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はじめに(当ブログについて)
山崎行政書士事務所は、
事業の「はじめる」「続ける」「育てる」各段階で生じる
法律・手続きに関する課題をサポートする行政書士事務所です。
許認可申請、契約書の作成・チェック、各種相談、
個人情報保護への対応、事業承継、知的財産の登録支援など、
事業者の皆さまが直面しやすい幅広いテーマを取り扱っています。
新規開業や事業拡大の場面で避けて通れない
行政手続きや法規制について、
専門的な知識と実務経験をもとに支援しています。
当ブログの位置づけについて
当ブログでは、
動画や記事を通じて 山崎行政書士事務所の考え方や取り組みを
できるだけ分かりやすくご紹介しています。
また、
理解を深めていただく目的で、
小説・フィクション形式の記事も掲載しています。
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自動是正は「何を自動にするか」で9割決まる
〜情シス向け:Azure運用の“自動是正対象”をA〜Dで分類して、事故らないルールに落とす〜 ※本記事は一般的な情報提供であり、個別案件の法的助言ではありません。※当事務所(行政書士)は、規程・台帳・運用設計・証跡整備など「ガバナンスの型づくり」を中心に支援します(個別紛争・訴訟等は弁護士領域です)。 1. 情シスの現実:自動化は“正しく怖がらないと”事故装置になる Azureの自動是正(Azure Policyの修復、Runbook、Functions等)は、運用の属人化と棚卸し地獄を終わらせる強い武器です。一方で、やり方を誤ると「全社スケールの設定変更」を一瞬で走らせる、最大級の事故リスクにもなります。 だからこそ、Microsoftが推奨する 安全なデプロイ プラクティス(SDP) の考え方(段階ロールアウト、影響の早期検出、影響範囲の制限)を、Policy含む運用に取り込むのが前提です。 結論から言うと、情シス運用で一番効くのはこれです。 自動是正の対象は、最初にA〜Dに分類して“許可範囲”を固定する。 そして、クラスごとに「安全装置(
山崎行政書士事務所
4月5日読了時間: 6分


『凍土の喉』
以下は小説です。 三月二日 午前九時十二分 丸の内 案件番号は P-317/RUS 。あとで私は、その四文字を何度も夢に見ることになる。 その朝、東明銀行プライベートバンキング部の五十嵐俊は、濡れたコートのまま私の会議室に入ってきた。三十九階の窓からは皇居の木が見えたが、男の顔はそれどころではなかった。机に置かれた革の封筒から、GIAの鑑定書コピー、売買条件書、送金依頼書、英語の来歴説明が滑り出た。 「先生、意見書が欲しいんです。黒を白にしてくれとは言いません。せめて灰色で」 私は資料をめくりながら言った。「灰色に印鑑を押すのが弁護士の仕事だと思っているなら、依頼先を間違えています」 五十嵐は笑わなかった。「顧客は榊原修司さんです。ご存じでしょう。海運とリサイクルの榊原グループの創業者。七十手前。今回の対象は、 ロシア産ピンクダイヤ、三・一七カラット、Fancy Vivid Pink、無処理、GIA付き 。価格は 四億八千六百万円 。送金先はドバイのFZE。ですが、うちのコンプライアンスが止めました」 止める理由は、私が最後まで読み切る前から分か
山崎行政書士事務所
4月4日読了時間: 9分


続・名簿の値段
※以下は創作です。実在の企業・人物・制度とは関係ありません。※特定作家の固有文体の 白百合ファイル 社内メール / 2026年1月14日 06:42件名: 【至急/T承継】A-00138 真鍋家 初動発信: 外商戦略室 第二担当宛先: 外商統括部、ギフト推進部、ライフソリューション部、住環境事業部・喪主確認 T+0・供花・返礼・会食・遺影額の一括提案 T+1・遺族面談(名目: お悔やみ訪問) T+2・資産整理・住替・信託・美術査定の導線設計 T+14・競合介入時は失注報告書提出※苦情既往口座につき「営業」「売上」「提案」の語使用禁止※参考予測: 初年度移行粗利 1億3800万円 訃報の一斉通知は来なかった。顧客の死は個人情報だったからだ。 ただし、売上になる死だけは別だった。 桐生亮介は年明けから別館五階のCS改善室に飛ばされていた。肩書だけは外商一課課長代理のまま、仕事は苦情件数の集計と「再発防止策」の清書だ。会社は、処分をするときほど言葉をやわらかくする。 その朝、共有プリンタの排紙トレイに紛れていた一枚を、彼は偶然ではなく拾った。差出人欄は
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4月4日読了時間: 10分


