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柚木駅0分発、死体行き――時刻表は犯人の顔で笑う

※作中の列車時刻・設備・捜査体制は物語上のフィクションです。

 静岡鉄道柚木駅のホームに、雨はまっすぐ降らない。

 夜の灯りに斜めに切られ、線路の銀を叩き、券売機のガラスを震わせ、ホーム端の時刻表を濡らしていく。 その時刻表の前に、女が立っていた。

 彼女の名は桐島恵子。四十二歳。地元の不動産会社に勤める事務員だった。

 彼女はスマートフォンを握ったまま、震える指で画面を見つめていた。

『次の新静岡行きに乗れ。乗らなければ、君の秘密を全員に送る』

 差出人は不明。 ただ、文末に奇妙な署名があった。

――IQ MAX

 ホームの向こうから、列車の前照灯が雨を裂いて近づいてくる。

 桐島は息を呑んだ。 背後で、誰かが笑った。

「時刻表って、すごいだろう?」

 男の声だった。若く、静かで、ぞっとするほど楽しそうだった。

「人間は嘘をつく。時計も狂う。だが時刻表は、人を殺しても黙っている」

 列車が柚木駅へ滑り込む。 ドアが開く。 雨の匂い、ブレーキの焦げた匂い、濡れた鉄の匂い。

 次の瞬間、ホームの監視カメラが白く乱れた。

 午後九時十七分。

 列車が去ったあと、時刻表の足元に桐島恵子は倒れていた。 胸には、赤いマジックで丸をつけられた時刻表の切れ端が置かれていた。

 そこにはこう書かれていた。

 二十一時十七分 柚木発

 そして、裏面には一行。

 一人目。刑事さん、乗り遅れるな。

     *

 清水署刑事課の朝比奈烈は、雨の中、規制線をくぐった。

 名の通り、燃えるような男だった。四十六歳。短く刈った髪、太い首、いつも少し乱れたネクタイ。取り調べより張り込み、会議より現場を信じる刑事で、上からは煙たがられ、下からはなぜか慕われていた。

「清水署の朝比奈です」

 所轄の若い警官が顔を上げる。

「朝比奈さん、今回は静岡中央の管轄じゃ……」

「二人目が清水で出ると予告された。合同だ。細けえことはあとでいい」

 朝比奈はホームに膝をつき、濡れた時刻表の切れ端を見た。

 丸のついた二十一時十七分。 その時刻に列車は確かに柚木駅を出ていた。

 そして、容疑者として真っ先に名前が浮かんだ男には、完璧なアリバイがあった。

 白神零士。

 天才的な交通予測AIを開発した若き実業家。県内の鉄道イベントにも顔を出し、最近では「IQ MAX」という学習アプリの広告で、静鉄の一編成を丸ごとラッピングしていた。車体には、白神自身の涼しい顔と、挑発的なコピーが大きく描かれている。

 凡人の時間を、天才が支配する。IQ MAX

 事件の直前、桐島恵子は白神と揉めていた。 過去の再開発事業をめぐる資料を、彼女が持っていたらしい。

 だが午後九時十七分、白神零士は柚木駅を発車した列車の中にいた。

 防犯カメラに映っていた。 車窓の向こう、彼の顔がこちらを向いていた。 スマートフォンの位置情報も、列車とともに移動していた。 ICカードの記録も、新静岡方面へ乗車したことを示していた。

 朝比奈の隣に、若い女性刑事が立った。

 三枝由梨。清水署刑事課。朝比奈の相棒で、冷静で、よく気がつき、朝比奈の暴走を止める係でもあった。

「白神零士、頭がよすぎますね」

「頭がよすぎる奴は、だいたい心が足りねえ」

「偏見です」

「経験だ」

 由梨は小さく笑った。だが、その笑みはすぐ消えた。

「朝比奈さん。被害者の手、見ました?」

「ああ」

 桐島恵子の右手は、最後まで何かを握ろうとしていた。 指の中には、ちぎれた小さな紙片があった。

 そこには、ひらがなで一文字だけ書かれていた。

 

「ひ……?」

 由梨が呟く。

 朝比奈は雨に濡れたホームを見渡した。

 誰かがここで殺した。 誰かがここで笑った。 そして、その誰かは時刻表を盾に、列車の中から警察を見下ろしている。

 朝比奈は立ち上がった。

「白神を引っ張る」

「でもアリバイが」

「時刻表にアリバイを作らせる奴なんざ、人間の目で崩すしかねえ」

     *

 二人目は、三日後に出た。

 場所は清水区の古い倉庫街。被害者は松浦啓介、五十八歳。かつて鉄道広告の制作会社を経営していた男だった。

 殺害時刻と見られたのは午後十時四分。

 現場の壁には、また時刻表の切れ端が貼られていた。

 二十二時〇四分 柚木発

 その時刻、白神零士はまたも列車の中にいた。

 柚木駅の防犯カメラには、列車の窓越しに白神の顔が映っていた。 しかも今度は、車内の乗客二名が証言した。

「白神さんらしい人が乗っていました」「黒いコートで、窓際に立っていたと思います」「雨でよく見えなかったけど、顔は見ました」

 メディアは騒いだ。

 時刻表連続殺人 天才実業家に完璧アリバイ 警察を嘲笑う“IQ MAX”

