Azureネットワーク・DNS設計|通信トラブルを説明できる運用へ
Azureネットワーク・DNS設計|通信トラブルを説明できる運用へ
AzureのネットワークやDNSの問題は、「繋がらない」だけでは終わりません。
障害・監査・取引先対応で本当に詰まるのは、**“どこで何が起きて、なぜ繋がらず、誰が何を担保するのか”**を説明できないことです。
本ページでは、Hub-Spoke構成、Private Endpoint、DNS分割、UDR、Firewall/NAT、ExpressRoute/VPN等を前提に、**通信トラブルを切り分け・説明できる設計と運用(証跡・変更管理)**を整理します。
※手順書(画面操作・コマンド)の提供ではなく、構成・運用・説明責任の設計に重点を置きます。
※NDA対応可/オンライン可

よくある状態:ネットワークは動いているのに“説明できない”
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Private Endpoint導入後に繋がらず、DNS(名前解決)が原因なのに辿り着けない
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Azure DNS/オンプレDNS/条件付きフォワーダが混在し、どの問い合わせがどこへ行くか不明
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UDRやルートの影響で通信断が起きるが、有効ルートを説明できない
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Firewall/NAT/NSGの変更が複数箇所に散らばり、変更の影響範囲が追えない
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ExpressRoute/VPNで経路揺れが起き、切り分け責任(社内・ベンダー・回線)が曖昧
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監視はしているが、どの指標で異常と判断するか(正常系)が定義されていない
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委託先が運用しているが、作業証跡・提出仕様・責任分界が決まっていない
当事務所の支援方針|「通信が通る」より先に“切り分け可能性”を作る
ネットワークは、設計が良くても運用が崩れると「説明できない状態」になります。
当事務所は次の3点を揃えることを重視します。
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分けられる:DNS/ルーティング/FW/NAT/ID/端末/アプリの境界で切り分けできる
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追える:変更(承認)と実変更(ログ/差分)と結果(影響)が繋がる
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出せる:監査・取引先・インシデント時に、構成と運用の説明資料を短時間で組み立てられる
整理の観点(通信トラブルを「説明可能」にするための論点)
1)名前解決(DNS)を“仕様”として固定する
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どの名前が、どのDNSで、どの順序で解決されるか(問い合わせの流れ)
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Azure DNS/オンプレDNS/条件付きフォワーダ/Private DNSの役割分担
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Private Endpoint利用時の名前解決(Public/Privateの混線を防ぐ)
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例外(特定拠点のみ、委託先のみ等)の扱いと証跡
2)ルーティング(経路)を“可視化”して説明できる形にする
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Hub-Spoke等の構成前提(どこをハブとみなすか)
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UDR/BGP/ルート優先順位の考え方(有効ルートを説明する)
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ExpressRoute/VPN/インターネットの経路境界(責任分界と切り分け手順の骨子)
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“正常系の通信パス”を明文化し、異常時の差分が分かる状態へ
3)制御ポイント(FW/NAT/NSG等)を“変更管理”と結びつける
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どこで遮断・許可が起きうるか(制御点の棚卸し)
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Firewall/NAT/NSGの変更が、承認→実変更→影響検証→証跡に繋がる形
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例外ルールの恒久化を防ぐ(期限・再承認・棚卸し)
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通信断の原因が「設定」か「運用」かを説明できる状態へ
4)監視(Observability)を“運用の型”として定義する
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何を異常とするか(正常系の定義)
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通信断/遅延/名前解決/経路揺れを、どの指標・ログで捉えるか
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監視ルールの変更・抑止・例外追加を“監査対象”として扱う
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SOC/CSIRT/運用/委託先の役割分担(誰が一次切り分けし、誰が説明するか)
できること(法人向けメニュー)
1)Azureネットワーク設計レビュー(Hub-Spoke/境界設計)
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現状構成の棚卸し(境界・依存関係・制御点)
