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Request for o1 pro mode考え終わりました『法務ロワイヤル外伝(コメディ編)2 ~山崎行政書士事務所、猫とロボと遺産相続!?~』

  • 山崎行政書士事務所
  • 1月19日
  • 読了時間: 8分



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プロローグ:静かな日こそ危険の予兆

 静岡市清水区、草薙の坂の下にある山崎行政書士事務所。 所長の**山崎哲央(やまざき・てつお)**は今日も柔和な笑みをたたえつつ、スタッフの顔を眺めている。 - 斎藤夏海(さいとう・なつみ):新人扱い脱却なるか? ドタバタ担当。 - 丸山修(まるやま・おさむ):元銀行員、エクセル狂。プリンターには縁が薄い。 - 森下舞(もりした・まい):何かと閃きはあるが空回り多し。おやつで解決しがち。

 「今日は電話が少ないですね……」と斎藤がつぶやくと、丸山は「平和が一番。今のうちに書類整理を進めよう」とエクセルファイルを開く。 森下はのんびり紅茶を淹れつつ「何かお菓子でも買いに行きましょうか?」と呑気。 ――だが、こういうときこそ危ない。騒動はいつだって静寂を突いてやってくるものだ。

第一章:奇妙な電話、それも連続!

■ 第一の電話:猫が相続人に…?

 のんびりムードを引き裂くように、電話が鳴る。斎藤が出ると、開口一番「もしもし、私、猫に遺産を相続させたいんですが!」という高音の声。 「えっ……猫に、ですか?」と斎藤は絶句。 相手は地元の資産家を名乗る老婦人・三条マリコで、「私には子どもがいないし、可愛い愛猫に私の財産を引き継ぎたいの。法的に可能かしら?」と真剣だ。 斎藤は「ペットに直接相続……は難しいはずですが、信託や遺言書の工夫で近いことはできるかも…」と頭がパンク気味。

■ 第二の電話:ロボットが取締役!?

 続いてまた電話が鳴り、今度は若い男性の声。「会社を作ろうと思うんですけど、AIロボットを取締役にしたいんですよ! 先進的でしょ?」 森下が「AIロボットを……取締役……? いえ、法律上、人間じゃないと取締役は無理かと……」と困惑。 「でもメタバースの時代だし、法律も変わるでしょ? そこをなんとか、実験的にできませんか?」と食い下がる。 森下はとりあえず話を聞いて「要検討ですが、さすがにAIロボットが“取締役”は難易度高いですね…」と答える。

 電話を切った斎藤と森下は同時に「どうなってるんですか、今日……?」と顔を見合わせた。

第二章:猫相続問題、発覚する遺言の闇

■ 資産家・三条マリコ夫人の来訪

 ほどなくして、猫相続を希望する三条マリコ夫人が事務所にやってきた。 豪華な和装を纏い、腕にはまるで人間の赤ちゃんのように抱かれた黒猫が。名前はゴロウだという。 「私には兄弟もいないし、甥っ子は海外にいるけど全然顔を見せない。もういいの。すべてゴロウちゃんにあげたいわ」 斎藤は猫をちらりと見て「かわいいですね…でも相続? 法的にはペットはあくまで“物”の扱いだから直接は難しいんです」と説明するが、夫人は「あら、ゴロウちゃんは私の子同然よ!」と譲らない。

■ 所長のアドバイス

 山崎が穏やかに「遺贈信託や管理者を置く形で、猫ちゃんの生活費を確保する仕組みを作るのが現実的ですね」と提案。 夫人は「それでゴロウちゃんが一生安泰ならいいわ!」と意気込む。 森下がメモを取りながら「具体的には、夫人が亡くなった後、ゴロウを面倒みる人に財産を預ける形でしょうか…。詳細な遺言書を作成して、信託契約を準備する…とか」と整理する。 斎藤はホッと一安心。「なんとかまとまりそう……でも猫が直に相続人ってわけじゃないのね」と心の中でつぶやく。