 その夜、清水署にメールが届いた。

 件名は、乗車案内

 本文は短かった。

 刑事さん、あなたはまだホームにいる。私はもう次の駅だ。

 朝比奈はパソコンの画面を叩き割りそうな顔をした。

「ふざけやがって」

 由梨が缶コーヒーを差し出す。

「机を壊すと始末書です」

「始末書よりこいつを捕まえる」

「両方やる羽目になりますよ」

 朝比奈は缶コーヒーを受け取り、黙って飲んだ。

 熱い。 苦い。 少しだけ、落ち着いた。

「由梨」

「はい」

「お前、白神をどう見る」

「頭がいいです。自信過剰です。でも……楽しんでいるように見えます」

「ああ」

 朝比奈は唇を噛んだ。

「恨みで殺す奴の目じゃねえ。ゲームだ。自分の作ったルールで、人が死ぬのを見てる」

「でも被害者には共通点があります。十七年前の柚木駅前再開発。桐島は事務、松浦は広告、そして次に狙われるかもしれない人物がいます」

「長尾辰夫」

 由梨が頷く。

 長尾辰夫。元市議。柚木駅周辺の再開発に関わった男。 十七年前、その事業のさなかに、一人の少女が行方不明になっていた。

 白神ひかり。九歳。

 白神零士の妹。

 朝比奈は古い捜査資料の写真を見た。 ランドセルを背負った少女が、駅前の桜の下で笑っている。

 胸の奥が、鈍く痛んだ。

「十七年前、俺は交番勤務だった」

 由梨が顔を上げた。

「え?」

「柚木の近くに応援で出た。行方不明の第一報も聞いた。だが、別の交通事故の処理で手一杯だった。あの子を探すのは、あと回しになった」

「朝比奈さんのせいじゃありません」

「そういう慰めはいらねえ」

 朝比奈は資料を閉じた。

「ただ、白神が俺を選んだ理由は分かった」

     *

 三人目の予告は、朝比奈の携帯に直接届いた。

 長尾辰夫。午前六時三十一分。柚木発。 刑事さん、朝日を見たいなら急げ。

 夜明け前、朝比奈と由梨は柚木駅へ向かった。

 空はまだ群青色だった。 ホームには冷たい風が流れていた。 遠くで列車の接近音が鳴る。

 長尾辰夫は、自宅から姿を消していた。 白神零士の姿はない。

「朝比奈さん」

 由梨がホームの端を指した。

 そこに、小さな男の子がいた。 ランドセルを背負い、傘を持って、時刻表の前に立っている。

「こんな時間に子どもが……?」

 朝比奈は近づいた。

「おい、坊主。どうした」

 男の子は振り向いた。顔は青ざめている。

「おじさん、刑事さん?」

「そうだ」

「これ、渡せって」

 男の子は封筒を差し出した。

 中には写真が一枚。 長尾辰夫が縛られたまま、どこかの暗い部屋に座らされている写真だった。

 裏にはこう書かれていた。

 六時三十一分。列車が来たら、彼は死ぬ。

 朝比奈は男の子の肩を掴んだ。

「誰に渡された」

「黒いコートの人。でも……変だった」

「何が」

「顔が、動かなかった」

 由梨が眉をひそめる。

「動かなかった?」

「窓の中にいた人も、駅にいた人も、同じ顔だった。でも、窓の中の人は、まばたきしなかった」

 その瞬間、朝比奈の中で何かが噛み合った。

 まばたきしない顔。 列車の窓越しに映る白神零士。 IQ MAXの広告ラッピング。 車体に大きく描かれた、白神自身の顔。

 朝比奈はホームに入ってくる列車を見た。

 雨上がりの薄明かりの中、車体側面に白神零士の巨大な顔が貼られている。 窓の位置と広告の顔が重なり、一瞬、まるで白神が車内からこちらを見ているように見えた。

 朝比奈は叫んだ。

「由梨! 防犯カメラの映像、全部見直せ! 顔は車内じゃねえ、車体の外だ!」

「まさか……」

「白神は列車に乗ってねえ。乗ってたのは、白神の顔だけだ!」

 列車が止まる。 ドアが開く。

 朝比奈は車内へ飛び込んだ。 床に黒いバッグが置かれていた。

 中には白神零士のスマートフォン、ICカード、黒いコート。 そして、録音機。

 録音機から、白神の声が流れた。

「気づいたか、朝比奈刑事。すばらしい。凡人にしては、最高の途中駅だ」

 朝比奈はバッグを蹴り飛ばした。

「長尾はどこだ!」

 録音の声は笑った。

