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タイムスリップ夫の逆襲!?〜坂口あやめの悲喜こもごも22:未来チョコでバレンタイン大騒動!?〜




1.年明けほやほや、次のイベントはバレンタイン!?

 老舗出版社「米星社」の文芸編集者・坂口あやめ。 未来から何度も押しかけてくるトレンチコート姿の夫(未来Ver.)やスパンコールコート姑、筋肉配達員兼・時空警察のカリブなど、“恒例行事”のようにドタバタを経験してきたが、ついに年が明けて節分も終わった。 「今度こそ平穏なお正月〜冬シーズン…って、ああ、もう次はバレンタインが迫ってるんだっけ…」 あやめはカレンダーを見ながらため息交じりに思う。幼稚園では子どもたちが「チョコレート作るの?」なんてソワソワ。世間でも街にハートのデコレーションがあふれてきた。

 そして例によってあやめは、内心(バレンタインなんて普通にチョコを作って楽しむだけでいいじゃない…変な未来チョコ騒動とか起きませんように…)と祈るのだが—— 起きるんですよね、これがまた…

2.カリブからの連絡「未来チョコ革命団? 何だそれ」

 節分が終わった翌週、筋肉警察・カリブがまたもや深刻そうな声で電話してきた。 「どーも、あやめさん。早速ですけど、また怪しい動きがあるみたいっす。聞いたことあります? “未来チョコ革命団”とかいう謎の団体が過去へ潜入してるらしいんすよ。 どうやら『過去のカカオ生産を調査し、未来チョコを広めたい』と主張してるみたいで……正直また嫌な匂いしかしないっすね」

 あやめは頭痛が倍増。「カカオ生産…? まさか私たちの町にまでやってくるのかな…」 カリブは苦笑し、「うーん、俺の勘だとそっち行く確率大ですね。なにしろ毎回“坂口あやめ家”とその周辺が時空で話題らしく…。とにかく警戒しててくださいね」

3.幼稚園で「友チョコ作り体験」企画が決定、子どもたち大喜び

 一方、あやめの娘が通う幼稚園では、**「友チョコ作り体験」**が年長クラス主体で行われることになった。年少のあやめの娘も一部参加予定で、子どもたちが小さなエプロンを着て簡単なチョコ菓子を作ろう、という可愛らしい行事。 娘は「わたし、ハート型に飾りつけしたい!」と目を輝かせ、先生も「子ども同士でチョコを交換したりして楽しみましょう〜」とほっこりムード。 あやめは「微笑ましいなぁ…子どもってバレンタイン=友チョコだもんね」と胸を温かくしつつも、(頼むから未来勢は来ないで…)と切実に願う。

4.まさかの登場:未来チョコ革命団が「カカオ再生」を名目に潜入

 そして案の定、イベント当日。子どもたちが園の調理室でチョコを湯せんしながらワイワイやっていると、白衣姿の男女が園門の前に現れた。 “Future Chocolate Revolution”と書かれたロゴ入りジャンパーを着ていて、カートに大量の銀色パッケージを積んでいる。 「これが“未来チョコ革命団”ね…!」とあやめは一目で確信。先生たちが「どちらさま? 何かご用件でも?」と尋ねると、彼らは勢いよくアピールを始める。 「私たちは**『未来カカオを過去で広めて、チョコ文化を救おう』**という崇高な目的を持っています! ご覧ください、この‘超ビターなのに甘い不思議チョコ’を皆さんに体験してほしくて…」 「超ビターなのに甘い…?」と先生含め、周囲が首をかしげる。

5.謎の「ゼロカロリーチョコ」押し売り、子どもたちは怪訝そう

 さらに彼らは「これは最高に画期的なんです! カロリーゼロ、でも甘くて濃厚。遺伝子組み換えカカオをさらに改良して、未来で人気No.1ですよ!」とゴリ押し。 ママ友や先生たちは「でも、ゼロカロリーで甘いなんて…本当に安全なんですか?」と不安げ。子どもたちも「なんか変〜」「普通のチョコでいいよ〜」と微妙な反応。 革命団のリーダー女性はムッとし、「過去の人は分かってませんね。地球温暖化でカカオが絶滅寸前の未来では、こういう人工チョコが主流なんですよ。だからこそ、あなたたちも早く慣れてください!」と偉そうに言い始める。 あやめは(またこれか…)と呆れ、「子どもたちは普通に手作りチョコを作りたいだけです。余計なものはいりません!」と断る。

6.「せっかくだから試食を…」 子どもが一口食べたら異変が!

