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『山崎行政書士事務所のリアル奮闘記(コメディ編)17 ~エンジニアが法人化!? だけど登記は司法書士に!?~』

  • 山崎行政書士事務所
  • 1月20日
  • 読了時間: 7分





プロローグ:フリーランスエンジニア、ついに会社を作る?

 静岡市清水区、草薙の坂の下にある山崎行政書士事務所。 所長の山崎哲央(やまざき・てつお)とスタッフたちは、Azure移行や風俗営業など、多様な案件をこなしてきたが、今度はエンジニアが法人化するという相談が舞い込んだ。 ただし、会社の登記は本来司法書士が行う業務。行政書士としては「定款の草案作成支援」や「許認可関連のアドバイス」、法人化に付随する手続きのサポートがメインになる。 - 斎藤夏海(さいとう・なつみ):「登記自体は司法書士さんですよね。うちはどう関われるのかな…?」- 森下舞(もりした・まい):「法人化の相談って、事業計画や助成金とかもあるかもしれませんね。そこら辺は行政書士もお手伝いできる!」- 丸山修(まるやま・おさむ):「会社設立も書類多そうだけど、登記は直接できないし、うまく司法書士さんと連携しないと…」

 所長・山崎は「そうですね。定款のドラフト行政上の手続きをサポートできますから、エンジニアさんをバッチリ支えましょう」と笑顔。

第一章:依頼者・鳴海エンジニアが抱える悩み

● フリーランスだけど仕事が拡大、法人化したい

 朝一、鳴海拓也(なるみ・たくや)が慌ただしく事務所を訪れる。 「すみません、僕、今フリーのITエンジニアやってるんですが、取引先から“法人じゃないと大きい契約は無理”って言われて…そこで会社を作ろうかなと。 でも、登記だの定款だの…何をどうしたらいいかサッパリで…」 斎藤は「なるほど…。登記自体は司法書士さんにお願いすることになりますが、定款作成のアドバイスや行政関連の手続きは私たちもお手伝いできますよ」と微笑。

● どんな会社形態? 株式会社か合同会社か

 所長・山崎は「まず法人の種類を決めるところですね。株式会社にするか、合同会社にするか…。エンジニアさんだと費用やイメージを考えて悩まれる方が多いです」と calmly。 鳴海は「やっぱり株式会社が信用あるって聞きますけど、設立費用はちょっと高い…。うーん」と唸る。 森下は「株式会社は公証役場で定款認証が必要、合同会社は不要。その分、設立コストが違うんですよね」とフォロー。

第二章:定款のドラフト作成、とりあえず株式会社で?

● 行政書士ならではの支援

 鳴海は「じゃあイメージ的に株式会社にします! お金はちょっと頑張る。定款を作らなきゃなんですよね?」と意気込む。 所長・山崎は「はい、定款の案を作りましょう。設立日はいつにするか、事業目的や会社名、資本金、発起人や役員などを明確にします。 ただ、公証役場での認証が要るし、最終的には司法書士さんに登記をお願いしてくださいね」と calmly説明。

● 事業目的とIT用語

 斎藤が定款ドラフトのひな型を開き、「事業目的の欄に‘情報システム開発・ソフトウェア受託開発・クラウド運用コンサル…’など詳細に書きましょう。でもあんまり広げすぎると読みにくいですし…」とアドバイス。 鳴海は「今後AIやブロックチェーンとかやるかもしれないけど、とりあえず書いておいた方がいいですよね?」と欲張り。 森下は「そうですね、定款変更は費用かかりますから、将来やるかもしれない事業もある程度含めてもいいかも」とにっこり。

第三章:司法書士との連携、印鑑はどうする?

● 行政書士だけでは完結しない

 所長・山崎が、「定款が完成したら、公証役場で認証して、法務局への登記は司法書士さんにお願いしましょう。 私たちは書類の準備や事業内容の整理、行政上の届出(例:税務署や都道府県への設立届など)をサポートできます」と calmly案内。 鳴海は「あ、そうか…やっぱり登記は司法書士なんですね…紹介してもらえます?」と依頼。 斎藤は「もちろん知り合いの司法書士さんいますよ! 任せてください!」と笑顔。

● 法人実印・銀行印・角印

 森下が「会社のハンコ、どうします? 法人実印は登記時に登録が必要ですよ。ネットで作るか、近所のハンコ屋さん?」と確認。 鳴海は「え、そんなに印鑑種類あるんだ…。じゃあ3本セットにするか…何がいいんだ…」と悩む。 丸山は「意外とこのあたりもお金かかるんですよね。ゴム印じゃダメですし…」と苦笑。

第四章:資本金の金額と口座開設、バタバタの流れ

● 資本金いくらに?