『名前のない石』――百貨店外商・黒田紗英の記録
以下、小説です。 二月十四日 20:46 その夜、私は「資産性の高いピンクダイヤモンドにつきまして」という件名で、山下勝也にメールを送った。 送信前にいちばん長くカーソルが止まったのは、 「マイナンバーに直接紐づかない形で保有が可能です」 という一文だった。 そこまで書けば、もう宝石の案内ではない。逃がし屋の文章だ。それでも送った。母の施設費は二か月分滞納、娘の塾の引き落としは来週。五億の商談でも、外商の私に落ちる金はせいぜい数百万円だと分かっていた。それでも、喉が鳴るには十分だった。 百貨店の外商は、客の暮らしを整える仕事だと新人研修で教わる。実際は、客の欲望に領収書をつける仕事だ。 別れ話の直後に届く高級時計。選挙前にだけ増える胡蝶蘭。遺産分割でもめている最中の骨董。客はみんな、品物そのものより、そこに貼れる言い訳を買っていく。 ピンクダイヤの話を持ち込んだのは堀江慎吾だった。香港とアントワープを行ったり来たりしている、顔色の悪い男だ。時計だけはいつも異様に高そうなものをつけていた。昔は本当に良いブローカーだったらしいが、私が知る堀江は、締切
山崎行政書士事務所
4月4日読了時間: 9分


名簿の値段
――ある百貨店外商部の記録 社内資料「2025年度下期 外商戦略会議」抜粋上位318口座 売上構成比 63.2%70歳以上顧客比率 54.8%今期不足粗利 6億2400万円重点分野 美術・宝飾・時計・葬祭返礼・住み替え・介護・信託基本方針 「物販から生活導線収益へ」 外商とは、金持ちに物を売る仕事ではない。相手の時間、体面、家族、病気、相続、孤独――そういう、本人が口にしたがらないものに先回りして、包装紙をかけ、請求書に変える仕事だ。 京央百貨店日本橋本店七階、外商サロン。開店前の売場は静かだったが、このフロアだけは別の緊張が流れていた。絨毯が足音を吸い、銀のコーヒーポットが湯気を立て、壁の向こうでは百三十二年続いた老舗の矜持が、今月の粗利不足に変換されていた。 桐生亮介は四十一歳、外商一課の課長代理だった。担当口座は二百六十七。うち年商一千万円超が三十九口座、五千万円超が八口座。会社はそれを「資産」と呼び、桐生はいつからか「名簿」と呼ぶようになっていた。 朝八時、戦略会議のスクリーンに数字が並んだ。上層部は、数字を出すときだけ誠実になる。...
山崎行政書士事務所
4月4日読了時間: 8分
自動是正の対象は「A〜D」に分類せよ
〜タグ補完は自動OK/診断設定は承認必須/ネットワーク変更は原則禁止…を“運用ルール”として固定する〜 山崎行政書士事務所(クラウド法務)です。Azure運用の自動化は、情シスの生産性を爆上げします。ですが同時に、 設計を誤ると“全社規模の設定変更”が一瞬で走る のがAzure自動是正の怖さです。 前提として、前回の「安全装置」(Dry-run、影響上限、承認フロー、ロールバック)を組み込みます。そのうえで今回のテーマは、 “何を自動是正の対象にしてよいか”を分類し、社内ルールとして固定する ことです。 なぜ「分類」が必要か 自動是正は、便利さが先行すると次が起きます。 “軽いメタデータ修正”のつもりが、 本番の可用性やネットワーク境界 に触れてしまう “とりあえず回す”で、 承認や証跡がなく監査で説明できない 例外が増殖して、 いつの間にか統制不能 になる これを止める最短ルートが「分類」です。 分類=自動化の許可範囲を決めること 。つまり、情シスの“運用規程”そのものになります。 前提となる「安全装置」4点(超要約) 分類の前に、必ずこの4つ
山崎行政書士事務所
4月4日読了時間: 6分


