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巴川ミステリー!? おばけポストの秘密


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〔1. 不思議なポストが噂に〕

静岡市の巴川沿いにある小さな公園。そこに最近「かわいいデザインの郵便ポスト」が設置され、地元ではちょっとした話題(わだい)になっていた。しかし、そのポストが夜になると、誰もいないのにフタがひとりでに開(ひら)いたり、妙(みょう)な声が聞こえたりするという噂(うわさ)が広まり、“おばけポスト”と呼ばれ始めたのだ。

〔2. まるみ、自由研究のネタを発見(はっけん)〕

小学3年生のまるみは、クラスの「夏休み自由研究(じゆうけんきゅう)」に悩(なや)んでいたけれど、この“おばけポスト”の噂(うわさ)を聞いてピンときた。

まるみ「よーし、私、あれを調べる! おばけの正体(しょうたい)を解明(かいめい)して、クラスのみんなをビックリさせちゃお!」

友達のまみこ(怖いもの知らずタイプ)、ゆうと(超こわがりタイプ)など2、3人を巻(ま)きこんで、**「おばけポスト探検隊(たんけんたい)」**を結成(けっせい)する。大人たちは「夜にそんなことするのは危ないよ」と言うが、まるみはワクワクが止(と)ま)らない。

〔3. 夜の公園へ、こっそり探検開始〕

夜になると、ほとんど人がいなくなる巴川沿い。まるみたちは親に内緒(ないしょ)でこっそり集まり、懐中電灯(かいちゅうでんとう)を手に公園をめざす。ところが歩(ある)き出(だ)して数分(すうふん)、近所に住む頑固(がんこ)おじさんが“うるさいガキども”を見つけ、「なんだこんな夜に! 早(はや)く帰れ!」と叱(しか)りに来る。子どもたちは「やばい見つかった!」と逃(に)げ、なんとかおじさんの視界(しかい)から隠(かく)れることに成功(せいこう)。

〔4. 川沿いに怪しい人影、実は市役所職員〕

公園につくと、確かに可愛いイラストが描かれた不思議(ふしぎ)なポストがポツンと建(た)っている。周りは暗(くら)く、少し風が吹(ふ)くたびにポストのフタがカタカタと鳴(な)る。そこへスーツ姿(すがた)の男がしのび足(あし)で近づいてきて、ポストをパカパカと開け閉め(あけしめ)し始(はじ)める。子どもたちは「きゃー! おばけ!?」とビビるが、実はこの男、市役所の職員だった。

職員「くそっ…やっぱりこのバネが不具合(ふぐあい)を起こしてるんだ。設置(せっち)場所を間違(まちが)えたせいで風が吹(ふ)くとフタが勝手に開(あ)くんだよ…。早く直(なお)さなくちゃ、バレたら大問題…。」そんな独り言(ごと)を言(い)うのを子どもたちは物陰(ものかげ)から聞いて、「何やら怪(あや)しい言葉(ことば)…やっぱり呪(のろ)いの儀式(ぎしき)かも!」とさらに誤解(ごかい)を深める。

〔5. 大騒動勃発(ぼっぱつ)、おじさん再登場(さいとうじょう)〕

ちょうどそのタイミングで、またもや頑固おじさんが登場(とうじょう)。「まったく、夜中にガキどもが騒(さわ)ぐから見にきたら、今度はスーツの男までいるじゃないか。なんの騒ぎだ!」子どもたちは「きゃー! 逃(に)げろ〜!」と混乱(こんらん)し、職員(しょくいん)は職員で「うわっ、こっちが怪(あや)しい人扱(あつか)いされる!」とビビり、ポストのフタをいじったまま挟(はさ)まって動(うご)けなくなる。川辺は真っ暗(まっくら)ななかで「助(たす)けて!」とか「何してんだ!」とか「ポストがおばけなんだ〜!」とか、もう何が何だかわからない状態(じょうたい)に。

〔6. ついに不具合(ふぐあい)判明(はんめい)、ホッとする一同〕

まるみと友だちが勇気(ゆうき)を出して「すいませ〜ん、ポストのおばけの正体(しょうたい)は何ですかぁ?」と職員に問い(と)い正(ただ)す。職員は観念(かんねん)して告白(こくはく)する。

職員「実は…風が吹(ふ)くたびにフタが開(ひら)く仕組(しく)みが誤作動(ごさどう)してて、夜になると“勝手に動くポスト”みたいになってしまったんです。まだ公(おおやけ)に言えなくて…。」子どもたちは「なーんだ、おばけじゃなかったのかぁ。つまんない〜」とガッカリするが、同時に大人たちはホッと安心(あんしん)。おじさんも「ああ、しょうもない原因だな。俺をこんな夜中に呼(よ)ぶなんて!」とブツブツ言いながらも、ちょっとおかしそうに笑(わら)っている。

〔7. ほのぼのオチ: ポストは直すけど、愛されキャラに〕

一件落着(いっけんらくちゃく)したあと、職員は正直(しょうじき)に「設置場所(せっちばしょ)も少し問題(もんだい)があって、風通(かぜとお)しが強(つよ)すぎたんです。すぐに直(なお)します。デザインもちょっと工夫(くふう)して、ライトアップも付(つ)けようかな」と宣言(せんげん)。子どもたちは「今度は夜にキラキラ光るポストになるんだね!」と盛(も)り上がり、おじさんも「意外といいアイディアじゃないか」と笑顔(えがお)で頷(うなず)く。翌朝(よくあさ)、まるみと友だちはいつものように登校(とうこう)がてらポストを見に行く。朝日(あさひ)に照らされたポストは、まだ少し歪(ゆが)みが残っているけれど、なんだか「おはよう!」と挨拶(あいさつ)してくれているみたいに見える。まるみ「もうおばけじゃないけど、これからも巴川(ともえがわ)のシンボルになってほしいな!」クラスメイトたちも「リニューアルしたら写真撮ろうね!」とはしゃぎ、川辺(かわべ)を駆(か)け去っていく。こうして**「おばけポストの秘密」**は、ちょっぴりスリルのある夜中のドタバタと、あたたかい人々の笑い(わらい)のなかで幕(まく)を下(お)ろすのだった。

 
 
 

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