 鳴海は「フリーランスからの法人化だし、資本金1円からOKって聞きますけど、やっぱり100万円くらい用意したほうが信用あります?」と尋ねる。 所長・山崎は「はい、取引先から見たときにあまり低いと不安を与えるかも。でも無理はしない範囲で、300万円~500万円くらいが多いですね」と calmly。 斎藤は「いずれ増資できるので、いま手持ちの資金で無理のないラインを決めましょう」と提案。

● 発起人の口座に資金入れる→払込証明

 森下が「払込証明書が必要ですよ。発起人個人口座に資本金分を振り込んで、通帳コピーを司法書士さんに渡す形ですね」と説明。 丸山は「プリンターとの戦いは少なそうだけど…通帳のコピーに残高が映ってないとダメだよ」と強調。 鳴海は「なるほど…口座開設して資金入れて、通帳コピーを…ああ面倒!」と嘆く。

第五章:公証役場での定款認証、シーンはコミカルに

● 定款認証当日、やっぱりドタバタ

 定款が完成し、鳴海と斎藤が公証役場へ行く。 公証人は書面をチェックしながら「会社名はエンジニアリング・スカイですね? 事業目的はAI開発やクラウド運用…」と確認。 斎藤は「はい、法務局登記用に判子もできてます」と胸を張る。 ところが鳴海が実印を忘れるというお約束アクシデント。「うわ、やばい!」と大慌て。 斎藤は「やっぱり… 残念ながら後日になりますね…?」と落胆。公証人は苦笑しつつ「もう一度来てくださいね」と優しく対応。

● 再度チャレンジでOK

 数日後、印鑑を忘れずに定款認証を完了。「公証役場の定款認証手数料約5万円+印紙代4万円(電子定款なら印紙代0円もあり)」に加え、色々と出費がかさむ。 鳴海は「想定外の出費多いな…でも会社設立の洗礼か…」と苦笑。

第六章:司法書士が登場、登記完了まで

● 登記手続きは司法書士へ

 斎藤が馴染みの司法書士・井戸田を紹介し、鳴海は改めて手続きを依頼。 - 法務局への会社設立登記申請- 資本金の払込証明書提出- 発起人&役員就任承諾書 など 丸山は「書類多いですよね…。でも僕らがやるわけにはいかないし…」と笑う。 所長・山崎は「そうそう、行政書士にはできない部分なので、しっかり司法書士さんに任せてくださいね」と calmly。

● 登記完了の連絡

 数週間後、「登記完了しました!」と司法書士から連絡。株式会社エンジニアリング・スカイが正式に誕生。 鳴海は大喜び。「やったあ…! これで法人名義で契約できるし、頑張って事業拡大するぞ!」

第七章:税務署や都道府県等への届出、最後の仕上げ

● 行政書士ができるサポート

 所長・山崎は「法人設立後は、税務署に法人設立届出書、都道府県や市区町村にも事業開始届など、いくつか行政上の届出を出します。そこは私たちがお手伝いできますよ」と案内。 斎藤が税務署向けの届出書テンプレを取り出し、「提出期限に注意してくださいね。だいたい設立から2か月以内とかです」と念押し。

● 社会保険の手続きは社労士に?

 森下が「社員を雇うなら社会保険(健康保険・厚生年金)の加入も必要です。そこは社会保険労務士の範囲なので、連携しますか?」と提案。 鳴海は「いきなり従業員雇うか分からないけど…そのうち増やしたいし、頼みます!」と笑顔。

第八章:晴れて法人社長、でも運用がこれから

● ついに会社名で口座開設

 鳴海は銀行で法人名義口座を作り、印鑑を登録。 - 法人口座が使えるようになり、請求書も会社名で発行可能 - クレジットカードを法人名義で申し込むなど興奮気味 斎藤は「嬉しそうですね、社長! でも経理処理や会計ソフト導入も忘れずに…」と苦笑。 鳴海は「そうなんだよ…また勉強しないと…」と溜息まじりに笑う。

● エンディング:今後の挑戦

 所長・山崎は「夢が広がりますね。法人化で信用度が増すし、取引先も増えるでしょう。頑張ってください!」と calmly激励。 鳴海は「みなさん本当にありがとうございました。これからAWSやAzure案件もガンガン取っていきたいし、今後ともよろしくお願いします!」と目を輝かせる。 丸山は「おお、またクラウドネタですか…俺たちも書類に追われそう…」と苦笑いするが、スタッフたちは揃って拍手で応援。

エピローグ:法人化コメディ、やはり書類まみれ

 こうして山崎行政書士事務所は、エンジニアの法人化をサポートするコメディを見事に成功させた。 - 定款作成のアドバイス(最終登記は司法書士へ)- 事業目的や資本金の決定- 税務署等への設立届出 法人実印や印鑑忘れのトラブル、お約束のプリンター紙詰まり事件も交えつつ、最終的に**「株式会社エンジニアリング・スカイ」**が誕生。 でも、法人化はスタートライン。ここからが本当の勝負だ。 (エンジニア法人化コメディ、ここに完。山崎事務所の奮闘はまだまだ続く…)

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