「静岡駅前・エレガンスストア物語：春コレクションの秘密と三浦さんの暴走」――静岡駅前の高級ブランドショップ「エレガンスストア」に春の新コレクションが到着！ 先行イベントを控え、天然接客の三浦さんが“暴走招待状”を作りはじめるが、果たしてどうなるのか？ 杉山さんの情熱接客、清水さんの冷静フォロー、そして宮本店長のスマートなまとめが織り成す、笑いとドタバタの一日がいま開幕！―

プロローグ：暴走する招待状作成！？

ある朝、いつものようにゆったりBGMが流れるエレガンスストアで、スタッフ全員が集まる。今回は「2025春コレクション先行イベント」の準備に大忙しだ。

シーン：スタッフルーム

杉山さん（情熱）「よーし、今回の春コレクションはすっごく華やかな色が多いから、絶対に盛り上がるわ！ 顧客様をいっぱい呼びたい！」

三浦さん（天然）「じゃあ、私……山崎様用に、手書きの招待状を作りますね。可愛らしく蝶々とかハートとか、いっぱい描いて…」

杉山さん「ちょ、ちょっと待って！ ハートとか蝶々？ エレガンスストアよ？ そんなポップでいいの？」

清水さん（冷静）「落ち着いて、杉山さん。三浦さんのイラストは確かに独特だけど……顧客様は喜んでくれるかもしれないし、上手くフォーマットに収めれば大丈夫。」

そこで**宮本店長（リーダー）**がにっこり笑いながら言う。「三浦さんの“おっとり感”が山崎様にも伝われば、きっと招待状も特別になるはずさ。じゃ、よろしく頼むよ！」

第一幕：三浦さんの招待状完成、しかし“蝶々”がトラブルを呼ぶ？

シーン：招待状を作成している様子

三浦さんはパステルカラーのペンを握り締め、うきうきと蝶々や花のイラストを描いている。まるで幼稚園の春の壁画のように可愛らしいが、ちょっと子供っぽい？

三浦さん「わあ、素敵……！ 山崎様がこの招待状を見たら、きっと笑顔になってくれるに違いないです～（うっとり）」

杉山さん（横で見て頭を抱えながら）「ちょっと！ そんなに蝶々を増やしてどうするの？ メインの文字が埋まってるじゃない……“ご招待”って文字が、羽の間からチラ見えしかしてないし。」

清水さん「こ、ここをもう少し整えて……よし、フォントを大きくして、蝶々を少し小さくすれば何とか読めるかも。ほら、三浦さん、ここは私が微調整してあげる。」

何だかんだ言いながら調整が進み、最終的に**「ほんわか可愛い＋上品なデザイン」**に仕上がる。こうして山崎様宛の招待状が無事に完成！ だが、だれもまだ、この招待状が騒動を呼ぶとは知らない……。

第二幕：山崎様、来店！ 三浦さん、まさかの“人生が明るくなる”発言

シーン：イベント当日、店内が春の装いで華やか

山崎様（上品な常連マダム）が到着。ドアを開けて入ってくると、三浦さんが満面の笑みで出迎える。

三浦さん「山崎様、いらっしゃいませ～！ 招待状、気に入っていただけましたか？」

山崎様：「ええ、可愛らしい蝶々にハートが散りばめられていて、うふふ、ちょっとびっくりしたけれど素敵だったわ。ありがとう。」

三浦さん：「良かった～！ では、早速こちらの春コレクションのバッグはいかがでしょうか。持つだけで人生が明るくなる気がするんです！」

山崎様：「じ、人生が明るく……？ そんな魔法のようなバッグがあるのかしら？」

清水さん（小声で杉山さんに）：「根拠はまったくなさそうだけど、なんだか山崎様も興味津々ね。…三浦さん、やっぱり“持ってる”わ。」

そして山崎様は、「じゃあそんなに良いなら、一度肩に掛けてみようかしら」と笑顔。いつのまにか購入ムードになっているのだから恐ろしい（？）三浦マジックである。

第三幕：限定アイテム発覚！ 杉山さんが熱血トークでフォロー

シーン：さらに別のバッグを検討する山崎様

山崎様は「もうひとつ限定カラーのバッグがあると伺ったんだけど……」とスタッフに質問。ここで杉山さんがすかさず切り替わる。

杉山さん「山崎様、それは当店でも特にレアなモデルでして……今年の春限定色はこれなんです！ 雑誌にも載った話題作ですよ！」

杉山さんは相変わらず情熱全開で商品説明を始める。素材から縫製、ブランドヒストリーなどを縷々説明しながら、「残り在庫はわずかなんです！」とプッシュ。山崎様は「わあ、それは欲しくなるわね……」とまたもや乗り気。しかしここで思わぬ事態――

