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はじめに(当ブログについて)
山崎行政書士事務所は、
事業の「はじめる」「続ける」「育てる」各段階で生じる
法律・手続きに関する課題をサポートする行政書士事務所です。
許認可申請、契約書の作成・チェック、各種相談、
個人情報保護への対応、事業承継、知的財産の登録支援など、
事業者の皆さまが直面しやすい幅広いテーマを取り扱っています。
新規開業や事業拡大の場面で避けて通れない
行政手続きや法規制について、
専門的な知識と実務経験をもとに支援しています。
当ブログの位置づけについて
当ブログでは、
動画や記事を通じて 山崎行政書士事務所の考え方や取り組みを
できるだけ分かりやすくご紹介しています。
また、
理解を深めていただく目的で、
小説・フィクション形式の記事も掲載しています。
そのため、
一部の記事には 実際の事例とは異なる表現や
創作的な内容が含まれる場合があります。
あらかじめご了承下さい。
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一般的な情報提供を目的としたものであり、
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具体的な判断や対応が必要な場合は、
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山崎行政書士事務所物語(コメディ小説)第5話「内容証明は感情を運ばない」※本作はフィクションです。登場人物
・出来事は創作であり、手続や書類に関する描写は一般的な範囲の表現です。個別の案件は事情により必要書類・手順が変わります。作中の表現は特定の案件の結論を示すものではありません。 ホワイトボードの右上に、駅名ステッカーが四枚。 『新静岡』 、 『日吉町』 、 『音羽町』 、 『春日町』 。 その横に、赤字で書かれた時刻。 14:15 さらに、その下には、プリンターが勝手に吐き出した「名言(※当事務所判断)」が貼ってある。 『それ、残ってない。』『でも、残せる。』『要件定義、未完。』『MVPで、勝つ。』 「先生……これ、壁が強くないですか?」 ゆいが、ポスター筒を抱えたまま言った。壁の言葉が、だんだん人格を持ってきている。 「強いね。けど、真理も混ざってる」 みおが付箋を貼る。 (① 内容証明) 「今日は“言葉の修羅場”です」 「言い方」 さくらが、机の上に一枚の紙束を置いた。置いた瞬間、紙が怒っているように見える。見えるだけ。たぶん。 「先生。今日の依頼者、文章が……熱いです」 りなががPCを立ち上げながら言う。 「先生、熱い文章って、なんか“いい話
山崎行政書士事務所
2月8日読了時間: 7分


山崎行政書士事務所物語(コメディ小説)シーズン2 第12話(最終話/通算第24話)
「越境の結論:残るのは運用、そして紙詰まり」 ※本作はフィクションです。登場人物・出来事は創作です。※越境データ、委託、監査、契約等に関する描写は一般的な範囲の表現であり、特定案件の結論や可否を断定するものではありません。必要に応じて弁護士等の専門家と連携してください。 ホワイトボードの右上は、もう“壁”ではなかった。 越境案件の墓標 だった。いや、墓標は言い過ぎだ。 運用の地層 だ。 シーズン1(静鉄全駅)と、シーズン2(概念&リージョン)が混ざり、貼られた単語が世界を作っている。 Tokyo / Singapore / UTC / Zulu / Unicode / NFC(タッチしない方) / SDS / GHS / DPA / SLA / Subprocessor / RACI / Residency / Routing / Japan East / Japan West / West Europe / East US / Australia East / Access Control / Identity Proofing / Table
山崎行政書士事務所
2月8日読了時間: 8分


山崎行政書士事務所物語(コメディ小説)シーズン2 第11話(通算第23話)
「14:15Zの正体:Zは“ズ”じゃない」 ※本作はフィクションです。登場人物・出来事は創作です。※時刻・タイムゾーン・監査・運用に関する描写は一般的な範囲の表現であり、特定案件の手続や結論を断定するものではありません。 ホワイトボードの右上は、もう“世界の設計図”だった。リージョン、概念、境界、責任――全部が一枚の壁に乗っている。 そして、その中心にあるのは――時刻。 14:1514:1514:15Z ゆいが壁を見上げて、遠い目で言った。 「先生……Zはズじゃないって、もう分かりました。でも…なんで“14:15”なんですか」 山崎先生は、笑って誤魔化せない種類の質問だと悟った。 「うん。そこだね。今日は“Zはズじゃない”の先に行く回だ」 さくらが、机の上に封筒を置いた。差出人なし。角に時刻だけ。 14:15Z 「先生。今日は、これです」 りながが、反射で言いかけて止まる。 「ズ…(ズじゃない)…!」 みおが、儀式のように付箋を貼る。 (① 14:15Z)(② 起源)(③ 基準)(④ “誰が決めた”)(⑤ 証跡) あやのが、にこやかに頷いた。..
山崎行政書士事務所
2月8日読了時間: 7分