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ルーティング方針(正常系の通信パス)と責任分界の整理
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変更時に事故が起きないための「影響範囲の見せ方」整備
2)DNS設計レビュー(Private Endpoint/Private DNSを含む)
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DNS分割(Azure/オンプレ/条件付き)と問い合わせフローの整理
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Private Endpoint導入時の混線ポイント洗い出し
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例外運用(拠点別・委託先別)の扱いと証跡化
3)通信トラブルの“説明可能化”(切り分けと運用証跡)
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DNS/ルート/FW・NAT/ID・端末/アプリの切り分け軸を固定
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変更管理(承認→実変更→結果)と紐づけた運用証跡の整備
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インシデント時の保全・報告・対外説明の骨子整理
4)委託先・回線・SIerを含む統制(責任分界・証跡提出)
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回線・委託先運用の境界(誰が何を担保するか)
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作業証跡・報告の提出仕様(形式・頻度・責任者)
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監査・重大障害時に「出せる」状態をRACIで定義
成果物(納品物)
「相談したら何が手元に残るか」を明確にします。
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ネットワーク構成整理資料(1枚〜)(境界・依存関係・制御点を可視化)
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DNS設計メモ(問い合わせフロー、分割方針、Private Endpoint時の考え方、例外)
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ルーティング整理メモ(正常系パス、UDR/BGPの前提、切り分け責任の境界)
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変更影響チェックリスト(骨子)(FW/NAT/NSG/DNS/ルート変更の確認観点)
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監視・切り分けの説明軸(異常判定の指標、一次切り分け、エスカレーション)
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責任分界表(RACI)(社内/委託先/回線/クラウド提供者の境界、証跡提出責任)
初回ヒアリングの進め方(30〜60分)
初回は、いきなり設定変更や個別トラブル対応を行う場ではありません。
現状の構成(Hub/Spoke、Private Endpoint有無、DNSの分割、回線・委託体制)と、いま困っている状況(繋がらない/遅い/不安定/監査対応)を確認し、詰まりポイントを最大3点に絞って優先順位と必要な成果物を確定します。
「DNS」「ルーティング」「制御点」「監視」「責任分界」のどこで説明が破綻しているかを特定し、次に作る整理資料(DNS設計メモ等)を明確にします。
資料が揃っていなくても開始できます。NDA・オンライン対応可。
よくある質問(FAQ)
Q1. ネットワークの構築や設定変更(実作業)も依頼できますか?
A. 本ページの主眼は、特定製品の操作手順や構築代行ではなく、構成・運用・説明責任(証跡)を整える統制設計です。実作業は貴社体制やSIerと連携し、当事務所は「揉めない設計」「出せる資料」「責任分界」の整理を担います。
Q2. Private Endpoint導入後の接続不良が多いのですが、何から整理すべきですか?
A. 多くはDNS(名前解決)と経路(ルート)の混線が起点です。まず **問い合わせフロー(どのDNSで解決されるか)**と、正常系の通信パスを固定し、例外運用(拠点別・委託先別)を台帳化します。原因切り分けができる状態になると、復旧も監査説明も早くなります。
Q3. 回線・委託先・社内で「どこが悪いか」揉めがちです。どう防げますか?
A. 揉める原因は、境界(責任分界)と証跡が曖昧なことです。**RACI(誰が実施・承認・説明するか)**と、作業証跡・報告の提出仕様(形式・頻度・責任者)を先に定義し、障害時の切り分け軸(DNS/ルート/制御点/端末)を固定すると、責任の押し付け合いが起きにくくなります。
お問い合わせ(法人向け)
AzureネットワークやDNSで、
「原因は分かりそうなのに説明できない」「委託先と切り分けで揉める」「監査で止まりそう」
と感じた時点で、構成と運用の“説明責任”の設計が必要です。
まずは現状整理からご相談ください。
メールアドレス:info@shizuoka-yamazaki-jimusho.com
【ご記入頂きたい事項】
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会社名/部署(情シス・運用・CSIRTなど)
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ご相談の目的(DNS/ルーティング/Private Endpoint/回線/委託先統制 など)
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現状の構成(分かる範囲で:Hub-Spoke、Private Endpoint、回線種別、委託体制)
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NDAの要否
本ページは、Azureを利用する企業・情シス・SIer向けに、
クラウド導入・運用に伴う契約・責任分界・委託管理を
行政書士の立場から整理する専門ページです。
免責・表記
本ページは一般的な情報提供を目的としています。個別案件は状況により整理手順が異なります。具体的な対応はヒアリングのうえご提案します。
Microsoft、Azure、Microsoft 365、Entra は米国 Microsoft Corporation の商標または登録商標です。
