「サウナで締め切り!?
- 山崎行政書士事務所
- 2025年2月18日
- 読了時間: 3分

【登場人物】
作(男・40代・静岡弁):締め切りを目前にしてもマイペースな、おじさん作家
編(女・20代):若い女性編集者。毎度、作家の奇行に振り回される
1. サウナ入口にて
編:「先生! こんなところで何してるんですか!? 今日、締め切りですよね!」
作(静岡弁):「んだよね、ここら辺で一発汗かけば脳ミソもスッキリして原稿進むかな~と思ってさ。“サウナトランス”って流行っとるら?」
編:「流行ってるか知りませんけど、タイミングが最悪です! 原稿はどこまで進んでるんですか?」
作:「そりゃあれだら? まだ序章だけしか書けとらん。でも、ここでガッと汗かいて“整い”状態になれば一気にいけるら?」
編:「整ってないのは先生の進捗ですよ! もう早く帰ってPCに向かってくださいよ~!」
2. サウナ室の中
(サウナ室に入り込む2人。激アツの空気が流れ込む)
編:「うわっ……! めちゃめちゃ暑いじゃないですか。こんなとこで執筆できるんですか?」
作:「これが意外とイケるら? 紙とペンは汗でベタベタになっちゃうんで、スマホで書こうと思っただけんね。」
編:「スマホ、大丈夫です? 湯気で壊れたりしませんか?」
作:「いや~、わしのスマホ、防水ケース入れとるもんで大丈夫だら。でもタッチしても反応がイマイチ……」
編:「そんなハイテクなんだかアナログなんだかよくわからない状況で、本当に書けるんですかね?」
作:「大丈夫大丈夫! こうして……(フリック) あれ、指が滑って変な文字ばっか……」
編:「ほらぁ、絶対うまくいかないですよ!(汗だく) もう出ましょうよ! のぼせちゃいますよ!」
3. 水風呂にて
(サウナを出て、作家が水風呂にダイビング)
編:「先生! スマホを防水ケースに入れてるって言っても、水風呂に突っ込んだら……!」
作:「(ザバァッ) ふぅ~~、気持ちいいだに……。頭ん中スッキリ! ほら、アイデアが湧いてきたじゃんね!」
編:「そんなサッパリした顔して、原稿の字数はまだ全然じゃないですか!」
作:「そうかもしれんけど、今『サウナに狂わされる恋』ってタイトルがパッと浮かんだら。どうだら?」
編:「いきなり作品のテーマ変えてどうするんですか! 今回は“SNS世代の恋愛”の原稿ですよね!?」
作:「そこをサウナ要素とミックスすりゃ、新しいジャンルが出来るら!? “SNSサウナラブ”ってどうよ?」
編:「どうよ、じゃないです! 読者が困惑しますよ!」
4. 外気浴スペースにて
(サウナ→水風呂→外気浴のルーティンで“整う”作家。編集者は不安そう)
編:「先生が整ってる間に、締め切り時間がそろそろ来ますよ……。 あと何時間あると思ってるんですか?」
作:「う~ん、何時だったけ? あっ、やべえ! あと1時間とかじゃんね!?これはもうアレだに、スマホで音声入力するしかないら?」
編:「サウナの外気浴スペースで音声入力って……周りの人にも迷惑じゃないですか!」
作:「大丈夫。小声でやるで? 『主人公は~~サウナで~~恋に落ちる~~……(ボソボソ)』……あ、間違えた! ‘SNS’にしなきゃだったら!」
編:「だから、サウナじゃないんですってば!!(泣)」
【オチ】現実に戻る時間
(スマホを見つめていた作家が突然悲鳴を上げる)
作:「ぎゃああああ! バッテリーが切れるら~!!」
編:「えぇっ、充電は!? モバイルバッテリーは!? なにか手段は!?」
作:「サウナで温まりすぎたせいか、バッテリーが異常消費しとるがし……。もう……終わった……」
編:「先生の原稿も終わっちゃったぁぁぁ!(絶叫)」
(バタン!)
以上、サウナで“整ってる場合じゃない”おじさん作家と気苦労が耐えない若手編集者のショートコントでした。はたして原稿は無事に提出されるのか――!?





コメント