
こんな状態は、権限が“事故の入口”になっています
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管理者権限が恒久化し、棚卸しが破綻している
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例外運用(条件付きアクセス例外、緊急アカウント)が台帳化されていない
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委託先に強い権限を渡しているが、作業証跡・提出仕様が決まっていない
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“最小権限”がスローガンで、承認・期限・理由が回らない
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インシデント時に止血できるが、説明資料が作れない
権限設計(Entra/RBAC/特権運用)の基本方針
最小権限はゴールではなく、承認・期限・棚卸しが回る状態がゴールです。
「人」ではなく「業務」から役割を起こし、スコープ(範囲)と例外を設計します。
最小権限|役割は“業務”から起こす
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運用/保守/開発/監査/委託先/緊急対応の 職務分離(SoD) を前提に役割定義
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RBACはロール名だけでなく、スコープ(管理グループ/サブスクリプション/リソース) とセットで示す
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標準・例外・緊急を分け、**「例外は管理対象」**として台帳化する
特権運用|承認・期限・棚卸しで恒久化を防ぐ
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特権は“常時付与”ではなく“必要時に昇格”を原則
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承認必須/理由必須/期限必須(自動失効) を前提に設計
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棚卸しは年1回ではなく、期限到来レビュー/差分レビュー を運用に埋め込む
管理者権限と例外運用|緊急時を“例外として設計”する
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管理者ロールは 最小人数・最短時間・最少範囲
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Break-glass(緊急アクセス)は、利用条件/使用後報告/ログ保全/再発防止の骨子を事前定義
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委託先権限は、契約・責任分界・証跡提出 と一体で定義(できること/してよいこと/証跡提出を分離しない)
成果物(納品物)
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アクセス権限マトリクス(役割×権限)
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役割(例:運用、保守、開発、監査、委託先、緊急対応)× RBACロールの対応表
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スコープ(管理グループ/サブスクリプション/リソース)別の付与方針
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特権(昇格)対象、承認要否、期限、棚卸し頻度の明記
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例外・緊急時アクセスの扱い(利用条件/使用後レビュー/証跡)
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特権運用ルール骨子(承認・期限・理由・使用後レビュー)
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監査・説明用の1枚資料(権限統制の要点/例外の扱い)
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責任分界表(RACI)(権限付与・棚卸し・緊急時の決裁点)
初回ヒアリングの進め方(30〜60分)
初回は、いきなり対策提案をする場ではありません。
現状の権限体系(役割・スコープ・委託先・例外)を前提に、恒久特権・例外運用・棚卸しの詰まりを特定します。
最大3点に絞って優先順位を合意し、アクセス権限マトリクス/特権運用骨子/説明資料の必要範囲を確定します。
資料が揃っていなくても開始できます。NDA・オンライン対応可。
よくある質問(FAQ)
Q1. 「最小権限」は分かりますが、現場では例外だらけになります。どう設計しますか?
A. 例外はゼロにできません。重要なのは、例外を **“許可”ではなく“管理対象”**として運用に埋め込むことです。
例外ごとに理由・期限・承認者・代替策・監視強化の有無を残し、期限到来レビューと差分棚卸しで回す形にします。
Q2. 特権運用(昇格・承認・期限)は、どこまで厳しくすべきですか?
A. 目的は厳格化そのものではなく、恒久特権を減らし、説明可能性を上げることです。
影響が大きい領域(権限付与・監視設定変更・ネットワーク変更など)から段階導入し、運用が崩れない形に落とします。
Q3. 委託先に強い権限が必要な場合、どう統制しますか?
A. 「できること」だけでなく、**「してよいこと」「した証跡を出すこと」**までをセットで定義します。
スコープ最小化、必要時昇格、期限・承認、棚卸し、作業証跡提出仕様を合意し、責任分界とRACIに落とします。
お問い合わせ(法人向け)
Azureが絡む案件で、
「これは技術の話か、法務の話か分からない」と感じた時点で、
すでに責任と説明の設計が必要です。
まずは現状整理からご相談ください。
メールアドレス:info@shizuoka-yamazaki-jimusho.com
【ご記入頂きたい事項】
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会社名/部署(情シス・法務など)
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ご相談の目的(監査/委託/事故対応 など)
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利用範囲(Azure / M365 / Entra、分かる範囲で)
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NDAの要否
免責・表記
本ページは一般的な情報提供を目的としています。個別案件は状況により整理手順が異なります。具体的な対応はヒアリングのうえご提案します。
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