 しかし革命団は引き下がらず、「そっちの子どもたちにも食べてほしい! 絶対おいしいから!」と勝手にサンプルを配り始める。 1人の子が「あ、じゃあ僕ちょっと食べてみる!」と興味本位で口に運んだ瞬間、「うまっ!…ん? …ううっ!?」 最初は「すごい美味しい!」と目を輝かせたが、すぐに表情が変わり、「なんか喉がヒリヒリする…」と痛がり始める。見ると、子どもの唇がうっすら青く? 顔色が変わり出す。 「きゃああ、大丈夫!?」と先生が慌てて水を飲ませると、その子はしばらくして落ち着いたが、「なんか変な感じした…」と涙目。

 あやめは激怒。「だから勝手に子どもに食べさせないでって! どういう素材なの?」 革命団は「安全なはず…未来基準を満たしてるんですよ!」としどろもどろ。しかし先生やママ友は一斉に「怪しすぎる! 帰って!」と糾弾。

7.苦し紛れの革命団「チョコは悪くない! 過去人がおかしい!」

 追い出されかけた革命団メンバーは逆ギレ。「僕らのチョコに罪はありません! その子どもが体質的に合わなかっただけかも。むしろ過去の人が遅れてる!」 あやめの娘も恐る恐る「私たち、ふつうのカカオチョコでいいんだもん…」と訴える。 革命団リーダー女性は動揺しつつも、「…もう仕方ない、“メルトアップ作戦”を実行するか!」とつぶやき、仲間がゴソゴソ装置を取り出す。 「作戦? 何それ?」とあやめが訝しがる間もなく、装置からブーンというモーター音が響き始め、室温が急上昇。「わあっ! 暑い!」と周囲が悲鳴を上げる。

 リーダーいわく「これで周囲温度を上げれば、あなたたちが持ってる昔のチョコは全部溶ける。そうすればうちの未来チョコしか残らないわ!」とニヤリ。 「うわ、最低…!」 あやめと先生が口をそろえて叫ぶ。

8.チョコがどんどん溶ける…子どもたちの作品も台無し

 子どもたちが園の調理室で作りかけだった小さなチョコが、みるみるうちにドロドロ溶け始める。「ぎゃああ、せっかく作ったのに溶けちゃうよ!」「やだ〜!」と子どもたちが泣き出す。 あやめは激怒。「なんてことするの!? 子どもたちが頑張って作ってるのを…!」 革命団リーダーは「でも未来にはカカオがないんだから仕方ない! あなたたち過去の人がいつまでも天然カカオチョコを楽しんでるのは不公平!」などと支離滅裂な理屈で正当化。

 「バカ言わないで! だからって子どものチョコを溶かすなんて!」 あやめが声を荒らげたそのとき、筋肉警察カリブがヒーローのように再登場。「わーっ! 何か暑いっすね…って、また未来人が暴走してるんすか!?」

9.カリブの突進! しかし装置の温度はさらに上昇

 カリブはパッと装置を奪おうとするが、革命団メンバーも抵抗。「触るんじゃない!」と押し返し、装置が床に転がる。画面には**「危険温度:45℃ → 50℃…」**と表示されており、温度がどんどん上がっている。 子どもたちは「暑いよ〜無理〜!」と汗だくでぐったり。チョコだけでなく、別の食品も溶け始め、なんか床がベタベタな大変な事態に。 あやめは娘をクーラーのある別室に逃し、カリブと一緒に再度装置を止めようとする。「やめて! これ以上温度上げたら危ないって!」 革命団は「いいんだ…これで過去のチョコは全滅…!」と口走るが、仲間の1人は「リーダー、さすがにやりすぎだろ…安全面が…」と戸惑い。

10.娘の一念「チョコに罪はない!」がマシンを止める?

 まさにもうダメか…と思ったその瞬間、あやめの娘がまた小さな声でこうつぶやく。「チョコは…みんなで食べるとうれしいんだよ。未来でも、ここでも、チョコに罪はない…」 床に落ちてる溶けたチョコを眺めながら、目に涙を浮かべている娘。「せっかくお友だちと作ったのに…溶けちゃったよ…」

 その言葉を聞いて、革命団メンバーの一人(若い男性)がハッとしたように涙ぐむ。「…そうだよな、チョコって本来、人を幸せにするはず…俺たち、何やってんだ…」 そして装置のスイッチに手を伸ばし、ピタリと緊急停止ボタンを押す。「もうやめよう、リーダー!」 装置から**「SHUTDOWN…」**の音が響き、急上昇していた温度が急速に下がり始める。リーダー女性は「あ…」とショックを受けつつも、みんなの冷たい視線を受けて観念。「…ごめんなさい…やりすぎました…」と謝罪の言葉をこぼした。

エピローグ:バレンタインは“普通のチョコ”が最高

 こうして「未来チョコ革命団」の暴走は止まり、装置を回収して撤収することに。子どもたちの作ったチョコは大半が溶けてしまったが、先生たちの機転で追加材料を用意し、「今からまた作り直そうね!」と明るく声をかける。 子どもたちは涙を拭きながら「うん、また作りたい!」と元気を取り戻し、あやめもほっと一安心。「また苦労が増えるけど…子どもたちが前を向いてくれるならそれでいいわね…」と心の中で呟く。 カリブは苦笑しながら「いや〜、チョコ事件もなかなか大変っすね…。次はひな祭りとか、その辺でまた何か起きそうで怖いんですけど…」 あやめは娘を抱きしめ、「もう何が来ても、みんなで乗り越えましょう!」と笑顔を返す。

 こうして、バレンタイン直前の**“未来チョコ大騒動”**は終わりを告げた。 やっぱり市販のチョコや手作りチョコで十分幸せ——未来技術なんかなくても、子どもが笑ってくれるならそれが最高のバレンタイン。 そんな結論を胸に、あやめたちは再び日常へと戻っていくのだった。

(了)

 
 
 

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