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『山崎行政書士事務所のリアル奮闘記(コメディ編)22 ~内容証明で“ウエディングケーキ代”回収作戦!?~』

  • 山崎行政書士事務所
  • 1月20日
  • 読了時間: 6分

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プロローグ:また「内容証明」が登場…今度はウエディングケーキの代金?

 静岡市清水区、草薙の坂の下にある山崎行政書士事務所。 ここではセクハラやカスハラなど、人間関係のトラブルを多く扱ってきたが、今回の依頼は**「結婚式のウエディングケーキ」**にまつわる支払いトラブル。 まさかケーキ代をめぐって「内容証明」が必要になるなんて、誰も想像していなかった――。

 - 斎藤夏海(さいとう・なつみ):「ウエディングケーキ? なんで内容証明…?」- 森下舞(もりした・まい):「たぶんお客さんが支払いを拒否してるとか…? ちょっとコメディの香りがしますね。」- 丸山修(まるやま・おさむ):「また紙とプリンターが火を噴く予感…でも内容証明は細かいルール多いんだよな…」

 所長・**山崎哲央(やまざき・てつお)**はcalmly「内容証明は“トラブル解決の一手段”ですからね。どんな場面でも意外と役立ちますよ」と笑顔で応じる。

第一章:パティシエが泣きながら来所

● 「結婚式が中止でケーキ代が踏み倒されそう…助けて!」

 朝早く、パティシエの**北條マユ(ほうじょう・まゆ)**が事務所を訪れる。目に涙を浮かべている。 「わたし、小さなケーキ専門店をやってるんですが、ウエディングケーキを特別オーダーで作ったのに、新郎新婦が“式が中止になったから払わない”って言い出して…総額10万円分の材料費と手間が…。どうすれば…」 斎藤は「ええっ? もう作っちゃったんですか?」 北條は「はい…前日キャンセルで…。このままじゃ私、赤字で…」と嘆く。

● 所長の最初の確認

 所長・山崎はcalmly「オーダーメイドの契約なら、キャンセル料違約金をどう決めてたかがカギになります。口頭だけじゃなく、契約書面ありました?」 北條は「実は…口頭でOKもらって、LINEでやり取りしてただけで…ちゃんとした書面はないんです…」と申し訳なさそう。 森下は「うーん、それでも口頭契約は契約ですけど、証拠が弱いと争いになりやすいですね…。LINEのメッセージが証拠になるかも」とフォロー。

第二章:LINEのやり取りを確認、契約成立の形跡はある?

● スタンプまみれの会話ログ

 斎藤が北條のスマホを見て「“式は○月×日で、こんなデザインお願いね~”ってメッセージがあって、パティシエさんが‘了解です! 材料費込みで10万円ですね’とか返信してる。 お客さんも“OK~楽しみ~”ってスタンプ送ってる…まあこれで合意と認められそうですね」と笑う。 北條は「でもキャンセル時の違約金とか書いてなくて…。どうすれば…?」 所長・山崎は「まあ、法的には損害賠償を請求できる可能性あります。材料費や人件費など実損が出てますし。 まずは内容証明で“支払ってほしい”と通知する手がありますよ」と calmly提案。

● 丸山と森下が目を丸く

 丸山「LINEスタンプで‘OK~’って…ゆるいなぁ。でも契約は契約か…」と苦笑。 森下「もし相手が支払い拒否するなら、簡易裁判とかも…。大変そうですね」と心配。

第三章:内容証明を作ろう! でも書き方が大変

● 行数・文字数などルールに困惑

 内容証明の特有ルールに北條が頭を抱える。「1行○字、1ページ○行までとか…すごく面倒なんですね…」 斎藤は「私たちに任せてください! 行数や誤字の訂正印も含め、ちゃんと仕上げますよ」と笑顔。 丸山は「プリンターがまた紙詰まりしないといいが…」とぼやく。

● 文面のポイント

 所長・山崎は calmly「内容証明には契約が成立した経緯支払金額支払期限などを明確に書き、 ‘支払いに応じないなら法的手段も検討する’と記載するのが一般的です。 ただ、あまり感情的な言葉は避け、冷静に事実を列挙しましょう」とアドバイス。 森下は「ケーキの材料費と労力を数字で示すと説得力が増しますね」と付け加える。

第四章:書面で揉めて、逆ギレ新郎新婦か?