静鉄の駅でこの広告を見かけた方へ。「契約書」と「Azure監査対応」は、もう別々に整える時代ではありません
静岡鉄道の駅で、山崎行政書士事務所の広告を見かけた方へ。 今回、全駅パネルを小沼みのりさん起用のデザインに変更しました。けれど、この広告で本当にお伝えしたいのは、見た目の刷新だけではありません。 「契約書、どうする?」 この言葉に、私たちはもう一つの意味を込めています。 それは、 「その契約、規程、運用ルールは、AzureやMicrosoft 365の実際の構成と一致していますか?」 という問いです。 いま、監査で本当に見られるのは、書面の有無だけではありません。 権限管理が実装されているか。秘密情報が適切に守られているか。ログが残り、説明できるか。 つまり、 法務・規程・クラウド構成・証跡 が一つにつながっているかが問われます。 結論 NISTやISMSの監査対応で強い企業は、規程を先に作るだけでなく、Entra ID・Key Vault・監査ログまで“説明できる構成”に落としている企業です。 NIST CSF 2.0では、サイバーリスク管理を6機能で捉えます。ISMS側では、2022年版の管理策群が93 controlsとして整理され、Mic
山崎行政書士事務所
4月4日読了時間: 7分


Azure自動是正を“事故らせない”ための安全装置
〜Dry-run/影響上限(爆風半径)/承認フロー/ロールバックの実務設計〜 Azureの自動是正(Policyの修復タスク・Runbook・Functions等)は、情シスにとって“運用を救う武器”です。一方で、 設計を誤ると「全社規模の変更」を一気に走らせる事故装置 にもなります。 Microsoft自身も、Azure Policyの導入や新規ポリシーの展開は 段階的に検証しながら進める ことを推奨しています(擬陽性=誤検知の排除、DoNotEnforceの活用、resourceSelectorsで段階ロールアウト、継続監視など)。 ここでは、情シス運用として“提出物にできる形”で、 自動是正の安全装置4点セット を実務ルールに落とします。(※当事務所は行政書士として、規程・手順・台帳・証跡設計を支援します。個別紛争や訴訟対応など弁護士領域の業務は行いません。) 0. 前提:自動是正は「自動修復」ではなく“変更管理”そのもの 自動是正を安全にするコツはシンプルで、 変更前に「何が変わるか」を確実に見える化(Dry-run) 変える範囲と速度を
山崎行政書士事務所
4月4日読了時間: 8分


Azure自動化で“運用の提出物”を作る
〜棚卸し・逸脱検知・是正を、手作業から「仕組み」に変える〜 静岡鉄道の全駅パネルを“小沼みのりさん起用”のデザインに刷新しました。駅で見かけた情シスの方にこそ伝えたいのが、「クラウド運用は、人力だと必ず破綻する。でも Azureなら“自動化の型”で勝てる 」という話です。 今回は、Azure自動化(Automation/Policy/Monitor/Logic Apps等)にスポットを当てて、情シスの運用が“監査でも説明できる状態”になるための実務パターンをまとめます。 1. 情シスがAzure運用で詰まるポイントは「設定」ではなく「継続運用」 Azureは、設計・構築の段階では綺麗に揃います。崩れるのは運用開始後です。 よくある“崩れ方” いつの間にか 診断ログが取れていない リソースが混ざる タグが揃わず、 原価配賦/予算管理が崩壊 する “例外”が積み上がり、 誰が何を許可したか説明できない 手作業の棚卸しが属人化し、担当交代で停止する これを人力でやると、どこかで必ず漏れます。なので発想を変えます。 運用の基本サイクルを「仕組み化」する
山崎行政書士事務所
4月4日読了時間: 6分


