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第1話:「草薙神社の不思議なタイムカプセル」




〔プロローグ:古い箱の発見〕

ある日、小学4年生のまるみは、自宅の倉庫をおばあちゃんの手伝いで片付けしていた。そこで見つけたのは、ほこりまみれの小さな木箱。まるみが「これなあに?」と尋ねると、おばあちゃんは目を細めながら語り始める。

おばあちゃん「ああ、それは昔ね、草薙神社にタイムカプセルを埋めようとして作った箱なんだよ。でも、いつのまにか忘れちゃってねぇ。ははは…」

まるみはその言葉にビビッと反応。

まるみ「タイムカプセル!? どうして忘れたの? 何入れようとしてたの? え、じゃあまだ埋まってないの?」

興味津々のまるみは、すぐに「今からでも埋めようよ!」と大盛り上がりする。おばあちゃんは笑いながら「そこまで言うなら、ちょっと手伝っておくれ」と、まるみに箱の中身を見せ始めた。

〔1. 草薙神社で宝探し?〕

翌日(よくじつ)、まるみは友達のかずきあやねたちと一緒に、草薙神社にやってきた。おばあちゃんの話では「境内(けいだい)のどこかに埋めようとしていた」らしいが、具体的な場所は忘れてしまったという。子どもたちは「よーし、宝探しだ!」とノリノリ。

ちょうどそこへ宮司(ぐうじ)さんが通りがかり、子どもたちの話を聞いて目を輝(かがや)かせる。

宮司さん「ほうほう、タイムカプセルとな? それは面白い! ならば大々的に“宝探しゲーム”にしよう! 境内にヒントを作って……」

普段は落ち着いた雰囲気の宮司さんだが、こういう企画となると三谷幸喜的にテンションが上がり、周囲を混乱(こんらん)させがち。子どもたちは「おぉ、楽しそう!」と盛り上がるが、案の定(あんのじょう)いろいろ計画が雑(ざつ)になっていく予感(よかん)がする。

〔2. 商店街のおばちゃん連合、空回(からまわ)りの予感〕

さらに、商店街のおばちゃん連合が「なになに? 面白いことするなら、私たちも手伝うわよ!」としゃしゃり出(で)てくる。

おばちゃんA「じゃあ屋台(やたい)出してさ、タイムカプセルメニューでも作っちゃう? 昔ながらのおせんべいとかどう?」おばちゃんB「お客さんたくさん呼び込(こ)めば神社も喜ぶでしょ!」

しかし、何かと仕切(しき)りたがるこの連合(れんごう)の動きが、いつも空回(からまわ)りと混乱の原因に……。宮司さんも「そ、それはありがたいけど…大丈夫かな」と苦笑(くしょう)。まるみたちはワクワク半分、不安半分。

〔3. 木の根元が有力? まるみのおばあちゃんの記憶(きおく)〕

しばらくして、まるみは「そういえば、おばあちゃんが“神社の裏に大きな木があって、その根元(ねもと)に埋めるって話をしてた”って言ってたよ!」と思い出す。子どもたちと宮司さんは「よし、そこを重点的(じゅうてんてき)に探そう!」と裏手のほうへ。ところが、その木は今では大きく成長(せいちょう)し、根も太(ふと)く張(は)っていて、穴(あな)などとても掘(ほ)れそうにない。

〔4. 探索中に出てきたのは古いオモチャの剣と手紙〕

必死(ひっし)に根元周辺(ねもとしゅうへん)を探すが、どうにもタイムカプセルの痕跡(こんせき)は見当たらない。まるみたちは「ほんとにココなの?」と落(お)胆(たん)しかけたそのとき、ふと土(つち)のあたりから**“オモチャの剣”**が出てきた。見た目はかなり古ぼけ、プラスチック(ぷらすちっく)が黄(き)ばんでいる。さらに、小さな手紙(てがみ)らしき紙も見つかる。子どもたちは「やった! 何これすごい!」と大喜(おおよろこ)びで封(ふう)を開(あ)ける。そこに書かれていたのは稚拙(ちせつ)な字(じ)で、

手紙の文「大きくなっても、友だちとわらって過ごせますように」

たぶん誰かが昔(むかし)書いた願(ねが)いごと。その純粋(じゅんすい)なメッセージに子どもたちも「これってなんかいい話じゃん…」とほっこり。宮司さんも「おお…なんだか胸が熱(あつ)くなってきたよ」と涙目(なみだめ)になっている。

〔5. 結局(けっきょく)、カプセルは埋(う)められていなかった!?〕

一方、結局タイムカプセル本体は見つからないまま。どうやらおばあちゃんたちが「作るだけ作って埋めようと思ったけど、場所が見つからず結局あきらめた」らしい。

まるみ「え〜〜、じゃあ結局埋めてなかったのか……残念(ざんねん)!」おばちゃん連合や宮司さんも「ま、まぁ新しいものが掘(ほ)り出(だ)せたからいいじゃない」とフォローするが、まるみは少しガッカリしながらも、「でも、この手紙みつかって良(よ)かったね」と笑(わら)う。

〔6. またみんなで新しく埋(う)めよう!〕

夕方になり、おばあちゃんが神社にやって来て、まるみの見つけたオモチャの剣と手紙を見て「懐(なつ)かしいねえ」と微笑(ほほえ)む。子どもの頃(ころ)に近所の友達が一緒(いっしょ)に“秘密(ひみつ)の剣”ごっこをして遊(あそ)んだのを思い出すらしい。宮司さんは気を利(き)かせて、みんなに提案(ていあん)する。

宮司さん「今回見つからなかったけど、逆(ぎゃく)にチャンスですよ! 新しく正式(せいしき)なタイムカプセルを埋(う)めましょう。その中にこの手紙を一緒に入れたら、素敵(すてき)じゃないですか?」まるみは「いいね、それ!」と目を輝(かがや)かせ、商店街のおばちゃん連合も「屋台(やたい)だって出して祭りにしちゃおうよ!」と大盛り上(もりあ)がり。少し騒(さわ)がしいが、楽しそうな雰囲気(ふんいき)が境内(けいだい)に満(み)ちていく。

〔エピローグ:ほのぼの締(し)め、まるみの一言(ひとこと)〕

そして最後(さいご)はみんなで写真を撮り、「この写真もカプセルに入れよう!」とアイデアが飛(と)び交(か)う。宮司さんは「これからは神社の行事(ぎょうじ)として毎年みんなが加われる宝探しを続(つづ)けたいなぁ」と意欲(いよく)を語(かた)り、誰もが笑顔(えがお)で「あはは、いいんじゃない?」と賛成(さんせい)。帰り道、まるみはおばあちゃんと手を繋(つな)ぎ、夕焼(ゆうや)けに染(そ)まる鳥居(とりい)を見上(みあ)げてつぶやく。

まるみ「結局、昔(むかし)のタイムカプセルはなかったけど、代(か)わりに面白いもの見つけたし、みんなで新しいのを作るほうがワクワクするかもね!」おばあちゃんも「そうだねぇ。思い出は作るもの。きっと楽しい未来が待(ま)ってるよ」とにっこり。こうして**「草薙神社の不思議なタイムカプセル」**は、ちょっぴりの発見(はっけん)と、これから作る思い出(おもいで)への期待(きたい)が入り交じ(まじ)る、ほのぼのとした雰囲気(ふんいき)のまま幕(まく)を閉(と)じるのであった。

 
 
 

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