● 発送直前、相手が電話でゴネる

 内容証明の文案が完成し、北條が郵便局へ行こうとした矢先、新郎から電話。「そっちだって勝手に作ったんだろ! 俺たちは式中止って言ったじゃん!」とキレ気味。 北條は困惑し、「でも前日キャンセルって言われても…。材料だって仕入れてるんですよ!」と反論。 斎藤が耳打ち「感情的にならずに“内容証明を送りますので、書面でやりとりしましょう”と伝えて…」と促す。 北條はその通り落ち着いて対処し、新郎は「ふん…勝手にしろ!」とガチャ切り。

● コメディ要素:不在票の行方

 内容証明郵便を送ったら、新郎新婦が受け取り拒否するかも…という話が出る。 森下は「受取拒否されても内容証明の効果は一定あります。相手が受け取らなくても送達事実は残りますから…」と苦笑。 所長・山崎は calmly「そうですね。むしろ拒否されるほど相手は弱気かもしれませんね…」とコメント。

第五章:内容証明に動じた相手が連絡、和解交渉へ?

● 後日、新郎が連絡「話し合おう…」

 数日後、北條のもとに新郎から電話。「あの…やっぱりちゃんと話したい。父親に相談したら、‘払わないと裁判になるぞ’って怒られて…」とトーンダウン。 斎藤は「お、効果あったみたいですね。内容証明で真剣さが伝わったんでしょう」とニヤリ。 北條は「よかった…全額でなくても多少は払ってもらえれば損失減る…」と胸を撫で下ろす。

● オタク交渉? いえいえ冷静に

 新郎新婦は「結婚式をキャンセルせざるを得なくなって資金繰りが苦しい。でも半額くらいは払う」と提案。 所長・山崎は calmly「実費+手間賃を考えるとどの程度か、交渉して妥協点を探しましょう。**書面(合意書)**でまとめると後々トラブル防止になります」と助言。 北條は「そうですね…私も全額とは言わないから、材料費分くらい払ってくれたら…」とソフトに対応。

第六章:最終的に和解、合意書を作成

● 行政書士が作る合意書

 丸山がエクセルで合意書のひな型を用意。 - 双方の当事者名- 支払額・支払期日- 今後一切のクレームを互いにしない旨 斎藤がポイントを確認しながら読み合わせ。「違反時のペナルティも書いておくと安心です」 北條は「こんなにちゃんと書くんですね…助かります」と感謝。

● 調停のような雰囲気?

 新郎新婦と北條が事務所で面談し、支払額6万円(材料費+少しの手数料)で合意。 新郎は「すみませんでした…」と謝罪し、北條も「仕方ないですね…お幸せに…」と微妙な雰囲気。 森下は「まぁ、一応解決ですね。ケーキは余っちゃいましたが…」と苦笑。

第七章:エンディング、内容証明の威力を感じる

● 安堵の北條パティシエ

 後日、北條が「お金が振り込まれました! 本当にありがとうございました。最悪裁判にならず済んで助かりました…」と報告。 斎藤は「よかったです。次は事前に契約書キャンセルポリシーを明記しておいた方が楽ですよ」と助言。 北條は「そうします! もう口頭でやりとりするのは懲り懲り…」と笑う。

● 内容証明の教訓

 所長・山崎は calmly「内容証明は送達事実が証明され、相手に強いメッセージを伝える効果があります。今回のようなケースで円満(?)和解できて何よりです」とまとめる。 丸山は「またプリンターの行数ルールで苦労しましたけどね…。まぁコメディ要素としては面白いですが…」と肩をすくめる。

エピローグ:甘いケーキに苦い思い、でも新たな学び

 こうして山崎行政書士事務所は“ウエディングケーキ代未払い”を巡る内容証明コメディを完遂した。 - オーダーメイド品の口頭契約、LINEスタンプでの合意- 土壇場キャンセルで泣くパティシエ- 内容証明を出すことで相手が折れ、和解合意書を締結

 結果的に北條パティシエは一部損失を最小限に抑えられ、今後は契約書キャンセル規定をしっかり設ける決意を固める。 (内容証明コメディ再びここに完。山崎事務所の奮闘はまだまだ続く…)

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