【掲出報告】静岡鉄道“全駅”パネルをデザイン刷新しました
小沼みのりさん起用で、クラウド法務を「もっと身近に・もっと分かりやすく」 こんにちは、山崎行政書士事務所(クラウド法務)です。 このたび、 静岡鉄道(静鉄電車) 静岡清水線の全駅パネル を、 小沼みのりさん起用の新デザイン に刷新しました。通勤・通学で毎日目にする駅だからこそ、「困ったときに思い出していただける存在」になれるよう、デザインもメッセージも見直しています。 なぜ「全駅」なのか:情シスの悩みは“毎日”発生するから クラウド活用が当たり前になった今、事業会社の情シス担当者の皆さまが直面する課題は、突発ではなく 日常業務の連続 です。 SaaS導入のたびに発生する 契約・責任分界・セキュリティチェック 監査・親会社・取引先から求められる “説明できる証跡” 共有・権限・ゲスト・同意など、Microsoft 365運用で増える 例外管理 ISMS運用で毎回苦しむ 台帳・棚卸し・是正の回し方 これらは「忙しいときほど、後回しになって積み上がる」性質があります。だからこそ、駅で毎日目に入る場所に、**“相談の入口”**を置くことにしました。...
山崎行政書士事務所
4月4日読了時間: 4分
【ISMS特化】Teams / SharePoint の「Owner権限」を“監査で説明できる統制”にする
〜棚卸し+逸脱検知+証跡(提出物)まで、Microsoft 365で回す実務〜 ※本記事は、ISMS(ISO/IEC 27001 等)運用のための一般的な情報提供です。個別案件の法的助言ではありません。※行政書士としては、規程・台帳・運用設計・証跡設計など「ガバナンス文書と運用の型」を整える支援が中心です(個別紛争対応等は別領域)。 1. ISMSで“Owner”が必ず論点になる理由 ISMSは、技術だけでなく「運用が継続できること」「説明できること」が問われます。Microsoft 365 環境でこの要件に最も直撃するのが、 Teams / Microsoft 365 グループ / SharePoint サイトの Owner(所有者)権限 です。 なぜなら Owner は、実務上 “特権アクセス(Privileged)” と同等だからです。 Teams の Owner は、メンバー/ゲストの追加削除や設定管理を行えます。 さらに、Teams では「チームを作成したユーザーには既定で所有者が付与」されます(=入口が広い)。 Owner 上限は仕
山崎行政書士事務所
4月2日読了時間: 7分


Owner権限(Team/Site所有者)をどう統制するか
〜棚卸し+逸脱検知で「便利な共同作業」を“事故らない基盤”に変える運用〜 山崎行政書士事務所(クラウド法務)です。情シスの現場でよく起きるのが、「TeamsのOwner(所有者)を増やしすぎて、いつの間にか統制不能になる」問題です。しかもTeamsのOwnerは、単なる“プロジェクトリーダー”ではなく、実態として 設定変更・メンバー管理・ゲスト招待などができる強い権限 を持ちます。 そして怖いのは、Teamsだけでは終わらないこと。Teamsの背後にある Microsoft 365 グループのOwnerは、SharePointサイト側にも強く影響します。たとえば サイトをMicrosoft 365 グループに接続すると、グループ所有者がサイトコレクション管理者(≒強権限)になり、サイト所有者グループにも追加される ため、Owner統制=SharePoint統制でもあります。 この記事では、事業会社の情シス担当者向けに、Owner権限を「提出物レベルの運用」に落とし込むための実務ルール(棚卸し+逸脱検知)を整理します。 なぜOwner統制が“事
山崎行政書士事務所
3月28日読了時間: 7分


「社外共有可」ラベル運用を“提出できる統制”にする
― 例外を止めずに、管理できる形へ(Microsoft Purview × SharePoint/Teams)― ※本記事は一般的な情報提供です。個別案件の法的助言ではありません。※Microsoft、Azure、Microsoft 365、Entra 等は米国 Microsoft Corporation の商標または登録商標です。当事務所は独立したサービス提供者です。 0. なぜ「社外共有可」は“運用設計”が勝負なのか 事業会社の情シスが一番つらいのは、社外共有そのものではなく、**「例外が爆発したときに、説明できなくなること」**です。 外部共有を堅く締める → 現場が止まる → 個人メール添付 / 私物ストレージ / シャドーIT が始まる 外部共有を緩める → 便利になる → “誰が・なぜ・どこまで”を説明できない 監査・親会社・取引先から「統制は?証跡は?」→ 設定はあるのに提出物にならない そこで「社外共有可」ラベルを入れても、 例外処理のルールがないと 、結局「ラベルは貼ったが現場が勝手に回避する」か「情シスが承認地獄」になります。
山崎行政書士事務所
3月28日読了時間: 8分


