『神風党、家族省を設置せよ』
- 山崎行政書士事務所
- 2025年7月10日
- 読了時間: 2分

(舞台:永田町・霞が関中央合同庁舎前。風になびく省庁名プレート群。「こども家庭庁」「男女共同参画局」「こども基本法推進室」などの横に、空白の看板スペースが一つだけ光っている。そこに神風党の霊たちが現れる)
ソクラテス(虚空を見つめながら)
「“こども”はある。“福祉”もある。“女性”もある。
では問おう――“家族”は、どこにある?
霞が関のどこに、“家”を司る者がいる?」
アリストテレス(巻物を掲げて)
「国は法を語り、制度を増やした。
だが、家庭という“国の原型”を管理する省庁は未だに存在しない。
“教育”は文科省、“健康”は厚労省、
“生殖”は別立てで論じられ、
“家族”は誰の所管にも属していない。
――それこそ、この国の倫理の空洞である。」
ディオゲネス(怒鳴る)
「夫婦別姓を議論する奴はいても、
“夫婦の責任”を語る省庁はない!
“出産一時金”はあっても、
“家の名を継ぐ覚悟”を育てる機関はない!
バラバラな支援の山に、“家族”は埋葬されている!」
プラトン(鋭く、静かに)
「民主主義の名の下で、
国家は家族に干渉を控えた。
だが、その間に家族は、“誰にも守られない単位”となった。
――ならば我々が提案する。
“家族”を“制度の柱”として建て直すのだ。
省を作れ。名を『家族省』とせよ。」
ピタゴラス(統計グラフを燃やしながら)
「出生数は76万人。婚姻数は戦後最低。
にもかかわらず、“家族支援”の中身はバラバラ。
これはもはや、家庭の崩壊ではない。
“国家による家族概念の解体”だ。」
(遠くから「こども家庭庁のなかに“家庭支援室”がございます」「ジェンダー配慮が必要です」との官製放送)
ソクラテス(声を張る)
「聞け、霞が関の技術官僚たちよ。
“家族”は、調査票ではない。
“家族”は、構造であり、徳であり、記憶の形式である。
それを一室に閉じ込めて、“取り組んでいます”と報告するな!」
アリストテレス(天を指して)
「省とは、“価値を護る砦”だ。
ならば今、設けるべきは、
“出産”“教育”“看取り”までを一つの縦糸で貫く、
“家族の省”である。」
ディオゲネス(壺から飛び出し)
「その名の下に、
“婚姻の責任”を制度化せよ。
“父母の義務”を国是とせよ。
“祖父母の知恵”を政策に活かせ!
――そうでなければ、
国家は“個人の集合体”ではなく、“孤立の集合体”となる!」
プラトン(最後に)
「“家族”を忘れた国は、
“誰にも守られぬ子ども”と、
“誰にも看取られぬ老人”を量産する。
我々は問う――
“この国に、“死にゆく家族”を守る意志はあるのか?”」
ピタゴラス(手帳に書かれた最後の一言を読み上げ)
「家族省を設けよ――
それは、“国家が徳を学び直すための省”である。」
【幕】





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