山崎行政書士事務所物語(コメディ小説)シーズン2 第10話(通算第22話)「“データの旅路”と“責任の旅路”は別」
※本作はフィクションです。登場人物・出来事は創作です。※委託・契約・越境データ・監査に関する描写は一般的な範囲の表現であり、特定案件の法的結論を断定するものではありません。必要に応じて弁護士等の専門家と連携してください。 ホワイトボードの右上は、もはや“壁”ではない。 境界線の集合体 だ。 シーズン2の概念ステッカーとリージョンが増え、見るだけで脳が運用する。 Tokyo / Singapore / UTC / Zulu / Unicode / NFC(タッチしない方) / SDS / GHS / DPA / SLA / Subprocessor / RACI / Residency / Routing / Japan East / Japan West / West Europe / East US / Australia East / Access Control / Identity Proofing / Tabletop / Comms その隣に、みおの赤字が三段積み。 14:1514:1514:15Z 壁の半分にはプリンターの勝手な“正
山崎行政書士事務所
2月8日読了時間: 8分


山崎行政書士事務所物語(コメディ小説)シーズン2 第9話(通算第21話)「インシデント演習:本番より怖い(第2弾)」
※本作はフィクションです。登場人物・出来事は創作です。 ※インシデント対応・監査・委託管理に関する描写は一般的な範囲の表現であり、特定案件の法的結論や対応の可否を断定するものではありません。必要に応じて弁護士等の専門家と連携してください。 ホワイトボードの右上は、もはや“貼り物”ではなく世界の運用ログだった。 シーズン1の駅名に、シーズン2の概念とリージョンが増え、壁が「広いのに狭い」という矛盾を抱えている。 Tokyo / Singapore / UTC / Zulu / Unicode / NFC(タッチしない方) / SDS / GHS / DPA / SLA / Subprocessor / RACI / Residency / Routing / Japan East / Japan West / West Europe / East US / Australia East / Access Control / Identity Proofing その隣に、みおの赤字が三段積み。 14:15 14:15 14:15Z 壁の半分には、プリ
山崎行政書士事務所
2月8日読了時間: 10分


山崎行政書士事務所物語(コメディ小説)シーズン2 第8話(通算第20話)「草薙、工場に降臨:入門証の写真規格で死ぬ」
※本作はフィクションです。登場人物・出来事は創作です。※工場入構・入館証等の運用は施設ごとに異なります。作中の記載は一般的な範囲の表現で、特定の手続・法的結論を断定するものではありません。 ホワイトボードの右上は、もう**世界地図の“凡例”**になっていた。シーズン2のリージョン増殖で、壁が若干、悲鳴を上げている。 Tokyo / Singapore / UTC / Zulu / Unicode / NFC(タッチしない方) / SDS / GHS / DPA / SLA / Subprocessor / RACI / Residency / Routing / Japan East / Japan West / West Europe / East US / Australia East その隣に、みおの赤字が三段積み。 14:1514:1514:15Z 壁の半分には、プリンターの“勝手に監査メッセージ”。 『A brochure is not evidence.』『Looks professional is not a control.』『D
山崎行政書士事務所
2月8日読了時間: 10分


山崎行政書士事務所物語(コメディ小説)シーズン2 第7話(通算第19話)
「リージョンステッカーが増殖する日」 ※本作はフィクションです。登場人物・出来事は創作です。※越境データや委託・契約に関する描写は一般的な範囲の表現であり、特定案件の法的結論を断定するものではありません。必要に応じて弁護士等の専門家と連携してください。 ホワイトボードの右上は、もう“掲示板”というより 運用の供養棚 だった。 シーズン1(静鉄全駅)のステッカーに、シーズン2の概念が乗って、さらに増殖している。 Tokyo / Singapore / UTC / Zulu / Unicode / NFC(タッチしない方) / SDS / GHS / DPA / SLA / Subprocessor / RACI その隣に、みおの赤字が“時間軸”として鎮座している。 14:1514:1514:15Z 壁の半分には、プリンターの“勝手に監査メッセージ”が貼られていた。 『A brochure is not evidence.』『Looks professional is not a control.』『Z means UTC. “ズ” is not a
山崎行政書士事務所
2月8日読了時間: 8分


