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カスハラ対策『カウンターの向こう側』

  • 山崎行政書士事務所
  • 9月19日
  • 読了時間: 2分


登場人物

  • 佐藤店長:冷静で責任感が強い。

  • 高橋(新人スタッフ):不安げだが誠実。

  • 山田(お客様):要求がエスカレートしがちな「カスハラ役」。

  • 中村(本部担当者):冷静に状況を俯瞰し、サポートする立場。

シーン1:クレームの始まり

(店舗カウンター。お客様が声を荒げる)

山田「なんでこんな簡単なこともできないんだ!責任者を呼べ!」高橋(動揺しながらも)「お客様、不便をおかけして申し訳ございません。店長をお呼びしますね」

シーン2:エスカレートする要求

佐藤店長「失礼いたしました。ご事情をお伺いします」山田「ただ謝ればいいってもんじゃない!今すぐ全額返金しろ!」

(ナレーション)👉 ここで重要なのは「過剰要求と正当要求の線引き」。企業として対応できる範囲を明確に伝える必要があります。

シーン3:組織で守る

佐藤店長「ご要望は確認いたしますが、規定以上の対応はできません。本部にも確認しますので、少々お待ちください」(インカムで中村に連絡)中村「その内容は規定外です。毅然と対応してください。録音と記録も開始しましょう」

シーン4:毅然とした対応

佐藤店長(落ち着いた声で)「お客様のご要望のうち、返金は規定の範囲で対応可能です。ただし脅迫的な言動はご遠慮いただきます」山田(少しトーンを下げる)「……そうか」

シーン5:スタッフの安心

高橋「店長がすぐ対応してくれて助かりました。記録も残せるんですね」佐藤店長「そう。私たちが個人で背負う必要はない。組織で守ることが大事なんだ」

エンディング・ナレーション

「カスタマーハラスメントは、個人ではなく組織で対応する問題。記録・規定・連携で、働く人を守りながらお客様に誠実に向き合う。これが、私たちのルールです。」

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