第三章:AIロボ取締役問題、奇天烈な依頼人

■ 社長志望の若者・蒼井リョウ

 一方、ロボット取締役を希望する蒼井リョウが事務所に来訪。 見るからにIT系ベンチャー青年風で、キラキラした瞳で語り出す。 「いやあ、未来ですよね! 人間とAIが対等に経営する会社ってカッコいいじゃないですか。  会社名は**『コーポレーションAI-スカイ』**にして、ロボットを正式役員登録するんです!」 丸山は苦笑しつつ、「取締役の要件を満たすには“自然人”であることが基本ですが…。現行法でAIは該当しません」と説明。 蒼井は「えー、そこをなんとか! 例えば“AIの指示を継承する役員”を置くとか…?」と食い下がる。

■ まさかの逆転アイデア?

 所長の山崎が「AI自体は役員登録できないですが、“執行役”や“アドバイザー”のような立場で実質経営に携わる形なら、ギリギリ法に触れないかもしれませんね」と提案。 森下は「でもそれって、ほぼ人間の代理が必要になりますよね…。AIに印鑑押してもらうわけにもいかないし…」と突っ込む。 蒼井は大きく頷き、「うん、その方向でいいです! とにかく“ロボットが経営してる”ってPRがしたいんで!」とノリノリ。 斎藤は(商標登録のパンダ着ぐるみ並みに面倒だな…)と思いつつ、「では会社設立手続きと一緒に“AI役員の位置づけ”を一緒に考えましょう」と締める。

第四章:合流する“猫”と“ロボ”案件、まさかの化学反応!?

■ 三条夫人と蒼井リョウが同席

 不思議な運命か、スケジュールの調整ミスか、同じ時間帯に三条夫人と蒼井リョウが事務所に来てしまう。 夫人は猫を抱き、蒼井はAIロボット(本体は小型デバイス)を持参。 斎藤と森下は「あ、ああ…なんてカオス」と目を回す。 そして二人はお互いの依頼を聞き、まさかの意気投合(?)をし始める。

■ 猫×AIのコラボ話

 三条夫人:「私、猫に全財産を譲りたいのよ」 蒼井リョウ:「僕はAIロボットに経営権を与えたいんです!」 夫人:「まあ素敵! じゃあ猫ちゃんとロボットが一緒に暮らす未来とか…あり得るかしら?」 蒼井:「いいですね! 猫が社長、ロボットが副社長とか!」 斎藤&森下:「ちょ、ちょっと待ってくださいっ!!」 丸山:「あああ、また法律が追いつかない…」

第五章:マイペース所長の妙手

■ 猫・AIそれぞれの保護スキーム

 混沌とする中、山崎が穏やかに“整理”を始める。 1. 猫の保護:\  - 直接相続は不可。遺贈信託管理者を指定し、猫のための財産を運用する。 2. AIの取締役:\  - 現行法では認められない。人間の代理人を役員にして、実質AIの指示を取り入れる形。 3. コラボはどうする?:\  - ロボットが猫を“管理”するわけにもいかないが、“猫を愛でる施設”を作り、それをAIが運営アドバイス?

■ 三条夫人と蒼井の奇妙な約束

 聞いているうちに、夫人は「それなら私の遺産で“猫&AIロボットハウス”を作ればいいんじゃない?」と提案。 蒼井リョウは目を輝かせ、「それだ! ネコAIハウスを立ち上げて、面白いビジネスにしましょうよ! “猫がのんびり暮らし、AIが管理する施設”って未来感ありますよね!」 森下は「お、おもしろそうだけど、いろいろ抜けてません?」と不安。斎藤は「あまりにも突飛な構想ですね…」と苦笑する。 山崎は「まあ、アイデアは自由。実現には法的に多くの課題があるけど、一歩ずつ整理しましょう」とマイペースに答える。

第六章:まさかの相続争い勃発…!?

■ 甥っ子登場:海外から突如帰国

 そんな矢先、三条夫人の甥っ子を名乗るジョージ三条が事務所に来訪。 「おばさんの遺産を全部猫に渡すなんておかしい! 僕にも権利があるはず!」 夫人は「久しぶりね、ジョージ。あら、なにしに来たの?」と冷たい視線。 ジョージは「ネットで夫人の資産があると知って帰国した」と正直に吐露。 丸山は(げ、これは典型的な相続争い…)と頭を抱える。

■ 猫VS甥っ子のガチバトルに!?

