「静岡駅前・エレガンスストア物語：店内イベント番外編」――高級デパートらしからぬ（!?）突飛なイベントが開催されることになったエレガンスストア。商品のPRを兼ねた「店内カラオケ大会」が巻き起こす、まさかの笑いと涙のストーリーとは――！

第一幕：突如決定！ カラオケ大会開催？

シーン：朝のミーティング

いつものように店内で朝礼が行われている。宮本店長がニコニコしながらスタッフに向けて話し始める。

宮本店長「みんな、驚かないで聞いてほしい。実は本社の『接客＋エンタメ』企画として、店内でカラオケ大会をやることになったんだ！」

スタッフ一同：「えええー！！？」

三浦さん（おっとり）「か、カラオケって…高級デパートでやっちゃうんですか…？」

杉山さん（積極的）「え、面白そう！ でもお客様に歌ってもらうんですか？」

清水さん（リアリスト）「売上にはどう繋がるのか、正直謎だけど……大丈夫なのかしら？」

宮本店長：「新しいファンを獲得して店舗の魅力をPRするのが狙いなんだ。ついでにスタッフがお手本として歌って盛り上げてくれれば、思い出に残るイベントになるかも。数字よりも“楽しさ”優先で行こう！」

清水さん：「店長が数字より楽しさ優先なんて…珍しいですね…（苦笑）。」

第二幕：店内イベントスタート！ カラオケ機材が到着

シーン：エレガンスストア フロア中央

カラオケ機材がドーンと設置され、イベントスペースにはミラーボールまでセット完了。優雅なBGMが流れる高級デパートには不釣り合いな、妙にポップな空間が生まれてしまう。

三浦さん「うわぁ、ほんとにやるんですね～。私、カラオケ下手なんですけど、大丈夫かな…？」

杉山さん「私は一時期バンドしてたからイケるかも！ よし、パワフルに盛り上げちゃうぞー！」

清水さん「私は……まあ、無難に参加する程度でいいですかね（苦笑）。」

宮本店長：「さあ、じゃあ誰から歌うか……」

第三幕：三浦さんの歌声に杉山さんが涙！？

シーン：イベントステージ

一番手に指名されたのは、なんと三浦さん！ 周囲が「大丈夫？」と心配する中、彼女は恐る恐るマイクを持つ。

三浦さん「そ、そっと聴いてくださいね……。 えっと、この曲は……（音楽スタート）」

流れ始めたバラード。三浦さんはおっとりした声で、優しく歌い始める。ところが――その歌声が意外にも透き通っていて、ふわっと心に染みるのだ。

客席やスタッフが「おお……」と聞き入っていると、何故か杉山さんが号泣している。

杉山さん「な、なんか…三浦さんの声が優しすぎて……涙が止まらない……！」

清水さん（目を丸くしながら小声）「杉山さん、泣きすぎでしょ。どんだけ感受性豊かなんだ…？」

三浦さん「え、ええっ！？ 泣かせちゃったんですか？ ごめんなさ～い……？」

杉山さん：「ごめん、すごく感動しちゃって……何でか分かんないけど泣けるんだよぉ……！」

お客様も「いい声ねぇ」とほっこりした空気に包まれ、三浦さんの思いがけない歌唱力が店内を癒やす。

第四幕：清水さんがまさかのソロパフォーマンス！？

シーン：続くステージ

大盛り上がりの三浦さんの後、次は杉山さんがノリノリのロックナンバーを熱唱。ハツラツとしたステージングに拍手喝采となる。そしてその後――

宮本店長：「じゃあ清水さん、次は頼むよ！」

清水さん：「へっ？ 私、全然準備してないですけど……。まあ…仕方ないか。」

そう言いながら、清水さんはクールな表情でステージに上がる。音楽が流れ始めると、彼女は意外としっとりしたラブソングを選曲。淡々と歌うかと思いきや――

清水さん「♪～～～… ふっ……」

なんと、途中から少しずつノリノリになってきて、軽くリズムを取り始める。スタッフもお客様も「え、清水さんがこんなに乗っちゃうの？」と驚き。

そして曲のサビでは思い切り声を張り上げ、

清水さん「――♪私の～気持ちは～在庫を超えて～（？）」

なぜか思わず在庫のことを口走ってしまうアドリブ歌詞が飛び出し、観客席からは爆笑が！まさかの“在庫ソング”に、店長も大笑い。

宮本店長：「清水さんが感情を込めて歌ってるなんて、こんな日が来るとは…！」

清水さん：「（赤面） いや、勢いでつい在庫とか言っちゃった……最悪だ……」

でも意外すぎるソロパフォーマンスに、拍手が鳴りやまない。クールな清水さんが見せた珍しい一面に、店内は大歓声となるのだった。

第五幕：宮本店長、まさかのラップで大暴走！？

シーン：フィナーレ直前

最後は宮本店長が締めのあいさつ……かと思いきや、突然リズムのいいトラックが流れ始める。

宮本店長「Yo！ 皆さん今日はありがとう、エレガンスストアにようこそ！カシミアブランケットからハイブランド、どれも素敵だぜコマンダン（謎ワード）！オレは店長、数字に厳しいレンジャー、でも今日はハートでアメージャー（？）！」

スタッフ全員：「えええーーーっ！？」

宮本店長はマイクを握ってノリノリでラップを披露。

• 「売上伸ばせ！ でも心は伸び伸び～♪」

• 「三浦の歌声 杉山の熱唱 清水さんも笑顔～♪」

• 「最高のチームがここにある！ とどけろビートでさらなる高みへGo！」

内容はメチャクチャだが、テンポに乗った店長の姿が面白すぎて、お客様もスタッフも大爆笑。誰が想像しただろう？ 高級デパートの店長がフロアで即興ラップをかますなんて…！

エピローグ：最高の笑いと涙のカラオケイベント

こうして、思いがけない形で幕を閉じた**「エレガンスストア・店内カラオケ大会」**。

• 三浦さんのバラードで杉山さんが号泣するわ、

• 清水さんがまさかの在庫ソングを歌うわ、

• そして宮本店長のラップで店内がカオス状態に――それはまさに“カラオケ大会勃発”の名にふさわしい騒動となった。

閉店後、スタッフルームでは疲れた様子のメンバーがソファにぐったり座っている。

杉山さん：「今日ほど腹筋が痛くなった日はないですよ……。」

清水さん：「まさか私までノリノリになっちゃうとは……恥ずかしい…。」

三浦さん：「でも、お客様からも『楽しかった』って声が聞けて良かったですね。私、うっかり泣かせちゃってごめんなさい…。」

宮本店長：「みんな、お疲れさま！ こんなアットホームなイベントもたまにはいいもんだ。売上より、今日は楽しさが勝ったね。まあ、笑いは最高の接客ツールかもしれない！」

こうして、いつもとは違う盛り上がりを見せたエレガンスストアの一日。高級デパートらしからぬ（？）ハチャメチャカラオケ大会は、スタッフとお客様を笑顔と涙で包み込み、最高の思い出となったのだった。

（終）