山崎行政書士事務所物語(コメディ小説)シーズン2 第6話(通算第18話)
「委託先に“証跡ください”と言う勇気」 ※本作はフィクションです。登場人物・出来事は創作です。※契約・監査・委託管理に関する描写は一般的な範囲の表現であり、特定案件の法的結論を断定するものではありません。必要に応じて弁護士等の専門家と連携してください。 ホワイトボードの右上は、もう“地図”ではない。 世界の状態監視パネル に近い。 シーズン1(駅名)に加えて、シーズン2の概念ステッカーが並ぶ。 Tokyo / Singapore / UTC / Zulu / Unicode / NFC(タッチしない方) / SDS / GHS / DPA / SLA その隣に、みおの赤字が三段積み。 14:1514:1514:15Z 壁の半分には、プリンターの“勝手に監査メッセージ”。 『Looks professional is not a control.』『紙はWORM。人間はリライト。だから履歴を残せ。』『Z means UTC. “ズ” is not a time zone.』 ゆいが壁を見上げて、遠い目で言った。 「先生……これ、ブログじゃなくて、も
山崎行政書士事務所
2月8日読了時間: 9分


山崎行政書士事務所物語(コメディ小説)シーズン2 第5話(通算第17話)「英文契約の“それっぽさ”が一番危険」
※本作はフィクションです。登場人物・出来事は創作であり、手続や書類に関する描写は一般的な範囲の表現です。※作中で契約や条文に触れる場面がありますが、特定の契約の適否や法的結論を断定するものではありません。必要に応じて弁護士等の専門家と連携してください。 ホワイトボードの右上は、もはや“世界の掲示板”だった。駅名ステッカー(シーズン1)に、リージョン&概念(シーズン2)が混ざり、視界が忙しい。 Tokyo / Singapore / UTC / Zulu / Unicode / NFC(タッチしない方) / SDS / GHS その横に、みおの赤字が増殖している。 14:1514:1514:15Z さらに壁の半分を占領する、プリンターの煽り紙。 『Z means UTC. “ズ” is not a time zone.』『NFC is not contactless here.』『紙はWORM。人間はリライト。だから履歴を残せ。』 ゆいが壁を見上げて、遠い目で言った。 「先生……もう“事務所の壁”じゃなくて、“監査の壁”ですよね」 「壁が監査官にな
山崎行政書士事務所
2月8日読了時間: 8分


山崎行政書士事務所物語(コメディ小説)シーズン2 第4話(通算第16話)「SDSバインダーの圧:化学メーカーの紙が強い」
※本作はフィクションです。登場人物・出来事は創作であり、手続や書類に関する描写は一般的な範囲の表現です。個別の案件は事情により必要書類・手順が変わります。本作は特定の事案の結論や可否を断定するものではありません。 ホワイトボードの右上は、もはや「地図」でも「掲示」でもなく、 世界の縮図 になっていた。静鉄の駅名がずらり。その横に、シーズン2で増えたリージョンと概念ステッカー。 TokyoSingaporeUTCZuluUnicodeNFC(タッチしない方) そのすぐ横に、みおの赤字が増殖している。 14:1514:1514:15Z そして、壁の半分に貼られたプリンターの煽り紙。 『Z means UTC. “ズ” is not a time zone.』『NFC is not contactless here.』『残るのは仕様。』 ゆいが壁を見上げて、遠い目で言った。 「先生……この事務所、だんだん“国際規格”みたいになってません?」 「国際規格は悪くない。でも、壁でやるものじゃない」 さくらが机の上を指差す。 「先生。今日は机の耐荷重を確認して
山崎行政書士事務所
2月8日読了時間: 7分