 三条夫人は「この子は普段音沙汰なしでしょ! 今さら来て財産を欲しがるなんて!」と激怒。猫のゴロウは「にゃー(不機嫌そう?)」。 一方ジョージは「相続人がいないなんて知らなかった。僕は立派な血縁者だし、猫に譲るなんてどうかしてる!」と主張。 斎藤は「こ、これはガチで揉めそう…」と冷や汗。 山崎は間に入り、「まずは事実関係を整理しましょう。ジョージさんに法律上の相続権があるかどうか…。夫人が健在のうちに作る遺言には原則自由度がありますが、場合によっては遺留分の問題も絡むかも…」と丁寧に解説を始める。

第七章:AIロボの介入? カオスな事務所

■ ジョージと蒼井がバトル

 さらに場をややこしくするのが、蒼井リョウが「猫に譲るお金があれば『ネコAIハウス』が作れるんです。甥っ子さんには悪いけど、それが猫と未来のためになるのでは?」と持論をぶち上げる。 ジョージは「なんだそのロボット社長とか、気持ち悪いんだよ! 結局金目当てだろうが!」と猛反発。 森下は「う、うわあ、二人とも落ち着いて…!」とオロオロ。

■ 事務所、まさかの謎のロボ出動

 蒼井が持参していたAIロボが突然喋りだす。「サンソク…スベテヲ…カイケツ…」と怪しい電子音。 斎藤は「え、何? なんか故障?」と慌てるが、蒼井は「うん、試作機だからバグってるかも」とケロリ。 もう収拾がつかない様相になり、丸山は「プリンターと喧嘩してる場合じゃないな…」と呟く。

第八章:大団円(?)と山崎所長のまとめ

■ 山崎の最終調整

 騒ぎの中、山崎は淡々と提案の形にまとめる。 1. 三条夫人は遺言書を公正証書で作成し、ゴロウ(猫)の生活を確保するための信託を組む。 2. 甥っ子ジョージは最低限の遺留分(※該当するかは要検討)を認め、条件付きで合意させる。 3. もし夫人が亡くなった後、猫の信託財産の一部を“ネコAIハウス”に充ててもいいが、それはジョージにも運営参加の権利を与える形とする。 4. AIロボットの取締役は現行法で厳しいため、「アドバイザー」として実質的に関わり、蒼井リョウが取締役として責任を負う。

 夫人、ジョージ、蒼井がそれぞれ不満もあるが、山崎の冷静な説明とスタッフのフォローで徐々に納得。 最終的に「まあいいわ、ゴロウが幸せに暮らせて、ジョージにも少し渡るなら…」「ロボットが関与できるなら満足です!」という微妙な三者合意に至る。

■ エピローグ:最後はやっぱり、笑顔で…?

 斎藤と森下はぐったりしながら「何とか決着…したんでしょうか?」と確認し合う。 丸山は「膨大な書類がまた増えるけどな…」とエクセルファイルを立ち上げ、うんざり気味。 そこへ所長・山崎がにこやかに「皆さん、お疲れさま。今日はおまんじゅうの差し入れを用意したので、ひと息入れましょう」と声をかける。 「わーい、やったー!」と森下と斎藤が一瞬で笑顔に。 丸山は「プリンターがまた詰まらないことを祈ろう…」と苦笑。

 こうして“猫に遺産相続&AIロボット取締役”という超カオス案件は、それなりに方向が見えた。山崎行政書士事務所の日常は、いつだって笑いと混乱の連続。でも、何とかまとまってしまうのが不思議なところだ。 ――明日もまた、新たなドタバタ依頼がやって来るかもしれない。しかし、山崎所長のゆるやかな笑顔がある限り、ここでは笑いと書類が飛び交いながらも、きっと丸く収まるはずなのである。

(まだまだ続く…かもしれない)

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