ゲストユーザーが増えるほど“監査が詰む”問題
Entra × SharePoint × Teams で外部コラボを「提出物」にする、情シス実務ルール 取引先・委託先との共同作業が当たり前になった一方で、情シスがいちばん苦しむのは ゲストユーザーと共有リンクの“増殖” です。事故が起きるときは、だいたい「誰が・誰に・何を・いつまで」共有しているかが、即答できない。 山崎行政書士事務所のクラウド法務で重視しているのは、技術的に“設定して終わり”ではなく、 「提出できる」「保全できる」「主語が割れない」状態を運用として作る ことです。外部コラボ統制も同じで、監査・取引先照会・インシデント時に必要なのは「設定値」だけではなく、 台帳・承認・棚卸し・ログの証跡 が揃っていることです。 想定読者 事業会社の情シス/セキュリティ担当 Teams/SharePoint が全社展開済みで、取引先共有が増えている 「外部共有の統制」と「現場の生産性」を両立したい 監査対応(ISMS、顧客監査、委託先監査、NIST系の統制要求)で、毎回ヒヤッとする まず整理:Teamsの「外部アクセス」と「ゲストアクセス」は別
山崎行政書士事務所
3月28日読了時間: 11分


「権限分類(低/中/高)をどう決めるか」実務ルール
― Microsoft Graph 権限の危険シグナル集(情シス向け・社内規程にコピペできる版) ※本稿は Microsoft Entra / Microsoft Graph の公式情報を前提にした、権限ガバナンスの一般論 です。個別案件の法的評価(適法性判断・紛争対応など)ではありません。社内規程化・契約や責任分界の整理は、状況に応じて別途設計が必要です。 0. 情シスが直面する“地雷”はここ ベンダー/SaaS 連携/内製ツールがこう言ってきます。 「Microsoft 365 と連携するので 管理者の同意 お願いします」 「Graph 権限はこの通りです(10〜30個)」 「最小権限です(と言い切る)」 ここで情シスが困るのが、 “どれが危険で、どこからが高リスクか”を短時間で説明可能な形に落とすこと です。 Microsoft も、 組織に代わって管理者が同意を付与することは機密性が高い操作 であり、アプリや発行元を信頼できない/理由に確信が持てない場合は同意しないよう明記しています。 この「確信が持てる/持てない」を、属人判断ではなく
山崎行政書士事務所
3月28日読了時間: 9分


同意(Consent)のChange管理を「チケット化」する
SharePoint+Power Automate+Teams承認で、監査に出せる“証跡パック”を自動生成する設計(台帳と棚卸しまで) この記事の狙い:Microsoft Entra の OAuth同意(アプリ同意・権限付与) を、 「やった」ではなく「提出できる」 形に落とし込み、 申請→承認→証跡保全→台帳更新→定期棚卸し を“回る仕組み”として実装すること。 山崎行政書士事務所のクラウド法務でよく扱う「ログがあるのに説明できない」問題は、ログ収集量の不足というより、 提出できる形・保全できる形・主語が割れない形 に整っていないことが原因になりがちです。同意(Consent)はその典型で、 いちばん静かに権限が増える入口 になりやすいので、説明可能性(証跡)を前提に設計すべき領域です。 1. 情シスが詰まる“Consent変更”の本質:権限より「説明責任」 現場の実態はだいたいこうです。 プロジェクトが急ぎで、アプリ連携の同意が「とりあえず」付与される しばらくすると、誰も覚えていない(担当者異動・委託先変更) 監査や取引先チェックで
山崎行政書士事務所
3月28日読了時間: 9分