山崎行政書士事務所物語(コメディ小説)シーズン2 第3話(通算第15話)「ローマ字表記ゆれ選手権:同じ人が3人いる」
※本作はフィクションです。登場人物・出来事は創作であり、手続や書類に関する描写は一般的な範囲の表現です。個別の案件は事情により必要書類・手順が変わります。本作は特定の事案の結論や可否を断定するものではありません。 ホワイトボードの右上は、もう完全に“地図”と“呪文”の複合体だった。シーズン1の駅名ステッカーがずらり、その隣にシーズン2のリージョン。 TokyoSingaporeUTCZulu そして、みおが赤字で書いた、増殖した時刻。 14:1514:1514:15Z ゆいが、壁を見上げて遠い目をした。 「先生……壁が国際化したのに、圧が増してません?」 「国際化すると、圧も多言語対応になるんだよ」 りながが、前回のプリンター紙を指さした。英語の煽りが、堂々と貼られている。 『Z means UTC. “ズ” is not a time zone.』 「先生……ズが否定される世界線、つらいです」 「ズに感情移入するな」 さくらが、机の上のファイルを置いた。置き方が、今日も嫌な予感でできている。 「先生。今日の相談、 名前 です」 山崎先生が眉を上
山崎行政書士事務所
2月8日読了時間: 8分


山崎行政書士事務所物語(コメディ小説)シーズン2 第2話(通算第14話)「14:15は誰の14:15?タイムゾーン地獄」
※本作はフィクションです。登場人物・出来事は創作であり、手続や書類に関する描写は一般的な範囲の表現です。個別の案件は事情により必要書類・手順が変わります。本作は特定の事案の結論や可否を断定するものではありません。 ホワイトボードの右上は、もはや“地図”じゃなかった。シーズン1の駅名ステッカーに加えて、シーズン2のリージョンが貼られ始めている。 TokyoSingapore その横には、みおが赤字で追記した謎のメモ。 14:1514:1514:15Z(NEW) 「先生……時刻が三種類になりました」 りながが、真顔で言った。いつもはテンション担当の彼女が、今日だけは真顔だ。 「うん。世界が広がると、時刻が増えるんだよ」 さくらがプリンターを一瞥する。プリンターは静かだ。静かな機械ほど怖い。 みおが、机の上に付箋を並べ始めた。儀式が始まる。 (① タイムゾーン)(② UTC)(③ 14:15Z)(④ 仕様)(⑤ ズレ=障害) 「先生。今日は“時差”です。時差を甘く見ると、全員が死にます」 「死ぬの多いなぁ」 あやのが、にこやかに頷いた。...
山崎行政書士事務所
2月8日読了時間: 8分


シーズン2 第1話「封筒の中身は世界線:海外データが来た」
※本作はフィクションです。登場人物・出来事は創作であり、手続や書類に関する描写は一般的な範囲の表現です。個別の案件は事情により必要書類・手順が変わります。本作は特定の事案の結論や可否を断定するものではありません。 ホワイトボードの右上には、静鉄全駅制覇の証が貼られていた。ズラリと並ぶ駅名ステッカー。その横には、二重に書かれた呪文。 14:1514:15 そして壁の半分を占領する、プリンターの“勝手に名言コーナー”。 『残ってるか。』『運用だ。』『ズレは障害。』 ……などなど。 ゆいが壁を見上げて、泣き笑いみたいな声で言った。 「先生……シーズン1、終わったのに、壁が終わってないです」 「壁は終わらないよ。反省は続く」 さくらが、机の端を指して言った。 「先生。あれ、封印しましたよね」 そこには、透明ケースのUSBが鎮座している。黒い文字で。 USB『空』 みおが即答した。 「封印しました。机の上に置くのは、封印じゃありません。展示です」 「展示って言うな」 りながが、USBを見てうっとりした顔をする。 「でも…“空”って、ロマンありますよね」 「
山崎行政書士事務所
2月8日読了時間: 7分


山崎行政書士事務所物語(コメディ小説)第12話(最終話)「静鉄沿線、全駅制覇。…そして紙詰まり」
※本作はフィクションです。登場人物・出来事は創作であり、手続や書類に関する描写は一般的な範囲の表現です。個別の案件は事情により必要書類・手順が変わります。本作は特定の事案の結論や可否を断定するものではありません。 ホワイトボードの右上。駅名ステッカーは十一枚で止まっていた。 『新静岡』『日吉町』『音羽町』『春日町』『柚木』『長沼』『古庄』『県総合運動場』『県立美術館前』『草薙』『御門台』 その隣に、みおが赤字で書いた呪文は相変わらず二重。 14:1514:15 そして壁の下半分を占領している、プリンターの「勝手に名言コーナー」。 『それ、残ってない。』『でも、残せる。』『要件定義、未完。』『MVPで、勝つ。』『句読点は、平和。』『空でも、フォルダは残る。』『クラウドは場所じゃない。運用だ。』『犯人:テープ。証跡:印。』『監査で聞かれるのは、“やったか”じゃない。“残ってるか”だ。』『正体:草薙。趣味:フィギュア。未解決:印影。』 ゆいが壁を見上げて、力なく笑った。 「先生……壁が、最終話っぽく総集編してますね」 「壁が総集編し始めたら、だいたい終
山崎行政書士事務所
2月8日読了時間: 9分


