静岡駅前・エレガンスストア物語」:新企画・店内ディスプレイ対決!?天狗になった三浦さんに試練が…!
- 山崎行政書士事務所
- 2月1日
- 読了時間: 4分

1. 宮本店長の新企画発表!
ある朝、開店前のミーティングで宮本店長が切り出す。宮本店長:「皆、おはよう。今日は新企画として、“春の新作ディスプレイ対決”をやってみようと思うんだ。」三浦さん:「対決!?楽しそうですね!」杉山さん:「他店との差別化にはいいかもしれませんね!」清水さん:「ディスプレイのコンセプトと制限はどんな感じなんですか?」
宮本店長:「制限は2つ。①スペースは1人あたり幅2メートルのみ。②用意されている小道具以外は使わないこと。あとは自由にやってもらって構わない。お客様に『春の訪れ』を感じさせることがテーマだよ。」
2. 三浦さんの“自由奔放”アイデア炸裂
企画説明を聞き終わった三浦さんは、目を輝かせる。三浦さん:「私、絶対かわいいディスプレイ作ります!お花いっぱいにして、キラキラ光るオブジェも置いて…あ、蝶々のぬいぐるみを吊るしたり――!」杉山さん:「いや、ちょっと待って!小道具以外は使えないし、スペースも2メートルしかないんだよ?」清水さん:「蝶々のぬいぐるみは持ち込みですよね?それ、ルール違反…。」
しかし、三浦さんはまるで聞いていないかのようにノートに走り書きし始める。三浦さん:「私のセンスなら、絶対に一番映えますよ~♪」前回の売上が好調だったこともあり、すっかり天狗モードな三浦さん。
3. 制限に苦戦する三浦さん
いざディスプレイ作業に取りかかると、予想以上にスペースが狭いことに気づく三浦さん。さらに、準備された小道具に春らしい造花や簡単な装飾はあるものの、蝶々のぬいぐるみや派手なライトは一切なし。
三浦さん:「なんだか思ってたのと違う…もっと華やかにしたいのに!」杉山さん:「だから、制限あるって言ったでしょ?」清水さん:「でも、限られた環境でこそ、デザイナーの腕が問われるよ。」
三浦さんは何とか工夫しようとするが、アイデアが空回りしてゴチャゴチャした印象に。気づけば狭いスペースに大量の造花を盛り込み、背景が見えなくなってしまう始末。
4. 杉山さん&清水さんのディスプレイ
一方、杉山さんのディスプレイは「爽やかな春」をテーマに、パステルカラーを中心に控えめな小道具をバランスよく配置。トルソーに新作ドレスを着せ、足元には造花を散りばめて上品に仕上げる。清水さんは「実用的な春」をテーマに、バッグや小物をフレーム状にディスプレイしつつ、淡いグリーンとホワイトを基調にした落ち着いた雰囲気でまとめる。どちらもルールを守りつつ、お客様が商品をイメージしやすいように計算された構成。
杉山さん:「これなら接客しやすそうだし、商品も引き立つでしょ!」清水さん:「うん、僕は在庫数に応じてディスプレイを変えられるようにしてみたよ。」
宮本店長も「いいね!」「センスが出ている」と好評価。
5. 三浦さん、ついに自爆!?
華やかを通り越してゴチャゴチャした三浦さんのディスプレイ。いよいよ完成…というタイミングで、小道具の造花が重みに耐えきれずバランスを崩し、崩落寸前に。三浦さん:「きゃっ!?」杉山さん:「あぶない!」(慌てて支える)清水さん:「これ、どうやって固定してたの…?」
さらに、肝心の商品が造花に埋もれて目立たないという致命的な欠点に気づく。三浦さん:「嘘…全然商品が映えてない!?」
天狗になっていた三浦さんも、さすがにショックを受ける。
6. 宮本店長の指摘と、3人の再協力
トラブル収束後、宮本店長が三浦さんに声をかける。宮本店長:「三浦さん、せっかくのアイデアが商品を隠してしまっては本末転倒だよ。ディスプレイは“商品をどう見せるか”が一番大切なんだ。」三浦さん:「はい…私、前回の売上が良かったから調子に乗りすぎて…。制限も全然守れてませんでした。」
しょんぼりする三浦さんに、杉山さんと清水さんが手を差し伸べる。杉山さん:「じゃあ、今から私と清水さんも手伝うから、もう一度やり直そうか!」清水さん:「三浦さんの独特なセンスは大事にしつつ、ルールを活かす工夫をしよう。」
こうして3人が再びタッグを組み、余計な造花を減らし、アイデアを整理しながら「華やかだけど商品が引き立つ」ディスプレイを完成させる。
エピローグ
新しいディスプレイは、三浦さんの明るいセンスと、杉山さん&清水さんの実用的なアイデアが融合した最高の仕上がりに。店頭に並んだ新作を見たお客様からも「春らしくて素敵!」と好評を得る。
宮本店長:「皆、本当によく頑張ったね。特に三浦さんは、ルールを守りつつクリエイティブに取り組んだのが素晴らしいよ。」三浦さん:「ありがとうございます。今度は天狗にならずに、もっと皆と協力して頑張ります!」杉山さん&清水さん:「それが一番だね。よろしく!」
3人は笑顔でハイタッチを交わし、エレガンスストアにまた一つ春らしい風が吹き込んだのだった――。





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