同意(Consent)を「提出物」に変える:Consent Registry 完成版(台帳テンプレ+OnePager+Evidence Pack)
※ここでいう「同意」は Microsoft EntraIDにおける OAuth/OIDC の同意(=アプリに API 権限を付与する操作) の話です。Cookie同意やマーケ同意とは別物です。 1. 情シスが本当に詰まるのは「同意の中身」ではなく「説明できる形になっていない」こと 事業会社の情シスで、SaaS 連携や拡張導入が進むほど、現場はこうなりがちです。 「このアプリ、 誰が 、 いつ 、 どの権限 を、 なぜ 付けた?」 「今も使ってる? 期限 は? 棚卸し した?」 「取引先のセキュリティチェックシートに、 “証跡付き”で出せるか ?」 多くの組織で、ログや画面は“存在”します。でも 提出できる形(=台帳・承認・証跡の束) に整っていない。だから監査・取引先照会・インシデント時に詰まります。 Microsoft 側も、同意や権限の付与は 機密性が高い操作で、付与前に要求権限をよく確認すべき と明確に注意しています。 2. 「提出物」として完成させると、監査も取引先照会も一気に通る 同意(Consent)Change管理で、提出物と
山崎行政書士事務所
3月28日読了時間: 9分


同意のChange管理を“提出物”として仕上げる
Microsoft Entra ID の Admin Consent を、台帳テンプレ+承認フロー+棚卸し運用で「監査に出せる変更管理」に変える ※本記事は一般的な情報提供を目的とするもので、個別案件に対する法的助言・代理交渉・紛争対応を行うものではありません。個別事案では、社内規程・契約・実際の運用体制に応じて、必要に応じ弁護士等と連携して整理してください。 1. まず結論:「同意しました」ではなく「この変更パッケージが証跡です」に変える 事業会社の情シスが本当に困るのは、Admin Consent を付与した事実そのものではありません。困るのは、その後にこう聞かれた瞬間です。 誰が、どのアプリに、どの権限を、いつ、なぜ許可したのか その権限は今も必要なのか 期限はあるのか どのログで確認できるのか 不要になったら、どうやって取り消すのか Microsoft は、 テナント全体の管理者同意 を付与すると、そのアプリは「組織全体に代わって」要求されたアクセス許可にアクセスできるようになり、これは機密性の高い操作だと明記しています。例として、ロール
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3月28日読了時間: 14分


川の字
朝の川は、まだ冷たい音を抱えていた。 石と石のあいだで、水が小さく息をする。 さら……ではなく、すう……に近い。 走る前の、水の座り方。 幹夫は縁側のふちに座って、首の布の袋を掌で押さえた。 袋の中には、細い葦(あし)を三本。 川べりで折って、同じ長さに揃えた。 三本は、並べると川の字みたいだ。 触ると、乾いた匂いがする。 乾いたのに、ちゃんと水の道の匂い。 ――いき。 息を入れると、胸の中にも三本の線が立つ。 真ん中がいちばん深い。 左右は、寄り添って支える。 寄りすぎると詰まる。 離れすぎると切れる。 ちょうどいい“間”。 「まちばこ」のふたが、ほんの少しだけ浮いていた。 浮いているのは、誰かの困りが入った印。 困りは、言う前に角が立つから、箱で丸くする。 母がふたを開ける。 中には、小さな紙。 角が丸く折ってある。 丸い角は刺さらない。 刺さらないと、手が取れる。 母の目が、紙の文字を追って、そこで止まった。 かわ の ふみいたぐらぐら こわいこども おちそうよかったら みてください かわむら かわむら。 川の村。 川の字が、
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3月28日読了時間: 8分


「“同意”を1回押しただけ」で、社内データに“静かな抜け道”ができる
Microsoft Entra IDのアプリ同意(OAuth consent)を統制して、Shadow ITと監査対応を同時に楽にする(情シス向け) ※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別案件の法的助言・紛争対応・代理交渉等を行うものではありません。必要に応じて弁護士等の専門家と連携してご検討ください。 1. 情シスが一番怖いのは「侵入」より“正規の同意”で権限が増えること いまの攻撃は、「パスワードを盗む」よりも、 ユーザー自身に“同意”を押させてAPI権限を得る ほうが静かで、気づかれにくい場面があります。Microsoft Defender for Cloud Apps の公式ドキュメントでも、サードパーティアプリがユーザー情報やデータへのアクセス権を要求し、ユーザーが詳細を十分確認せずに「同意」を押してしまう、という現実が前提として説明されています。 そして山崎行政書士事務所のクラウド法務の観点でも、OAuth同意は「最も静かに権限が増える入口」であり、 理想は“自動検知→自動隔離→証跡生成”まで寄せる 、ただし自動化の境界線は
山崎行政書士事務所
3月28日読了時間: 7分

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