シーン：バックヤード

清水さんが在庫を調べると、同じアイテムを狙う別のお客様もいて、「売り切れ寸前かも……」という情報が。もし山崎様に売ると、もう一人のお客様に行き渡らない可能性がある。

清水さん「まずいわ、これ在庫があと1個しかない。…杉山さんがあそこまで盛り上げちゃってるし、どうしよう。」

三浦さん：「ええー！ 山崎様、絶対に欲しいって言いそう……でももう一人も大事な顧客様……困っちゃいましたね。」

第四幕：清水さんの“バッチリ追加発注” と宮本店長のフォロー

シーン：店内での緊迫

山崎様が「私、この限定カラーを買うわ！」と決定しそうな空気が漂う。すると、他のお客様も「私も同じの欲しかったのに……」と不満そうに。

杉山さん（ちょっと焦り）：「ど、どうしましょう……山崎様と他のお客様、両方大切……。」

そこに清水さんが、スマホを握りしめて登場。

清水さん「ご安心ください。さっきメーカーに連絡したら、追加生産分を確保できそうなんです！ 間に合えばあと数日で入荷するって。」

杉山さん：「おお、それで2人とも満足できるってわけね！」

これで一件落着……かと思いきや、お客様が「大丈夫なの？ 本当に間に合うの？」と不安気。そこへ宮本店長が優雅に登場し、場を収める。

宮本店長「ご安心くださいませ、山崎様。当店は“お客様が笑顔でお帰りいただくこと”を最優先にしております。数日後には確実にお渡しできます。もちろん、品質もしっかりチェックいたしますよ。」

山崎様：「あら、ありがとう。そう言ってもらえるなら安心ですわ。」

クライマックス：イベント大成功！ 山崎様の笑顔と三浦さんの余韻

シーン：レジカウンター → お見送り

春コレクション先行イベントが無事終わり、山崎様は購入商品を抱えて満足そう。会計をしながら、スタッフたちに労いの言葉をかける。

山崎様：「三浦さん、あなたの“人生が明るくなる”発言、最初はびっくりしたけど、なんだか楽しかったわ。それに杉山さんの熱意も素晴らしかったし、清水さんも頼りになりました。お店全体が活気にあふれていて、本当に楽しいわね。」

三浦さん（ほっと笑顔で）：「私……とにかく山崎様が喜んでくださって嬉しいです。次の春コレクションもお楽しみに！」

杉山さん：「もっとパワーアップしてお迎えしますから、ぜひ来てくださいね！」

清水さん（フッと小さく微笑む）：「在庫管理はご心配なく。次回はもう少し余裕を見ておきます（笑）。」

宮本店長（最後に深々と頭を下げる）「山崎様、いつもありがとうございます。またお越しいただける日を心よりお待ちしております。」

エピローグ：三浦さんの暴走も愛嬌、チームワークで笑顔満開

閉店後、スタッフルームでは疲れながらも充実した表情がみられる。

• 三浦さん：「ハートとか蝶々とか、結構ぎょうぎょうしい招待状になっちゃったけど、山崎様に喜んでもらえてよかったです～」

• 杉山さん：「やっぱり三浦さんの“天然発言”には敵わないわ。私がゴリゴリ押しても、最終的には笑いを取るのが三浦さんだもん。結果オーライ！」

• 清水さん：「まあ、トラブル（在庫不足）もあったけど、何とか追加分を確保できて大事に至らず……次回はもう少し余裕を持って発注しよう。店長、いいですか？」

• 宮本店長：「もちろんだよ。何より今日のイベントは大成功。みんな、本当にお疲れさま！ お客様が笑顔で帰ってくれた。それが一番の成果だよ。」

スタッフ全員がうなずき合い、ドッと笑い合う。こうして、春コレクション先行イベントは三浦さんの“暴走招待状”から始まったものの、チームワークによって見事に成功に導かれたのだった。

三浦さん：「次はどんなイラストを描こうかな～♪」杉山さん & 清水さん（同時に）：「……ほどほどにね！（苦笑）」

（終）