪いものを追い払うために元気よく豆をまく行事なの。それをあなたたちは勝手にハイテク化して台無しにしてるのよ!」と説教モード。 カリブも怪我をしながら起き上がり、「うう…でもまあ、デカいロボで暴れるより、子どもたちが普通に豆をまくほうが平和っすね…」と苦笑い。 研究員たちは神妙な顔で「そうですね…やっぱり節分は子どもたちにとって大事な伝統行事なんだと痛感しました。僕らも未来に帰ってやり方を考え直します…」と頭を下げる。

エピローグ:やっぱり「シンプル豆まき」がいちばん!

 こうして、未来鬼研究会の鬼ロボ事件も収束し、園の節分行事はなんとか続行できることに。 子どもたちは一度怯えたものの、再び豆を手に「鬼は外!」と元気に掛け声を上げて、お面をかぶった先生を笑いながら追いかける。 あやめの娘は「ふふん、あのロボより私たちの豆のほうが強かったでしょ!」と得意げ。あやめは胸をなでおろし、「ほんとにね。自分たちで声を出して豆をまくからこそ、鬼を追い払うパワーになるんだろうね」と微笑む。 カリブは腕をさすりながら「はぁ、毎度ながら無茶苦茶な連中が多いっすね。でも子どもたちの笑顔を見れたら救われますよ」と苦笑い。

 こうして、またしても未来人との大騒ぎを乗り越えた坂口あやめ一家。 最終的には**「シンプルな豆まきこそ最強!」**ということを再認識し、年明けの行事を無事終えるのだった。 もっとも、毎シーズンなにかしらハイテク勢が出現する気配は絶えず、次の行事あたりでも油断ならない——でもまあ、娘の元気な笑顔があれば、どんな鬼ロボが来たって負ける気はしないのかもしれない。

(了)

 
 
 

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