「時刻表を読め。発車時刻ではない。到着時刻でもない。君たちが見落とした、もう一つの時刻だ」

 由梨が青ざめた顔でホームの時刻表を見た。

「六時三十一分……柚木発じゃない」

「何?」

「これは公式時刻表じゃありません。切り貼りされています。六時三十一分は、広告ラッピング車両が柚木駅のカメラ前を通過する運用時刻です」

 朝比奈は目を見開いた。

 時刻表ではない。 運用表だ。

 犯人は列車の発着時刻を使っていたのではない。 自分の顔が駅のカメラに映る時刻を使っていた。

 つまり、時刻表アリバイの正体は――

 犯人本人の移動ではなく、犯人の顔の移動だった。

 警察は、顔を見た。 位置情報を見た。 ICカードを見た。 時刻表を見た。

 だが、人間を見ていなかった。

 朝比奈は奥歯を噛みしめた。

「白神……!」

 そのとき、由梨の携帯が鳴った。

 非通知。 彼女が出る前に、スピーカーから白神の声が響いた。

「三枝由梨刑事。君は本当に何も覚えていないんだね」

 由梨の顔から血の気が引いた。

「どういう意味」

「柚木駅。十七年前。雨。赤い傘。白いランドセル。君は、ホームの下で泣いていた」

 朝比奈は由梨を見た。

「由梨?」

 電話の向こうで、白神が囁いた。

「迎えに来たよ、ひかり」

     *

 由梨は膝をつきそうになった。

 頭の奥で、何かが割れた。

 雨の匂い。 線路の音。 誰かが叫ぶ声。 小さな手を引く兄の手。 赤い傘。 暗い場所。 そして、自分の名前。

 ひかり。

「違う……私は三枝由梨……」

 朝比奈が肩を支えた。

「今はそれでいい。立てるか」

 由梨は震えながら頷いた。

 十七年前、白神ひかりは死んだとされた。 だが本当は、駅前再開発をめぐる大人たちの争いに巻き込まれ、事故で記憶を失い、別名で保護されていた。書類は混乱し、関係者は責任を恐れて沈黙した。

 白神零士は、妹が死んだと信じた。 信じたまま、十七年を憎しみで生きた。 そして、その憎しみはいつしか、殺人を楽しむ怪物へ変わった。

 由梨の携帯に、位置情報が送られてきた。

 柚木駅近くの廃ビル。 かつて再開発事務所だった場所。

 朝比奈は走った。 由梨も走った。

 駅前の道は朝焼け前の薄い光に包まれていた。 自転車の高校生、犬を散歩させる老人、パン屋のシャッターを開ける女性。 日常が始まろうとしている。

 その日常の裏で、人が殺されようとしている。

 廃ビルの三階に長尾辰夫はいた。 椅子に縛られ、口を塞がれている。 その横に白神零士が立っていた。

 黒いコート。 整った顔。 冷たい目。

 写真や広告で何度も見た顔だった。 だが本物は、車体に貼られた顔よりもずっと空っぽだった。

「朝比奈刑事。ようやく到着か」

 白神は腕時計を見た。

「遅延だね」

 朝比奈は拳を握った。

「長尾を離せ」

「命令する立場か? 君たちは十七年前、僕の妹を見捨てた。大人たちは隠した。警察は忘れた。時刻表だけが正確だった。あの日、ひかりが最後に見られたのは、柚木発十七時四十二分。その列車が出たあと、世界は妹を消した」

 由梨が一歩前に出た。

「零士……さん」

 白神の目が揺れた。

「その声で呼ぶな」

「私、本当に……?」

「そうだよ。君は白神ひかりだ。僕の妹だ」

 由梨は胸を押さえた。

「じゃあ、あなたは私のために……」

「そうだ。君を殺した連中を、時刻表に乗せて処分した」

「私は生きてる」

 白神の表情が、初めて歪んだ。

「黙れ」

「私は生きてる。だったら、あなたが殺した人たちは何のために死んだの」

「黙れ!」

 白神は長尾の首元に刃物を当てた。

 朝比奈が低く言った。

「白神。お前は妹のために殺したんじゃねえ」

 白神が朝比奈を睨む。

「何?」

「お前は、妹の死を理由にしただけだ。時刻表を組み、警察を騙し、人が怯えるのを見て、楽しかったんだろ」

 白神の口元が震えた。

 そして、笑った。

「そうだよ」

 その笑いは、人間のものではなかった。

「楽しかった。最高だった。警察が顔と数字に踊らされる。被害者が自分の死ぬ時刻を知って震える。列車が一分も遅れず僕のアリバイを運んでくる。こんな美しいゲームがあるか?」