山崎行政書士事務所物語(コメディ小説)第11話「謎のフィギュアコレクター、正体判明」
※本作はフィクションです。登場人物・出来事は創作であり、手続や書類に関する描写は一般的な範囲の表現です。個別の案件は事情により必要書類・手順が変わります。本作は特定の事案の結論や可否を断定するものではありません。 ホワイトボードの右上には、駅名ステッカーが十枚。地図が、だいぶ「意志」を持ってきた。 『新静岡』『日吉町』『音羽町』『春日町』『柚木』『長沼』『古庄』『県総合運動場』『県立美術館前』『草薙』 その隣に、みおが赤字で書いた呪文は相変わらず二重。 14:1514:15 ゆいが、壁を見上げて遠い目をした。 「先生……駅名と時刻が並ぶ行政書士事務所、普通に怖いですよね」 「怖いのは事務所じゃない。偶然が重なる現象だ」 さくらが、机の上のファイルを指でトントン叩いた。 「先生。今日、来週の監査に向けて“最終整備”です」 りながが即座に反応する。 「証跡整備!ログ!権限!棚卸し!」 みおが、淡々と付箋を貼る。 (① 本番前)(② 最終整備)(③ “残ってるか”) あやのが、ゆっくり笑った。 「みんな、胃が縮んでますね」 山崎先生が頷く。 「縮んでる
山崎行政書士事務所
2月7日読了時間: 8分


山崎行政書士事務所物語(コメディ小説)第9話「昼休みトラップと、ポスター貼り替え犯」
※本作はフィクションです。登場人物・出来事は創作であり、手続や書類に関する描写は一般的な範囲の表現です。個別の案件は事情により必要書類・手順が変わります。本作は特定の事案の結論や可否を断定するものではありません。 ホワイトボードの右上には、もう駅名ステッカーが八枚並んでいる。 『新静岡』『日吉町』『音羽町』『春日町』『柚木』『長沼』『古庄』『県総合運動場』 その隣に、みおが赤字で書いた呪文が、二重に増えている。 14:1514:15 「先生……時刻が二重って、どういう仕様ですか?」 りなが、真顔で聞いた。 「仕様じゃない。現象だ」 さくらが淡々と言う。 「先生。今日の外出、昼休みを避けます」 「うん。今日は避ける」 みおが付箋を貼る。貼り方が儀式。 (① 昼休み回避)(② 受付時間)(③ 原本)(④ 時刻整合) 「先生、今日は“昼休みトラップ”に勝ちます」 ゆいがポスター筒を抱えたまま、変なテンションで言った。 「勝利条件は“差し戻されない”でしたよね!」 「勝利条件を増やすな」 机の端には、例のUSB。 透明ケース、黒文字で 「空」 。 さくら
山崎行政書士事務所
2月7日読了時間: 7分


山崎行政書士事務所物語(コメディ小説)第8話「委任状が未来から来た」
※本作はフィクションです。登場人物・出来事は創作であり、手続や書類に関する描写は一般的な範囲の表現です。個別の案件は事情により必要書類・手順が変わります。本作は特定の事案の結論や可否を断定するものではありません。 ホワイトボードの右上。駅名ステッカーが七枚、きっちり並んでいる。 『新静岡』『日吉町』『音羽町』『春日町』『柚木』『長沼』『古庄』 その隣に、みおが赤字で書いた呪文。 14:15 そして、その下に「プリンターの勝手に名言コーナー」。もう、壁がうるさい。 『それ、残ってない。』『でも、残せる。』『要件定義、未完。』『MVPで、勝つ。』『句読点は、平和。』『空でも、フォルダは残る。』『クラウドは場所じゃない。運用だ。』 ゆいが壁を見上げて、ぽつりと言った。 「先生……壁が“人格”持ち始めてません?」 「持ってない。持ってるのは反省」 さくらが、机にファイルを置いた。置き方が、完全に“嫌な予感”のそれだ。 「先生。今日は 委任状 です」 りながが、反射で言った。 「委任状!昨日の“原本がプリンターに人質”の続編ですか!?」 「続編にしないで」
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2月7日読了時間: 8分


