「静岡駅前・エレガンスストア物語 特別編」
- 山崎行政書士事務所
- 7月6日
- 読了時間: 3分
更新日:7月7日

165 万円のワニ革バッグを売りたすぎて “ぶっ飛んだ” 三浦さん
――店の奥で 3 か月間 “孤高に輝く” ワニ革バッグ(お値段 165 万円)。売場の誰もが「一体いつ、誰が買うのか…」と半ば伝説化していたそのバッグを、とうとう三浦さんが担当することに――。
1.店長の指令と三浦さんの暴走スイッチ
宮本店長
「決算前にどうにかしたいんだよねえ、このクロコ。三浦さん、“笑って売る作戦”やってみる?」
三浦さん(天然)
「はいっ! お客様を笑わせながら “165 万円って意外とお買い得かも?” と思わせればいいんですね! …たぶん!」
杉山さん(情熱)
「“お買い得”のハードル高すぎない!?」
清水さん(冷静)
(在庫表を見つめ)「数字で見ると “万年在庫” だから、どんな手段でも助かるわ…(遠い目)」
2.“ぶっ飛び”プレゼン ①
〜クロコは“開運ペット”だ!〜
店頭で早速デモ開始。三浦さんはバッグにリード(!)を付け、まさかの「お散歩クロコ・ショー」を開演。
「今日から皆さんの人生の相棒! ワニは “勝ち運” の象徴なんです!」通りすがりのお客様 → 目を白黒 → 爆笑はしたものの購入ゼロ。
杉山さん(小声)
「ペット扱いは危険すぎるって!」
清水さん(タブレットを連打)
「SNSでバズりそう、良いのか悪いのか…。」
3.“ぶっ飛び”プレゼン ②
〜165 万円は “365 日換算で4500 円”!〜
翌日。バッグを黒板に貼り付け、チョーク片手に“日割り家計セミナー”を開始。「毎日 4,500 円で高級ホテル並みの自尊心が手に入ります!」
聞いていたOL二人組 → 「ランチ 2 回分… いや無理」 と退散。それでも三浦さんは満面の笑みで「計算は正しいです!」と謎のドヤ顔。
4.“ぶっ飛び”プレゼン ③
〜二段オチ:星座&前世トーク〜
最後に三浦さんが放った必殺フレーズ。「12 星座で “金運最強” の山羊座に特化した波動を感じます! 私たちの前世はきっとこのワニと縁で結ばれているはず!」
さすがに杉山さんが頭を抱え、清水さんは「もはやスピリチュアル通り越して古代文明…」とメモ。
5.事件:三浦さん、まさかの“一目惚れ”
そんな暴走を繰り返すうち、三浦さんは――
「……あれ? 私、この子(バッグ)を見ると本当にワクワクする……サラサラの光沢、しっとり手触り、笑ったお客様の顔……。……これ、私が買えば全部解決なのでは?」
――と、よく分からないロジックで “自腹購入” を決意。
6.店長交渉:社販割引という禁断カード
バックヤードに呼び出された店長&清水さん。
宮本店長
「き…君、本気? これ社販でも 40%OFF が限界だよ? それでも 99 万円!」
三浦さん(満面の笑顔)
「はいっ! “日割りで 2712 円” で夢を買います!」
清水さん(電卓を叩きながら)
「ローン計画も立ててる…! むしろ怖い…!」
7.クライマックス:即日ソールドアウト(自社消化)
レジに並ぶ三浦さんを見て、売場は騒然。杉山さん →「ま、負けた…! 自分が No.1 でも手は出せなかったのに!」清水さん →「在庫がゼロになったから数字は救われたけど、経理が複雑…!」宮本店長 →「まあ “社員買い” も立派な売上だ。ありがとう…!」
領収書:¥990,000(社販 40%OFF)名義:三浦
エピローグ:
三浦さん(バッグを撫でながら)「毎朝 “おはようクロコさん” って言ってます♪ 運気上がりそう~。」
杉山さん「私も次は180 万円のパイソンを狙う…!(燃)」
清水さん「次から “社販前提の在庫” はやめようね(真顔)」
宮本店長「いや~、在庫問題も一件落着。三浦さんが“ぶっ飛んで”くれる限り、うちの店は安泰だね!」
こうして 165 万円のワニ革バッグは、“爆笑&自腹” という誰も予想しなかった形で完売。エレガンスストアの伝説は今日もひとつ更新された――。
(終)
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