 由梨の目に涙が浮かんだ。

「お兄ちゃん……」

 白神は一瞬、凍りついた。

 その隙に、朝比奈は床を蹴った。

 白神が反応する。 長尾を突き飛ばし、窓際へ逃げる。 朝比奈が追う。 白神は廃ビルの非常階段へ飛び出した。

 朝の風が吹き込む。 階段の鉄板が鳴る。 下には線路。柚木駅のホーム。 ちょうど列車が近づいてくる音がした。

 白神は笑いながら階段を駆け下りた。

「朝比奈刑事! 最後の問題だ!」

 彼は駅へ向かって走る。 朝比奈も追う。

 ホームにはまだ人が少ない。 接近メロディが流れる。 列車の前照灯が近づく。

 白神はホーム端の柵を越えようとした。

「捕まえられるか? 時刻表は待ってくれないぞ!」

「時刻表はな」

 朝比奈は全身で飛びかかった。

「人間は待たせるんだよ!」

 二人はホームに転がった。 白神の肘が朝比奈の頬を打つ。 朝比奈の拳が白神の腹に入る。 白神は細い体に似合わぬ力で暴れ、朝比奈の胸ぐらを掴んだ。

「君みたいな熱血馬鹿に、僕の計算が崩せるわけがない!」

「崩れてんだろうが!」

 朝比奈は白神を床に押さえつけた。

「お前の妹は生きてた! お前のアリバイは広告だった! お前の時刻表は、人の涙ひとつ読めなかった!」

 白神の顔が真っ赤に染まった。

 その瞬間、由梨が駆けつけ、手錠を取り出した。

 白神は彼女を見た。

「ひかり……僕を捕まえるのか」

 由梨は泣いていた。

「私は三枝由梨。刑事です」

 手錠が白神の手首にかかった。

 カチリ、という音が、朝のホームに響いた。

「あなたを、殺人容疑で逮捕します」

 白神はしばらく黙っていた。 やがて、低く笑った。

「陽はまた昇る、か」

 彼はホームの向こう、白み始めた空を見た。

「嫌な世界だ。僕がどれだけ完璧な夜を作っても、朝が来る」

     *

 事件後、柚木駅の時刻表は新しく貼り替えられた。

 IQ MAXのラッピング車両は運用を外され、白神零士の顔は車体から剥がされた。 剥がした跡には、しばらく薄い影が残った。

 桐島恵子も、松浦啓介も、長尾辰夫も、完全な善人ではなかった。 十七年前の事件で、彼らは沈黙し、責任から逃げた。

 だが、殺されていい人間ではなかった。

 白神ひかり――三枝由梨は、正式な戸籍調査と記憶の治療を受けることになった。 彼女は清水署の机に、自分の名前を書いた紙を二枚置いた。

 一枚には、三枝由梨。 もう一枚には、白神ひかり。

「どっちが本当なんでしょうね」

 由梨が言った。

 朝比奈は弁当の蓋を開けながら答えた。

「どっちも本当でいいんじゃねえか」

「雑ですね」

「人間は時刻表じゃねえ。一本の線で決まらねえんだよ」

 由梨は少しだけ笑った。

 その笑顔を見て、朝比奈は胸の奥が静かに痛むのを感じた。

 救えなかった人間がいる。 止められなかった死がある。 正義が勝ったなどと、簡単には言えない。

 白神零士は取調室で、最後まで笑っていたという。 自分の敗北すら、どこか楽しんでいるように。

 怪物は捕まった。 だが、怪物を生んだ沈黙は、まだ街のどこかに残っている。

 数日後の朝、朝比奈は柚木駅のホームに立った。

 始発後の空は澄んでいた。 線路の向こうから、柔らかい陽が差し込んでくる。

 駅員が時刻表を拭いていた。 小学生が眠そうにあくびをしていた。 パン屋の袋を抱えた老人が、ベンチで列車を待っていた。

 何もなかったように、街は動き出す。

 それが残酷だと思った。 それでも、ありがたいとも思った。

 由梨が隣に立った。

「朝比奈さん」

「ん?」

「次の列車、乗りますか」

 朝比奈は時刻表を見た。

 新清水行き。 六時五十七分。

「乗るさ」

 列車が近づいてくる。

 もう、白神の顔はそこにない。 窓にはただ、朝日に照らされた街が映っていた。

 むなしさも、絶望も、消えるわけではない。 死者は戻らない。 壊れたものは、元通りにはならない。

 それでも列車は来る。 人は乗る。 朝は来る。

 柚木駅のホームに、陽が昇った。

 
 
 

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