山崎行政書士事務所物語(コメディ小説)第7話「クラウド移行は、書類より人が重い」
※本作はフィクションです。登場人物・出来事は創作であり、手続や書類に関する描写は一般的な範囲の表現です。個別の案件は事情により必要書類・手順が変わります。本作は特定の事案の結論や可否を断定するものではありません。 ホワイトボードの右上。駅名ステッカーが、もう六枚。 『新静岡』『日吉町』『音羽町』『春日町』『柚木』『長沼』 その横に、みおが赤字で書いた呪文。 14:15 さらにその下、プリンターの“勝手に名言コーナー”。 『それ、残ってない。』『でも、残せる。』『要件定義、未完。』『MVPで、勝つ。』『句読点は、平和。』『空でも、フォルダは残る。』 そして机の上には、例のUSB。透明ケース。黒文字。 「空」 ゆいが壁とUSBを交互に見て、ぽつりと言った。 「先生……事務所の空気、だんだん“セキュリティ研修”みたいになってません?」 「いいじゃない。研修は必要だよ」 さくらが、いつもの無表情で言う。 「先生。 未知のUSBは刺しません 」 りなが、口を尖らせた。 「でも…“空”ですよ?空なら安全じゃないですか?」 みおが即答した。 「“空”が安全なら
山崎行政書士事務所
2月7日読了時間: 9分


山崎行政書士事務所物語(コメディ小説)第6話「ペットと名義と、飼い主のうっかり」
※本作はフィクションです。登場人物・出来事は創作であり、手続や書類に関する描写は一般的な範囲の表現です。個別の案件は事情により必要書類・手順が変わります。本作は特定の手続の結論や可否を断定するものではありません。 ホワイトボードの右上に、駅名ステッカーが五枚並んでいる。 『新静岡』、『日吉町』、『音羽町』、『春日町』、『柚木』。 その横に、みおが赤字で書いた謎の時刻。 14:15 そして、その下。 プリンターが勝手に印刷した“人生に効く言葉”が、じわじわ増殖している。 『それ、残ってない。』 『でも、残せる。』 『要件定義、未完。』 『MVPで、勝つ。』 『句読点は、平和。』 ゆいが壁を見上げて、ぽつりと言った。 「先生……事務所の壁、だんだん宗教みたいになってません?」 「宗教じゃない。反省会だ」 さくらが、いつもの顔で机にファイルを置いた。 置かれた瞬間、紙が“毛”に見えるのは気のせいだろうか。 「先生。今日の相談、ペットです」 りながが目を輝かせた。 「ペット!?癒し回ですね!」 みおが付箋を貼る。 (① ペット)
山崎行政書士事務所
2月7日読了時間: 8分


山崎行政書士事務所物語(コメディ小説)第4話「事業目的50連発:定款ポエム事件」
※本作はフィクションです。登場人物・出来事は創作であり、手続や書類に関する描写は一般的な範囲の表現です。個別の案件は事情により必要書類・手順が変わります。 ホワイトボードの片隅に、駅名ステッカーが三枚並んでいる。 『新静岡』 、 『日吉町』 、 『音羽町』 。 そのすぐ横に、みおが赤字で書き残した呪文。 14:15 そして、その下に――プリンターが勝手に印刷した煽り紙。 『それ、残ってない。』『でも、残せる。』 「先生、これ…貼っておくんですか?」 りなが、引きつった笑顔で聞いた。 「貼る。事務所の戒めとして」 「戒めが増えると、壁が足りませんよ」 「壁が足りないのは、だいたい現場と同じだね」 さくらが、机の上に今日のファイルを置いた。置き方が、もう“良くないニュース”のそれだ。 「先生。今日は… 目的 です」 「目的?」 みおが付箋を一枚、追加する。 (① 目的) 「法人化っぽい相談です。事業目的が…多い」 「多い、程度にもよるけど」 さくらは、息を吸って吐くみたいに言った。 「 50 です」 「多いね」 ゆいがポスター筒を抱えたまま、キラキラ
山崎行政書士事務所
2月7日読了時間: 7分

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